GOAL通信

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2009.06.18
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カテゴリ: 生徒たち




 君らは7ヶ月後に入試を迎え、試験会場に座っている。

 そのことを本当に分かっているのだろうか。



 昨日のトライアルの再追試は4名だった。

 中3生が2名、中2生が2名。

 いずれも女子で、3回目の試験だ。


 授業後、中2生の一人が申し出てきた。

 今日あるということを知らず、準備をしていないのだと言う。

 前回渡した答案にも試験日は書いたが、見落としたらしい。



 言い換えれば見直していないということだ。


 本当ならばそれは許可できないことだが、

 本人が真剣に申し出てきたので、受け入れた。



 トライアルは強制で実りのない苦痛を与えるためのものではない。

 目的は、生徒たちが意識し、自分のためにクリアしていくことにある。

 その姿勢が彼女にはあった。


 間違いなく次の試験でクリアするだろう。

 直感でそう思った。



 もう一人の2年生は居残りタイムで早速解き始めていた。

 同時に始めていた中3生たちと計3名が居残りで教室にいた。



 私が巡回しながら背後から様子を伺うと、



 今日の出来事がどうのと、誰がどうのと、

 追試とは一切関係ない会話だ。


 中2の生徒が答案を提出してきた、開始から20分ほどの時、

 相変わらず話しながら追試をしている中3の二名に近寄った。



 「もうそこまででいい」



 「話しながらやっても、出来ないだろうから、いいよ」



 私は途中まで埋めた彼女たちの答案を回収した。


 「また期末のあとにやってもらうから」


 私はそう告げ、事務所に移動した。



 彼女たちはその後荷物をまとめ帰ったようだった。

 済みませんの言葉もなく、いつの間にか消えていた。




 何やってんだろうか。

 これだけ繰り返しても、君らにとっては所詮他人事なのかな。


 トライアルは強制し苦しめるためのものではない。

 塾がラインを示し、そこを君が意識して乗り越えていく。

 乗り越えるためにエネルギーを使い、

 同時にそれが君のための知恵という財産を築いていくのだよ。


 追試も再追試も、その次も、試験日は決まっている。

 そこに合わせ、完成された姿を見せるのが君らのノルマではないのか。



 追試は余興や茶番でやっているのではない。


 居残りの時間というものは、

 答案に自分の技量を、努力の成果を叩きつける場だ。


 関係のない会話に弾みながら、真剣に向き合えるのかい。

 え?

 合格できる執念の答案が作れるのかい。


 回収した答案は、40番までで約半分が間違っていた。

 前回と同じミスを懲りずに反復し、成長の足跡が見られない。



 一体、君らは何をやっているのだ。

 部活で、大会で、時間がない?

 そんな台詞はもう聞き飽きた。


 じゃあ、前回答案を渡した金曜の夜から、

 ほんの1時間も、30分も、まったく時間がなかったのか。

 君の言い分がいかに詭弁であるかを、この丸五日の自分の生活に感じて欲しい。



 追試は、君が奮起しここまで喰らいついたという、

 今のレベルを発表する場だ。


 真剣に集中し、闘う、個人戦の場だ。


 中途半端に向き合い、話しながら、改善せずにただ受けるための時間ではない。

 だらだら受け、進歩のない答案を再生産するのなら、時間の無駄だ。

 そういう者に答案を埋める資格はない。



 先日も解答編の答えだけを眺めて覚えようとしている者がいたので、

 ばか者と怒鳴った。

 トライアルは答えを語呂で覚える暗記合戦なのか。

 そんな暗記できる頭があるのなら、

 目的をよく考え、自分を向上させるために汗を掻いてみろよ。




 文句があるのなら言ってみなさい。

 先の中間に、今回のトライアルから何題も出題されている。

 君はそいつを○に出来たのか。


 今取り組んでいることは、意味のあることなのだ。

 期末の前にクリア出来ないということは、

 期末を不利に迎えるということなのだよ。



 越えなければならない壁がある。

 君はいつになったらクリア出来る。


 泣き言を言うのは、精一杯頑張って限界の場で涙した時だ。

 何もせずにいる者は、文句を言える立場ではない。

 畜生と思いムカついたのなら、自分を責めなさい。


 追試はまったく同じ問題を繰り返し解くだけのトライアル。

 こんなに少ない量の壁を越えられずに、

 その何百倍もの巨大な入試をどうやって克服するのか。



 今やっているのは限界への挑戦ではない。

 如何に自分を大事に思い、取り組めるかという、

 今後に向けての姿勢の訓練をしているのだ。


 その意味合いを感じて動いて欲しい。


 居残りの時間は、君のその発表の場なのだ。





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最終更新日  2009.06.18 02:28:48
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