GOAL通信

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2007.01.02
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カテゴリ: 学習方法



 感情を素直に出しながら、言語や生活の基本を学ぶ幼児期。

 物事の善悪を知り、感情を抑えることを知り、仲間との間にルールや関係性を学んでいく少年少女期。

 他人の心を感じ、苦しみ、喜び、快感、挫折というものを体験し、学び、成長していく思春期。

 それぞれに多くの人との出会いがあり、言葉があり、知恵を得る「学習」がある。



 知るという行為は、未知の体験だ。

 無から始まり、その一つ一つを積み重ねていく。

 だが学ぶという行為は、ただの体験ではない。



 すべきことや目的のために、どうしたらいいかという判断。

 成功と失敗の経験から、改善を加え上昇を求めていくのが、学習であり学びである。

 だから意識の持ち方で、大きな差が生じる。

 そしてその学びは一律ではなく、個人の生活に根付きながら、将来の糧として育てていくものだ。



 学校で習う数々の知識。

 その知識を得るためには様々なアクションが存在する。

 師が語ったこと、板書、宿題、配布されたプリント、手元の教材、教科書、塾の指導、確認テスト、暗記カード、そして自分でまとめたノート。

 物があふれてくると、次第に学びの焦点がぼけてくる。

 これらをどう利用していけばいいのか、みな悩み、だんだん面倒になっていく。

 そんなに幅広く、深く出来ないと。



 基本というか原点に帰る必要がある。






 何を利用し、どこまで到達しようとするかは、本人の目的に沿った判断によるものだ。

 欲張るから失敗する。

 欲張らずに段階を踏めばいいのだ。

 道具をすべてものにするのではなく、単元をマスターし理解する過程で、利用するのである。

 問題を解き、高得点を出すための手順を冷静に考えてみよう。





 そして基礎体力を鍛え、型を学んでいく。

 その後は単純な練習を重ね、パーツから全体へのより実戦的な訓練へとつなげていく。

 様々な職人たちの技も、同じ流れのなかで反復の訓練を積んだ結果得られたものだ。


 机上の学習も同じである。


 まず解くための基本となる知識が必要だ。

 これは、理論や法則ならば100%暗記しなくてはならない。

 派生知識も可能な限り覚える。

 この量の差が、解く段階での開きにつながる。

 その正確さの差が、解く段階でのスピードにつながる。


 点が取れない生徒は、この作業がいつも不十分な生徒だ。

 勘違いしてはいけない。

 知り、頭に定着させることは、解くための資格なのである。


 道具がなくては解けない。

 だから、繰り返し執拗に反復し、無条件で覚えるのだ。

 即答できるレベルまで、まず時間を費やすのである。


 知識の暗記が出来たなら、基本題を解き、その知識の使われ方を学んでいく。

 問題の型を学ぶのだ。

 何が問われるのか、どう答えればいいのか、解法の定石をファイルするのである。

 そしてファイルが積み上げられた段階で、次第に応用題に移っていく。


 また、問題を解く時には必ず、間違えたものを記録しておく必要がある。

 弱点や覚え切れない頭脳の補佐として、専用のノートを作るのだ。

 そして第一段階で覚えたように、これらをさらにインプットしていく。



 すべてにつけ、どれだけ大量に触れたかが差になって出てくる。

 知識の暗記も、問題演習も、時間をかけ反復するのである。

 量をこなすことは、スピード力につながる。

 スピード力がつけば、試験の見直しが何往復もでき、それが得点差をもたらす。



 何をやったらいいかではなく、まず知識を得ることから始めてみなさい。

 何度も何度も、必死に、覚えてみなさい。

 それはすべての基礎であり、問題を解く武器なのだ。

 知らなければ解けない、だから知るのだ。

 問題が解けなければ、無知を反省し、必須事項をその場で覚えなさい。

 そして解説を熟読し、方法論をファイルしてみなさい。



 手順を間違えてはいけない。

 焦らずに時間のかけ方を意識していけば、自分の、自分だけの学びの形がやがて見えてくる。

 三歩進み二歩退がる学び。


 知識を得ること。

 定着するまで必死に覚えること。

 その使い方の基本を、焦らず忠実に試すこと。

 様々な問題を大量に反復演習すること。

 失敗をファイルし、知識の補強をすること。

 そして何度もフィードバックすること。



 学びの手順を振り返ってみることは大切だ。

 冒頭の生活上の数々の学びは、刺激が繰り返されるから自然に身についていく。

 机上の学習も、意図的に時間をかけてこそ実りがあるのである。

 もちろん学びの奥行きを知り、その素晴らしさを楽しむことも大切だ。


 学ばされているのではない。


 どうすればいいか。

 自分の価値観で考えてみて欲しい。






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最終更新日  2007.01.02 13:17:07
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