GOAL通信

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2014.01.13
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カテゴリ: 教育全般



 常に一定であったり、常に伸び続けていたりということはありません。

 目標が伸ばすことにあるのなら、

 その上下の動きに合わせて適切な対応をしていくことが大切なのです。


 親は成績が上がっているうちは安心します。

 勉強しているのだから上がるものという期待を持っています。

 子どもが頑張って何回か結果を出し続けると、

 やがてそれは「上がって当たり前」という空気を生んでいきます。


 頑張って90点を取れば、ミスをなくせばあと5点取れたはずだと。



 95点分の頑張りに対する「励まし」の言葉が失われ、

 評価はいつしか、問題点や課題を指摘する「戒め」ばかりになっていきます。


 でも、子どもがいくら努力しても、下がるときが必ずやって来ます。

 良い成績を得るためにノルマをこなし緊張を維持するのは大変なことなのです。


 上がっていても厳しく評するのですから、下がったら大変です。

 根本的に勉強の方法を変えさせたり、教材を大量に与えたり、

 勉強時間を確保するために娯楽を制限したり、課題の点検を強化したり・・・


 誰のための勉強なのかをよく考えてみましょう。

 学習は試験結果や評定を出させることが目的ではありません。

 子どもが自ら必要性を知り、能動的に取り組んでいくことが大事なのです。

 いかにそれに気付かせ、行動させるかということです。




 やり方がいい加減で自覚のないときです。

 自分で取り組む姿勢ができているのなら、

 戒めではなく「ヒント」や「アドバイス」に徹するべきなのです。

 努力に対する誉め言葉を添え、励ましてあげることが何よりも大切なのです。


 子どもが買い物のお手伝いをしてくれたら、頼んだ物をひとつ買い忘れてきた。



 そのひとつのために「買い物に行った」という行為を全否定してしまうかどうかです。

 袋には他の買って来てくれたものがあるのではないでしょうか。

 そこに対する評価ができれば、子どももきっと次は注意しようとなるでしょう。

 買い物もちゃんとできないのかと頭から愚痴られて、

 「よし次は頑張るぞ」となるかどうかということです。


 生徒に定期テストの成績表を提出してもらっていますが、

 学校によってはそこに保護者の感想を書く欄が設けられています。

 これはご家庭から学校への通信なので、

 塾がどうこうコメントするものではありません。

 今まで数百(いや、数千かな)の親から子への言葉を見てきましたが、

 それには敢えて触れないでいました。


 でも、たくさんの言葉を目にし、同時に生徒の様子も観察しながら、

 一つだけ避けるべきかなという感想を持った言葉があります。

 それは「残念です」あるいは「がっかりです」という言葉です。


 経緯がどうであれ、この言葉を子どもにぶつけてしまうことは、

 ピリオドを意味します。

 試験に対する努力が、どのような経緯があるかを検証する前に、

 全否定されてしまうということです。

 問題集を何問解いたことも、大事なことを書いて覚えたことも、

 眠い目をこすって頑張ったことも、あらゆるエネルギーが否定されてしまうのです。


 少なくとも汗を掻き頑張ったことの評価が「がっかり」では、

 何ともやるせない話です。

 多少なりとも努力が反映された科目や部分があるのではないでしょうか。

 それは他者が指摘し、認めててあげるから光を持つのであり、

 次の自信やエネルギーに繋がっていくのです。


 全否定された子は行き場を失います。

 同時に次への強いプレッシャーに支配され、点を取ることに縛られ、

 思い切った勉強ができなくなります。


 「残念です」「がっかりです」という感想は、

 親の抱くものと実際の結果とのギャップからくる言葉でしょうが、

 それを全体評価とすべきなのかどうか、言葉の選択は慎重にあるべきです。

 時として厳しい評価は必要ですが、

 誉めるべき部分との配分は意識していたいものです。

 親が「口先ばかりで残念です」という感想を得たのなら、

 正面からぶつかり口頭で語ってあげてください。


 生徒たちの成績表を見たとき、

 いつもいつも、

 「よく頑張ったね!」と全面花マルのコメントを書く親御さんがいます。

 「次は頑張ろう」「反省を生かして頑張れ!」など、

 励ましの言葉を添えてあげれば、前向きのエネルギーが生まれてくるでしょう。


 こういうコメント欄には前向きの言葉が似合うのです。

 マイナスに後退するやり取りではなく、ぜひプラスに働く共有の場でありたい。

 努力を正当に評価してあげることは、

 ちゃんと見ているよという親の深い愛であり、

 それを見た子どもにとっては、次の行動に繋がる大きなものなのです。


 成績には上下動があります。

 常に一定であったり、常に伸び続けていたりということはありません。

 目標が伸ばすことにあるのなら、

 その上下の動きに合わせて適切な対応をしていくことが大切なのです。


 評するタイミングには、戒めるべきときと励ますべきときがあります。

 生徒が我々に成績表を手渡しするときに、

 成績が伸び、評価され、嬉しそうに目を輝かせている。

 成績が伸び悩んでも、励まされ、次は頑張ると意欲を語ってくれる。

 そんなシーンをもっと増やしたい。


 成績というものは、結局外部からではなく、

 そういった子どもの内部から湧き上がるものが少しずつ輪郭を作っていく。

 そう思うのです。







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最終更新日  2014.01.13 00:15:04


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