GOAL通信

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2007.07.08
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カテゴリ: 学習方法




 マークシートは別として、学校の試験などは人手による採点で成り立っている。

 ○をもらって初めて、得点の積み上げが可能になる。

 何度も言っているが、いまだにその基本を理解していない生徒がかなりいる。



 枠の中に、小さく続け字で書く者。

 間違いの修正を、上から二度書きで済ます者。

 消しゴムを使わず、グシャグシャに塗りつぶし、欄外にはみ出して書く者。

 消しゴムで消す時に、隣まで半分消していても気づかない者。




 漢字ならば、「点」 の有無や一画ごとへのこだわり。

 こういったものへの意識の度合いが、正直に得点になって返ってくる。


 私は授業中、消しゴムを使わずペンで塗りつぶす生徒を見ると、厳しく叱る。

 面倒くさがっていては、学びに進歩はない。



 答案とは、ひとつの作品なのだ。


 答案とは、未判定の課題なのだ。


 自分が分かっていてもダメなのである。

 採点官に○をもらい、初めて自分の理解が証明される。


 また、口でいくら言えても、書けなければ知らないのと同じ。

 「夏目漱石」 を 「夏目瀬石」、「板垣退助」 を 「板垣退介」 と書く者。

 これでは永久に得点にはならない。



 まったく知らない幼稚園児と同列になってしまうということを、常に意識していなくてはならないのだ。



 先日の塾内の 「漢字達成テスト」 では、ある問いにこだわった。

 「未満」 を 「末満」 と書く生徒が相当数いたため、すべて×にして、何度もやり直させた。

 だがそういう生徒は、追試を重ねても、相変わらず 「末満」 と書いてくる。

 クセになっているのだろう。





 お願いしますと、採点を依頼する姿勢がなくてはいけない。

 生来字が下手で損をしているならば、筆記の練習をし、レベルを上げていかなくてはならない。

 それが得点を築くための基本であり、自分にも跳ね返ってくる正しい認識なのだ。



 狭い解答欄に文章を書く時は、バランスを考え、小さく詰めて書く。

 文中から抜き出す問題ならば、転記ミスがないか、入念に見直す。

 記号で答えよという問いに、用語で答えてないか。

 すべて選べという問いなのに、一つしか選んでいないということはないか。


 こういった注意力や感覚は、失敗によって改善されていくもの。

 答案全体をまとめ上げる経験を重ねれば、より良い形が自然と身についてくる。



 試験によく登場する、「見直し」 という言葉。

 だがそれ以前に、書き込んでいくスタンスからまず見直すべきだろう。

 雑な答案と、丁寧な答案。

 その先には採点官が赤ペンを持って待っている。


 試験とは、○をもらい、初めて理解したと判定されるもの。

 答案とは、ペンと消しゴムだけで作り上げる作品。

 目的をよく把握し、どう描けばいいかにもっとこだわりたい。


 それは要領ではない。

 たった1枚の紙切れに、

 魂をどう込めるかということなのだ。





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最終更新日  2007.07.08 12:54:48
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