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2006年05月12日
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カテゴリ: 健康的に生きる
 テレビをはじめ、各新聞でもメタボリックシンドロームが大きく取り上げられています。前回も書いたように、この症候群の定義としてウエスト(腹囲)が男性で85cm以上、女性で90cm以上というのがありますが、この条件はある意味問題があります。

 確かに、このウエスト以下の人にはいわゆる目に見える生活習慣病の兆候が出ていないケースが多いのです。しかし、反面こうした体格の人でも脳梗塞や心筋梗塞で倒れる人、糖尿病を患っている人などはたくさんいます。

 わたしは、誰が見ても、もちろん本人も、マズいのではないかと思うような体であれば、あとは本人次第だと思うのです。

 「何とかしないと」と思っている人にはできる限りのアドバイスをしたいと思います。

 しかし、自覚を持ちながら何もせずに「何とかなる」と根拠のない希望的観測をして何もしない人もいます。こういう人には、残酷なようですが、「どうにかなるはずがないのに…」と思いつつ、「まあ、本人の人生だから…」と考えてしまいます。


●条件に合致しながら放置しておくと…

 わたしの知り合いでも、メタボリックシンドロームの基準に合致している人がいます。この人は好き嫌いが激しく、野菜はほとんど食べません。その点は何回か指摘したこともありますが、食生活が改善する兆候はありませんでした。実はこの人は健康関連の業界にいたこともあり、断片的な知識は結構あります。しかし、自分に対しては甘かったのです。

 さて、数年前ですが、彼は突然心筋梗塞の発作に襲われました。救急車で病院に行くまでに何回か心臓が止まりかけたというほどの重傷でした。しかし、連れて行かれた救急病院がよかったのでしょうか、しばらくはICU(集中治療室)にいることになりましたが、なんとか一命を取り留めました。その後バイパス手術も成功して今ではとりあえず通常の生活ができるまでに回復しています。

 この例でもわかるように、明らかなメタボリックシンドロームの兆候を持っている人は、 ほぼ間違いなく生活習慣病で大変なことになります そのまま命を落とすということも十分に考えられます。

 もしあなたがメタボリックシンドロームの条件に合致しているとしたら、そして生活習慣病で命を落としたくなかったら、今すぐにも根本的にライフスタイルを変えていかなければなりません。決して楽ではありません。しかし、慣れてくれば、以前が如何にひどい生活だったのかがわかるようになるはずです。そしてそのころにはその生活が当たり前となり、もちろん辛いということはなくなるはずです。


●条件に合致していないからと安心した人へ

 太っていないから、ダイエットしているから大丈夫と思っている人は多いでしょう。しかし、本当に大丈夫なのでしょうか?

 わたしがよく例を挙げるタレント学者のK氏のことを考えてみましょう。

 K氏は自他共に認めるいわゆる「健康オタク」でした。食生活にも十分気をつけ、サプリメントも摂っていました。もちろん適度な運動もやっていました。毎年大病院で健康チェックのための検査入院もやっていたのです。

 しかし、彼は検査入院の最終日に脳梗塞の発作で倒れました。一時は車いすの生活を覚悟しましたが、必死のリハビリと優れた 血栓溶解物質との出会いがあって、今ではゴルフができるまでに回復しています。大学教授としての仕事にも復帰できています。

 K氏が確かテレビ番組で発言していましたが、たとえ回復したといっても非常に悔やんでいるとのことでした。この発作によってきっと何億、いや何十億という脳細胞が死んでしまったはずです。そこに蓄えられた情報は永久に失われてしまったはずです。

 幸い日常生活には問題ないし、学者としても一応は働けますが、きっとこの死んだ脳細胞が生きていれば可能であった何かができなくなっているはずで、それが残念で仕方がない。なぜ、健康についてオタクではなくもっと現実的に考えてできることを実行しなかったのか。それが悔やんでも悔やみきれないということでした。

 発病以前、K氏はもちろん一見すれば全くの健康体でした。病院の検査入院でも異常は全くありませんでした。



 これに関して書き出すといよいよ長くなってしまいそうです。続きはまた別の機会にしましょう。


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最終更新日  2006年05月12日 07時59分34秒
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