GOAL通信

GOAL通信

2013.02.17
XML
カテゴリ: 生徒たち

 受験生たちの作文を見ている。

 ラストランで書かせたものだが、うーん、困ったもんだ。

 どうして問題文の指示をよく読まないのか。

 線や印を付けて確認してかかれと、何度も指摘してきたよね。

 こんなことをやっていて、納得のゆく配点がもらえるかい?


 当日の問題文をもう一度見てみなさい。

 何て書いてある。

 休日の過ごし方の意見を書けって書いてあるか?

 段落数は自由となっているか?




 君らは受験直前なのだよ。

 集中したまえ。



 埼玉の作文には毎年必ず書き方の指示があるが、

 それは絶対に守って書かなければならないルールだ。

 今度の入試問題にはどんな指示が付いているか分からないが、

 今までとはガラッと変わった切り口の問題かも知れない。

 今までと同じパターンであれ、大きく傾向が変わった問題であれ、

 とにかく問題をよく読み、指示に忠実にまとめていくしかない。


 その基本が出来ているかを確認することも兼ねて与えた課題だったが、

 ものの見事にはまりまくってくれた。


 問題の指示を正しく守った答案は、わずか4人しかなく、



 何ともお粗末な結果である。


 日頃の指摘を疎かにし、雑に取りかかるからこうなるのだ。

 こういうのはケアレスとは言わない。

 潜在意識を捨て、問いに忠実にありなさい。

 自己採点書かせたが、これで本当に10点8点取れるのかい。




 失敗を教訓として欲しい。



 ・・・と、頑張ろうねで終わると思ったら大間違いだ。


 こんな出来栄えで入試に送り出すことは到底できない。

 23日のラストランは、最後は選抜隊による仕上げが予定されていたが、

 それを全員集めた特訓に変更する。

 3時半からの社、理も含め、作文を組み込み最終特訓を練り直す。


 よって、当日申し込んでいない生徒も、

 土曜の作文に参加していなかった生徒も、

 今度の土曜は3時半から来てもらうこととする。

 再度ボードに告知するので、よく見ておくように。



 入試の明暗を分かつ作文を軽んじてはいけない。

 以下に昨年書いた注意点を載せておく(一部加筆修正あり)。

 各自読み、

 週末までにスキルアップしておくように。






 入試で点になる作文を書くためには、

 「丁寧に読みやすい字で書く」

 「文章を書く上でのルールを守る」

 「問題の条件に合わせてまとめる」

 この3点の意識がとても大事だ。


 「丁寧」は言うまでもないことだが、

 読むのに苦労するような乱雑な字や、崩した続け字、

 さらに筆圧が弱く薄くて読めない字などは、

 かなり損をすると認識しよう。

 意外とひらがなの丁寧さで見栄えが変わるものだ。



 「書く上でのルール」は、

 原稿用紙の升目の使い方、段落の一字空けなどの、

 基本ルールを守るということ。

 表記も「デス・マス」「ダ・デアル」を混同したりしない。


 主部・述部の係り受けも正しいか注意したい。

 主語と述語が離れていて間に長い修飾語が入っているときに、

 係り受けのミスが起きやすい。

 主語を後半に持っていくとすっきりすることがある。

 またよく見てみると、

 人称としての主語はなくても良い場合がある。


 「私は、言葉の大切さについて色々な社会経験を重ねることは、自分の成長につながることなので、とても大切だと思う。」を、

 「言葉の大切さについて色々な社会経験を重ねることは、自分の成長につながることなので、私はとても大切だと思う。」または、

「言葉の大切さについて色々な社会経験を重ねることは、自分の成長につながることなので、とても大切だと思う。」としてみることである。



 「条件に合わせる」は、

 内容、形式、字数などの設問の条件に合わせて書くということ。

 資料があるなら、その使い方も条件のひとつ。

 特に字数が足りないなどの大きな減点は避けなくてはならない。


 この3点がうまく整っていれば、

 だいたいは基本点がもらえる。

 減点法における「減点」が少なくて済むからである。

 内容以前に、これらで点数の骨格が決まると思って欲しい。


 読みづらいというのは直接減点項目ではないが、

 採点官にどんな印象を与えるかを考えると、

 内容を含めた他の減点項目に与える影響はゼロではないだろう。


 だからいくら内容が伴っていても、

 乱雑な答案(字が薄い小さいなどのクセも含む)は、

 すべてにつけ損をするのである。

 肝に銘じておきたい。



 書く上でのポイントを挙げておこう。


 1 体験をあまりダラダラと長く書かない

  配分を考えること。

  体験で掴んだ発見や感想をメインに置く。


 2 体験を書いてそのまま「だから」として結ばない。

  「私は〇〇と思った」「だから〇〇はいけないことだ」のような文章。

  後半の結論の前に必ず伏線になる「意見」「考え」を添えること。

  経験ではなく、その意見・考えに対して「だから」と結ぶ。


 3 体験を他者のマイナスな行為から引用しない。

  友達の行動や言動を否定的に引用しないこと。

  素敵な・立派な・勇気あるなど、

  もっとプラスの行動を取り上げ、見習うような方向に持って行く。


 4 会話の「 」は極力避ける。

  小説ではないので、誰かの言葉を体験的に引用するのなら、

  文章中に「 」を組み込んで強調する程度で十分である。

  改行して書く会話は避ける。


 5 先生などが登場する体験では敬語に注意する。

  敬語が苦手な人は、あまり目上の人を登場させない方がいい。

  母・祖母など身内の場合は尊敬語は使わない。

  表記に注意し「おかあさん」などとしないこと。 


 6 他人に対し「〇〇してほしい」と要望を書かない。

  特に結論や結びに書くと最悪になる。

  意外と多いが、作文は世間に向けた主張や要望ではない。

  してほしいではなく、自分を見詰め、自分を主に置き、

  「〇〇したい」とする。


 7 グラフ・資料があったら必ず触れてまとめる。

  ただし、軽く全体的なまとめや、特徴に触れる程度でよい。

  作文の軸は自分にあり、資料はそのための切り口として利用する。

  多数意見に書くべき方向のヒントがある。


 8 資料の数値の表現に注意する

  「〇〇パーセント」等の細かい記述はいらない。

  「約半数」「大勢が」「ほとんどが」「三割近くが」など、

  概算表現をうまく使う。


 9 漢字の表記に注意する。

  誤字は減点対象である。

  難しい漢字は避けながらうまくまとめよう。

  「こと(事)」「など(等)」「ほう(方)」は、

  漢字で書かないように。


10 会話言葉は絶対に使ってはいけない。

  「しちゃった」「しなきゃ」「ちゃんと」「けど」など、

  頭で校正しながら書きかえていこう。


11 「夢」を書くときには具体的に書く。

  作文は相手に思いを伝えることがとても大事。

  だから「人を描く」ということを意識すると良い。

  それは自分にも当てはまることだ。



 作文の得点は大きいだけに、絶対に疎かにしてはいけない。

 最後に残さずに、時間の途中で取りかかるようにしよう。

 丁寧に書くためには、構想時間も含め12~13分は割りあてたい。


 最後に回し、時間に追われると、雑になり誤字が増え、

 ろくなことがない。

 国語は1限目であり、後の教科のリズムを掴むためにも、

 作文はしっかりと完成させたい。


 始めの合図で名前等を書いたら、まずタイトルを見てみるといい。

 そこで書きやすそうなテーマだったら、

 最初に取りかかっても、もちろん構わないだろう。

 解けそうなものから処理していくのが、試験のコツである。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.02.17 18:39:12
[生徒たち] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄

img2c074974zik6zj.jpg
GOAL通信へようこそ。

プロフィール

masa/k

masa/k

カレンダー

バックナンバー

2026.06
2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: