GOAL通信

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2007.03.18
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カテゴリ: 教育全般

 この異様なものは、2055年の日本の人口ピラミッドの予測である。

 「国立社会保険・人口問題研究所」のHPから引用だが、何とも恐ろしい未来図が見えてくる。

 2055年と言えば、今から48年後。

 私はとうに死んでおり、今の中学生が60歳代前半を構成する頃だ。


 グラフの人口構成の中心となる世代を見て欲しい。

 何と、80歳代がピークになっており、55歳~90歳の間が異様に膨らんでいる。

 数字を見てみると、社会の危機がもっと鮮明に読み取れる。


 現在と2055年を比較してみよう。



 老年人口 2600万人→3600万人

 生産年齢人口 8300万人→5000万人

 年少人口 1750万人→1000万人

 高齢化率(65歳以上人口比) 20%→36%


 老年人口とは65歳以上を指すが、人口数では2043年がピークになるそうだ。

 いわゆる戦後ベビーブームの団塊世代の人口が異常に多く、その生存が老年人口の比率を押し上げている格好だ。


 団塊世代亡きあとは、人口が急激に減っていく。

 2055年のグラフで大きく膨らんでいるのは、団塊の子供たちにあたる第二次ベビーブームの世代。

 今の30歳代前半が老年人口に参入して、老人国家のピークを迎える。

 男女の人口バランスも2035年あたりから狂い始め、グラフがだんだん斜めに傾いていく。

 2055年の80歳代女性の約80万人は、現在の0歳児の50万人弱と比べても脅威であろう。




 105歳以上が10万人、100歳以上は60万人にもなる。

 この105歳以上には、団塊世代の生き残りが入っているということだ。



 2007年問題という言葉がクローズアップされている。

 ちょうど今年は団塊世代が60歳を迎え始める元年にあたり、今後3~5年の社会に大きな変化が想定されるというものだ。



 企業も国の機関も、退職金に頭を抱えているそうだ。

 また、それらの方が、次の仕事を円滑に探せるかという問題もある。

 第二の人生を地方でなどと、誘致も盛んだが、不安定な老後を考えると賛否両論だ。


 一方では、熟年の趣味や娯楽、生活スタイルなどに向けた産業が目に付く。

 店の熟年向けコーナー、通販などの懐かしグッズ、雑誌の創刊など、往年の青春時代を喚起させる仕掛けが後を立たない。

 私ももうじきその仲間に入ってしまうのだろうが、今でも70年代ソングなどと言ってるようでは、15年もすればきっといいお客さんだろう。



 2007年問題を塾や教育産業として色々考えてみた。

 結論として、ほとんど影響がないのではと思う。

 この業界は、学童の人口、社会の教育における問題、風潮と景気などによって大半が決まってしまう。

 特需効果が期待できるのは、一部の商魂たくましい産業だけと言えそうだ。


 むしろ先の人口ピラミッドの「年少人口」の激減が気になる。

 年少人口の今後の推移を見てみると、2000年から10年単位の推移は、

 1850万人→1710万人→1510万人→1320万人→1200万人→1080万人

 と、減少の一途である。

 2055年には年度出生人口が男女合計で40万人強という状態。

 教育はもちろん、世の中さえどうなってしまうのか、もう想像の域を超えている。


 今の子供たちよ、

 「いっぱい学び、世の中を変えてくれ」としか言いようがない。





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最終更新日  2007.03.18 15:05:19


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