GOAL通信

GOAL通信

2007.01.20
XML
カテゴリ: 雑記





 週明けの月曜から始まる 私立高校入試

 その残された時間と闘うため 受験生たちが集まってくる


 何ひとつ許可したわけでもない

 補習をすると伝えたわけでもない

 でも みんなまるで暗黙の諒解のように 

 開いているものと信じて 足を運んでくる


 朝9時から夜8時まで 都合10名の戦士が椅子を埋めた




 残された日は あと1日

 私立単願組も公立併願組もいた

 さすがにみんな 何か行動していないと落ち着かないのだろう

 それぞれすべきことに集中していたと思う



 夕方 生徒たちから 明日も来たいという要望が出た

 家だと集中できないので ここでやりたいのだという

 本来 日曜は休みだが 明日は入試前日にあたる日

 じゃあみんなで頑張ろうということで OKを出した



 いい機運だ


 実は こういう乗りは初めてのことだ

 受験生全員に伝えてないが 有志たちよ もし聞きつけたら来て欲しい



 午前10時には教室にいるつもりだ




 今日は センター試験の初日

 ここでも紹介しているように 私の息子もその受験生だ


 前日の夜 私が立ち会い 日本史や国語の軽い確認を行った

 もう 何も言うことはない



 細かいことはやめ 必要と思える精神論を語り 勇気付けた


 息子との学習の係わりを思い出す


 中学時代は相当厳しく接したが 高校入学後は 完全にノータッチだった

 この3年でずいぶん成長したな

 正直そう思った



 今朝 息子は朝早く家を出た

 センター会場である 自分の高校へ

 そして 時間差で私が家を出た

 受験生の待つであろう 教室へ


 言葉を交わさずとも 意志は通じている

 皮肉かな 目の前にあるものは別の受験世界

 息子が会場へ向かう時 私は自分の生徒たちを受け入れようとしている

 同時進行で

 リセットされた 時計のように



 私は思う


 この仕事を始めて 

 何か ものすごいものを手に入れたような気がする

 言葉でうまく表しきれない ものすごい価値のあるもの

 子供を育て 成長が財産になり 

 やがてそれが別のものに移り変わっていく


 気がつけば周りには まだ翼のない子供たちがいた


 子供たちを勇気付け 導き 生きる知恵を与えていく

 そこには 翳りはない 

 言葉を持ち 夢を描き 分かち合う悦び

 毎日が 素晴らしい刻の連続だった



 今日見た 受験生たちの表情


 明日もここに来たいという 言葉の温もり


 この感覚は何なんだろう


 巣立つ準備に入ったような

 やがて来る遠雷のような

 何か とてつもなく大きな力を感じた


 卒業を迎え 岐路に立つとき

 みんなにかたちのある贈り物を渡してあげたい

 そして背中をそっと叩き 送り出してあげたい

 かつて息子にそうしたように



 今私は 息子とは別世界で戦おうとしている

 生徒たちがいる限り 出会いがある限り

 生徒のことを受け止め

 戦いの記録をとどめていくつもりだ


 時は流れ また目に見えない可能性が芽生えていく

 過去の思い出と 数々の出来事

 息子の表情 そして生徒の笑顔 


 今日という枠の中で

 今までにない

 何か大きな力のようなものが

 沈み込み 渦巻いている





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.01.21 02:46:29
[雑記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄

img2c074974zik6zj.jpg
GOAL通信へようこそ。

プロフィール

masa/k

masa/k

カレンダー

バックナンバー

2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: