GOAL通信

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2006.08.16
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カテゴリ: 生徒たち




 今週から夜の授業も始まっているので、連日、火の車だ。

 毎年、夏期休暇の後半には、怠け癖、遊び癖のついた生徒が数名跋扈するが、今年もそれに近い生徒がやはりいる。

 今年のターニングポイントは中2生だ。


 彼らは、春からというよりは、中1の時からそのズレた意識をずっと抱えている。

 やる気が全くない訳ではない。時に、すごい才を見せる時もある。

 だが、追い込まれ、背中の火が怪しくなるまで決して動こうとしない。


 ここ1年、花開く機会を見逃し、何度も才能の芽を捨ててきた。



 あることを学び、構築していくと、その場で音を立てて崩れていく。

 また新たに築いては崩れ、リセットされていく。


 思考についての体力が無いのだろうか。

 学ぶという行為に対する免疫力が無いのだろうか。

 もう少しなのに。

 もう少し踏み込めば、大切な何かを掴めるのに。

 汗が気持ちよくなるということを知らないまま、毎日が流れていく。


 中2生は危険な時期と何度も書いたが、まさにその通りの様子が教室を染めていく。

 学校生活に慣れ、友達との深い付き合いの中で遊びを覚え、サボりながら勉強が分からなくなっていく。

 部活の中核として日々エネルギーを使いきり、くたびれ、成績は振るわず、親の言葉がだんだんうるさくなり、やがて「疲れた」「どうでもいい」と思うようになる。

 入学時のフレッシュな感覚は既に風化し、受験にはまだ遠い、中途半端な時期。




 反抗することを前提に、話し合い、聞いてあげること。

 生活の中の一つ一つの作業の、役割と位置づけを説いてあげること。

 その一つ一つにどんな意味があるか。

 本人が感じ、動き出すまで手を差し伸べて待ってみる。


 親の大人の価値観は、彼らにとっては何の価値もない。



 彼らが落ち着くものを、彼らがこだわるものを、彼らが模索しているものを探してあげたい。


 だが残念かな、塾には限界がある。

 学ぶという行為での結び付きは、彼らのマイナスの世界。

 悩みを聞き、支えながら、大人への生育過程に必要な教えを伝えていく。

 明日もまたここに集まり、机を並べ、帰っていく。

 方法論では語れない深い課題を残し。


 夏期講習後半。

 そこに申し込んできた中2生の姿はない・・・・





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最終更新日  2006.08.17 02:02:51
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