どうせなら元気で楽しい方がいいよね

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2008年09月17日

脳裏に焼きつく（悲）

(10)

テーマ：心のままに独り言(8844)

カテゴリ：がんばる。

この冬に２回の手術を終え

１年半前から同居してます。

痛みがいつまでもあって
なかなか元気になれなかったけど

ここ数か月、
ボチボチと地域の民生委員の仕事を始めました。

民生委員ってわかりづらくないですか？
一言でいうなら、地域のお世話役です。

対象はすべての住民です。

が、なかでもお年寄りのお世話が多いみたいですよ。
お祝い品や公営施設の券、タクシー券等を届けたり
お食事会を開いたり、先日は敬老の日のお祭りをしました。

イベントがないときは
訪問して様子伺いやおしゃべりの相手もします。

ここからは、ちょっとリアルになります。
つまり、そーいうことになります。
スルーされてオッケイです。

先日。
数日電話してもでないおばあさんが居て

家に行ってもやはり留守で・・・。

そのおばあさんは働きにも行ってるしっかりした方。
特に変な心配はしてなかった。

でも。
窓が開いてカーテンがペラペラしてたそうです。

そこにはおばあさんらしき人が横になってました。
虫だかウジだかがたくさんたかってたそうです。

まだ夏の温度ですからね腐敗の進行は
たまったもんじゃありません。

死後１０日か？？？

ウチの母親は腰が抜けそうになり
もう何がなんだかパニックになって
役所の担当者に電話したそうですが

「落ち着いてください」を連発されたみたい。

それだけ何を言ってるのかわからなかったのでしょう。

そりゃそーだよ！

母親は自動的に「第一発見者」であり「容疑者」・・
と、まではいかないだろうが、
でも一応ドラマ（と同じに考えるな！）の流れではそういうことだから（笑）
取り調べを受けたそうです。

こっちの警察にも
またあっちの警察にも
むこうの警察にも。

同じことを聞かれたそうです。
（酷だよな～）

ズレがないので「白」な母親。（当然）

その日は食物が入らなかったそうです。
夜も寝れなかったみたいだしね。
かなり複雑な心境だったとおもう。

その亡くなったおばあさんの娘さんから
役所に電話があったみたいで
『民生委員さんに「ありがとうございました」とお伝えください』
とのことでした。

母親はこの一言で心が救われたのではないでしょうか？

自分の母親が急死をしてパニくってるときに
お礼が言える娘さんに育てられた
そのおばあさんのお人柄が浮かびます。

確かに最後は誰からも看取られなかったかもしれないけど
幸せな一生だったとおもいます。

ご冥福をお祈りいたします。