GOAL通信

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2006.05.17
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カテゴリ: 学習方法

 勉強は個人戦だ。

 みなで力を合わせて結果を求めていくものではない。

 A 『方向も決まっていない。どっちへ行こうか。楽そうな道にしようか。道標を頼りに自分で決めていく。知恵のリュックを背負い、地図を手に、一歩ずつ足跡を残していく。疲れても休めない。課題を克服する行為は、思案しながら自力で目の前の障害を越えていくこと。誰の責任でもない。汗をかきながら坂を、階段を、ぬかるみを、吊り橋を越えて行く。降り注ぐ陽射しも風も、敵か味方か、自分で料理し判断しなければならない。怪我をしても腹が減っても、誰も手を差しのべてはくれない。ナビゲーターはいない。仲間も機械もない。すべて自分の力で進んでいく。責任ある個人戦』

 B 『方向は決まっている。道標に頼っていれば楽そうな道をたどれる。好きなものをリュックに詰め、携帯を手に、その時の気分で歩いていく。疲れたら適当に休めばいい。目の前に障害があれば助けを呼べばいい。様々な障害が越えられなくても自分の責任ではない。もちろん怪我をするほどマジにはならない。腹が減るほど無理もしない。目の前にはいつもナビゲーターと仲間がいる。頼れる機械もあるし。自分の力が少しあれば進んでいける。責任を忘れた個人たちの戯れ』

 AかBか。


 勉強の本質を履き違えている生徒よ。目の前の壁をしっかりと見つめよ。周囲に頼る前に頭を使いなさい。自分で判断し道を切り拓いていく。知恵のリュックは何のためにある。チャラチャラしたガラクタばかりため込むんじゃない。自分に降りかかるヒントや定石や方法論をしっかりとかき集めなさい。そしてずっしりとその重みを感じよ。いつも他人が何とかしてくれる。勉強は気まぐれで埋めていく。そういうものではない。

 前例の後者に片足を突っ込んでいる者に警告する。勉強は個人戦。楽をしても他人に迷惑は掛からないが、魂だけは捨てるな。わが教室に魂を捨てた生徒はいらない。前を見つめ、泣き笑い、悩みながら歩いて来い。塾はその先でいつも待っている。好きな飲み物とヒントをいっぱい用意して待っている。売り切れ寸前のヒント。早い者勝ちだぞ。

 中学部の中間テストが迫り、教室の機運も高まってきている。その一方で相変わらず勉強の核心をつかめないでいる生徒たち。もう何度目の試練か。ほんのちょっとだけ穴を掘り、転々と場所を変える宝探しを今でも続けている。途中であきらめては、また他で掘り始める。もっと深く掘れよ。道具もあるだろう。深く深く掘れば宝は出てくる。勉強の本質はそういう行為にこそあるのだ。一つ一つにこだわり完成していくこと。発見の喜びはすぐそこにある。塾の中なら恥ずかしいこともない。ほら、ぶつぶつ言ってないで掘りなさい。汗をかき、自分の力を頼りに、もっと深く、深く、さらに深く。


 ここは塾。知と可能性が飛び交う空間。
 さあ、個人戦がやって来るぞ。やらずに敗退するか。勝ちを狙うか。
 どう仕上げるつもりか。
 結局頼れるのは自分だ。





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最終更新日  2006.05.17 04:49:35
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