GOAL通信

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2006.10.12
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カテゴリ: 教室の運営



 そのへんを疎かにして、失敗した例をいくつか知っている。



 生徒数などは市区役所に出向き、学校や学年ごとの人数をまず調査する。

 さらに地域や学区ごとの密度まで調べておく。

 そして何よりも現地で生徒たちの登下校コースを観察することだ。

 この日々のルートとの絡みが後々大きな影響力を持ってくる。



 次に大事なことは、街における主婦たちの動きである。

 買い物では、集客力のある店はどこなのかを見る。



 大き目の書店やコンビにが近くにあるか。

 商店街と住宅街との導線ラインに位置しているか。

 日祭日は親子連れで賑わっているかなどを全体調査する。


 何よりも開発の期待が持てる人口増加地域が望ましい。

 都市開発計画で凡その当たりはつくが、やはりマンションがどんどん建っている区域が狙いだ。

 旧い団地はダメ。核家族や若夫婦の比率が数年後を保障する。



 これらが終われば、次は同業の立地を地図に落としていく。

 電話帳や専用のガイド、ネットなどでまずカバーしていく。

 次にそれらを現地調査する。必ず昼と夜の両方行う。

 動き回ると、路地の陰に小さな塾がいくつも見つかる。

 そして大手を中心に、夜の自転車の台数を曜日ごとにリスト化する。




 生徒数と塾の立地がまとまったら、最も好条件の物件に絞っていく。

 今ひとつなら、見送るべきだ。

 面倒がらずにまた他地域で同じ作業を繰り返す。

 賃料、広さを含め、必ず好条件の物件があるものだ。


 現地調査の時、旧そうな店や喫茶店などで街の様子を聞いてみる。



 排気ガスや騒音は大丈夫か。

 街路樹も落葉樹の場合は、季節により日当たりが替わる。

 水害が出ないかどうかも、先ほどの店の主人などに聞いておくとよい。



 ビルのテナントで、空きが複数ある場合は要注意だ。

 何か理由があると考えるべきだろう。

 また、空きがある場合は、後から何が入ってくるか分からない。

 契約相手が業種限定かどうかも大家に確認しておく必要がある。

 冒頭の失敗例のひとつはこのケースだ。

 開校後3か月で、上の階にピンク産業が入ってきた。

 最悪である。



 塾に隣接されると困るもの。最後にいくつか挙げておこう。


 ピンク産業 (テレクラ・ピンサロの類い、ヤバイ)

 深夜営業の飲み屋 (調理のにおい、酔っ払いの問題)

 怪しいクラブ (客も店もただ怪しい)

 パチンコ屋 (うるさい、タバコ臭い)

 宗教団体の事務所 (近寄れない)

 ゲームセンター (生徒に悪影響)

 葬儀屋 (縁起悪い)

 アダルト系の古本屋 (店頭がいかがわしい)

 コミック専門店 (生徒の溜まり場になる)

 雀荘 (夜うるさい、客質の問題)

 サラ金 (従業員?の問題)

 マルチ商法の店 (おばちゃんばかりで怪しい)

 携帯ショップ (やかましい)

 塾 (・・・・・)


 これらが隣りにあったら、親御さんも普通は敬遠するだろう。

 この業界の良し悪しではなく、塾と並んだ時のイメージの問題である。

 最後の塾は、どちらかを選んでくれるかも知れないが。



 立地というものは難しい。

 何が来ても対応できるように、事前に教室の存在をしっかりさせておきたい。

 そして、いざという時に動けないのなら、この業界は止めたほうがいい。

 まず、生徒の「通塾環境」と「安全」を守るのがこの仕事。


 生徒のために塾長は命がけなのだ。





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最終更新日  2006.10.12 10:06:15
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