時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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September 4, 2010
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「別冊図書館戦争1」 (有川浩:アスキー・メディアワークス)




 本編の方も、「表現の自由」ということをモチーフにしながら、基本は、図書隊員である堂上篤と笠原郁のラブコメだったが、この別冊の方は、一層ラブコメ度があがる。何しろ、後書きで作者自ら、

「ベタ甘は仕様です。ダメな方は本気で回避してください。」

と断っている位、最初から、最後までベタベタの甘々のラブラブなのである。二人は、この作品の中でも、喧嘩はしているが、傍から見ると、犬も食わない痴話喧嘩だ。この作品の中で、二人の仲は大いに進み、郁も色々な意味で大人になる。

 しかし、ラブコメ度満開ながらも、いくつか気になるエピソードが散りばめられている。一番気になるのは、本編から一貫してこの作品の底を流れている「表現の自由」に関してである。

 この作品のなかに登場する木島ジンという作家は、「良化法」を完璧に守りながら、造反的、差別的な表現を使用する。つまり、禁止ワードを一切使わずに文脈だけで造反的、差別的な表現を作り出すのである。これは、社会で良く見られる「言葉狩り」に対する強烈な皮肉だ。どんな言葉も、文脈の中でしか正しい意味を持たない。単に単語だけを捕えて、短絡的な言葉狩りをすることが果たして正しいことか。しかも、その基準については、絶対的なものは何もないのである。

 堂上と郁の仲は、この作品で大いに進展した。小牧と毬江も順調に進んでいるようなシーンがあった。主な登場人物で残るは、手塚と柴崎だけか。

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Last updated  September 4, 2010 09:08:08 AM
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Re:別冊図書館戦争1(09/04)  
おはようございます~!!

某アマ○ンのレビューを読んでいると、恐ろしい差別意識や、過剰反応がたくさん見つかります。
(September 5, 2010 06:06:02 AM)

Re[1]:別冊図書館戦争1(09/04)  
風竜胆  さん
★きちんと、作者の意図を捉えてから発言しないといけませんね。

とらら333さん
>おはようございます~!!

>某アマ○ンのレビューを読んでいると、恐ろしい差別意識や、過剰反応がたくさん見つかります。
-----
(September 5, 2010 09:05:14 AM)

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