GOAL通信

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2006.08.09
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カテゴリ: 学習方法




 学習をする上で部屋空間の活用は、非常に大きな要素を秘めている。


 その最たるものが壁の活用。

 いわゆる掲示物である。

 暗記すべきものを如何に掲示すべきか、私なりの考えを述べてみたい。



 2日前の8月7日の記事に、こんなことを書いた。

 「中1の英単語400語を5往復筆記し、確認チェック後、曖昧なものをリスト化し、土曜午後10時に部屋に掲示する」

 学習計画の立て方の一例だが、ここでは締め切り日ではなく、締め切り時刻を明記した。




 日にちの設定だけではどうしても甘えが生じる。

 朝なのか、午後なのか、夕食後なのか。限定がなければ当然「あとでやろう」と先送りになる。

 その間なにをしているかといえば、大半はズルズルとろくでもないことをしているのが常だ。


 生徒たちには「リストを作って貼る」という計画までで、日にちすら定めていない者が多いが、これは計画とは言わない。

 時刻を定めるということは、その時刻までに完了しなければならないという約束が発生する。


 自ら設定し、自分を追い込むのである。


 そして掲示するものは、必ず手書きのものであるべきだ。

 コピーや付録の類い、一覧表などは壁の装飾と化するだけでほとんど意味がない。

 「あいうえお表」も「学年配当漢字表」も、学びの空間の雰囲気は作れるが、貼ってあるから何だの世界だ。


 よく考えてみて欲しい。



 もし貼るなら、上からさらに覆い隠し、めくりながら確認できるよう工夫すべきだろう。


 だが私はそれ以前に、自分の手で書いたものを貼るべきだと思っている。

 全部掲示する必要はない。各自、リスト化すべきものに絞り込んで、大きく書く。


 手書きで魂を込めるのである。





 じっくり見つめ、脳に信号を送り込む。


 一枚一枚のそうしたこだわりは、ただ印刷物を貼るだけに比べ、180度違う成果を生む。



 私は自分の息子に同様の指導を重ねてきた。

 また、掲示する紙の色を月ごとに替え、いつから貼られているかがひと目で分かるようにもした。

 掲示物は無期限ではない。

 いつまでもダラダラと貼っていてはダメだ。

 予め掲示期限を設け、やはり自分を追い込む。壁のインテリアになる前に、とにかく覚えるのである。

 4ヶ月も前の色が貼ってあったらまずいのだ。

 そうして剥がし、貼りかえるサイクルを早めていく。



 さらに、掲示物の下のほうに「チェック欄」を作っておく。

 そして週末にでも暗記の確認をし、印を記入していく。

 3週連続○ならば剥がしてもいいなど、自分なりの基準を決めておくのだ。

 ×が続くようなら、再度同じ貼り紙を作りかえてみる。魂を込めながら。



 貼り紙そのものを「視覚に訴える媒体」にする工夫も大切だ。

 色を替えるのもその一例だが、もっと効果的な方法がある。


 斜めに貼るのである。


 部屋を見回してみて欲しい。

 ほとんどのものが縦横きれいに揃っていると思う。

 その中に斜めのものがあると、違和感があり非常に目立つ。無意識に注視させる手法だ。

 逆さに貼ってもいいだろう。三角や丸の掲示物も目立つ。

 とにかく正攻法の殻を破る発想が欲しい。

 印象付け、頭にインプットすることが目的であり、そこに決まりもルールもないのだ。



 筆記具もマジックだけではない。

 クレヨン、絵の具、墨汁と、何を使ってもいい。


 文字の縦横も、馬鹿正直に揃える必要は毛頭ない。

 らせん状の渦巻きに書いても、右から左に書いても構わないのだ。

 そのことで一字一句眼で追うようになるのなら、成功なのである。



 ここまでこだわる生徒がどれだけいるだろう。

 恐らく我が塾生には一人もいないと思う。


 受験生よ、おまえの部屋には何が貼ってある。

 インテリア化したポスターなど、まったく意味がないぞ。

 どんどん手書きで知恵の用紙を作りなさい。

 魂を込め、1分間見つめるのだ。


 ぜひヒントをものにしなさい。


 空間をどこまで利用できるかは、頭脳の無限の広がりに似ている。






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最終更新日  2006.08.10 02:25:35
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