GOAL通信

GOAL通信

2009.05.29
XML
カテゴリ: 生徒たち



 定期試験のあとに生徒たちに結果表を渡し、

 教科別の得点結果を直筆で記入してもらっている。


 もう何年も中学生に対し行ってきた。


 その作業を通じて思うことを、ここに伝えておきたい。




 試験というものは良い結果が出るときがあれば、その逆のときもある。

 懸命に頑張ったのに思わぬ悪い点を取ってしまった。

 そんなときに用紙が配られる。





 そもそも実力はもっと上なのだ。

 仲間の○○ちゃんより悪いなんて考えられない。

 先生だって知ってるでしょ。

 私の方がいつも出来ていたって。

 こんな結果で努力が評価されたら、もうたまらない。

 そうだ、20点プラスしちゃえばいいんだ。

 どうせ分からないし、それが本当の私の実力なんだから。



 こういう生徒が毎回1~2名いる。

 そんなことはとうに分かっているし、誰なのかも知っている。

 だが私は今までそれを追及したことはなかった。


 自分の点数をしっかり受け入れ、本人に直筆で提出させる。





 成功したのなら、踊るような活字で書けばいい。

 最高の気分を表現し、数字が枠からはみ出したっていい。

 花丸やイラストを描いたっていい。


 だがもし失敗したのなら、何でこうなったのかを振り返りながら、

 自分の記録を正しく残していかなくてはならない。





 理由が分からないのなら、

 一緒に解明し、次に活かしていけばいいではないか。

 それが君自身が準備し受けた、試験の一連の記録なのだ。



 20点上乗せしたければすればいい。

 だがな、君自身が空しいぞ。


 目的は結果を踏まえ、分析し、対策を立てることにある。

 その行為がどう君に影響を与えるかを考えてみて欲しい。

 一つ一つの試験で何を得ていくか。

 君がそのことにこだわってさえいれば、どうすべきかは分かるだろう。



 塾は正しい記録に沿ってギアを変えていく。

 誰も叱ったり、責めたりはしない。


 素直でいいのだよ。

 15点取っちゃった。

 じゃあ、何でその点数だったのかを、君が知ること。


 君が感じることがスタートなのだ。

 その感じるという行為が、もう次の試験の準備になっているのだよ。



 点数を訊くと 「忘れた」 という君。

 用紙を渡さずに、カバンに詰め持ち帰ってしまう君。


 ごまかすことは反省の表れだと思うが、

 ではなぜ、いつも君だけ繰り返すのか。



 試験は得点が伸びることだけが善ではない。

 どう受け止め、どう次に繋げようとし、

 試験という一連のハードルで、今回どれだけの力を蓄えられたのか。

 そこに意識の軸を据え、堂々と立ち向かうことが、

 強い免疫を育むことに繋がっていくのである。




 成果には波がある。

 最高の成果が出たのなら、思いっきり自慢しよう。


 失敗したのなら 「失敗」 と正しく記録し、向き合ってみよう。


 いいではないか。


 それ以外に、

 君にとっての正しい処方箋はないのである。



 20点乗せたものが君の本当の実力ではない。

 ごまかしうやむやにしても、君の実力は変わらない。

 君の本当の実力は、君の記憶に残っている。



 感じて欲しいのである。


 得点表に書き込みながら、その数字の意味を。

 何でこの数字なのかということを。



 あと20点欲しいのなら、次で取ればいいのである。

 そう気付いた者には、

 近いうちにきっと、

 笑顔で数字を書く日が来るだろう。


 そのことを皆に伝えたい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.05.29 01:59:14
[生徒たち] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄

img2c074974zik6zj.jpg
GOAL通信へようこそ。

プロフィール

masa/k

masa/k

カレンダー

バックナンバー

2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: