GOAL通信

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2016.03.21
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カテゴリ: 学習方法
 中2プロジェクトの追試を繰り返しています。

 1回目と2回目を比較して、明らかな進歩が見られる生徒がかなりいます。

 50問、60問と正解をプラスできるということは、
 向き合えさえすれば達成できる力を持っているということです。
 プラス50問正解が知識になっていくという前提で考えれば、
 こういう機会が10回あれば500の知識が蓄えられることになります。
 元々持っていなかった新しい知識武装がこれだけできれば、
 相当な得点力が生まれるでしょう。


 取り組みをぶつけられるのを待っていないで、
 手元の道具からターゲットを絞り込み、実践してください。
 この学年が替わるタイミングは、ピンポイント学習がとても有効です。
 テーマを決めて暗記・点検・まとめに取り組んでみましょう。
 数か月後に成果が出てくるはずです。

 プロジェクトでいくら頑張っても、
 それを定着させることができなければ何にもなりません。
 安定してできるようになるまで繰り返し見直してください。
 できる生徒は次のようなことを常に意識しているものです。

 ・・・・・・・



 『試験でなぜ点が取れないのか。それは君たちが問題をたくさん解こうとしないからだ。色々な問題をたくさん解いている先輩たちに比べ、絶対的な量が足りない。だから安定しないのだ。』

 学習していて正解が出ると、すぐに「解った気」になってしまう。
 そしてほんの少し練習するだけで、さらに踏み込んでやり続けようとはしない。
 出来たからもう大丈夫と思うのか、
 自分でOKのサインを出し、ラインを引いてしまうのだ。
 取りあえず何とかなるだろうと。


 成績が高いまま安定しない大きな原因は、このライン引きにある。
 取りあえず何とかなるなどと考えているうちは、得点は絶対に安定しない。
 学習に「取りあえず」はない。
 「何とかなるだろう」という、都合のいい展望もない。

 範囲が決まっている試験なら、範囲の内容を徹底して押さえるまで。
 時間と向き合い、一歩でも二歩でも前進していくことだ。
 10問よりも20問、20問よりも30問解くのである。
 1回よりも2回、2回よりも3回繰り返し覚えるのである。
 試験勉強の定着においては、回数を重ねた者に分があるのだ。

 練習せずに得点だけは欲しいというのは無理なこと。
 それは生徒たちも分かっているはずだが、
 どの程度の練習がノルマなのかという解釈には、個人差がある。
 成績はその個人差を象徴するかのように、素直に出て来る。


 私はよく、
 「40点しか取れなかった者は40点なりの準備しかしなかった者だ」と言う。
 40点だった生徒は90点を狙うための緻密な準備は絶対にしていない。
 視点の置き方が根本から違うはずだ。
 90点だった生徒は40点の生徒とは違う準備をしているのである。

 何が違うかといえば、
 定着のためにどれだけ時間とエネルギーを掛けているかということだろう。
 どれだけ反復し、どれだけ自分を高めようとしているかの差だ。
 高めていくという進行形においては、ラインはない。
 自分でラインを引かないから、一つ二つと上の目標に近づけるのである。

 その違いに気づいて欲しい。



 『回数という負荷』

 頑張っているのに、点数が伸びない生徒がいる。
 自習に来て、問題もたくさん解いている。
 真剣に向き合い、〇の数もだいぶ増えた。
 なのに試験になると点が取れない。

 原因には様々な要素が絡んでいるだろうが、
 その最大の原因は大体決まっている。

 量が足りない。
 仕上げるために 「踏み込む」 回数が足りないのである。


 一回解いて正解し、それが分かったものとして次に行く。
 そういった作業を繰り返していると、
 〇は増えるが◎が掴めないままどんどん流れていく。

 一度正解しても、それは 「できた」 であって 「できる」 ではない。
 「できた」 を使える 「できる」 へ定着させていくには、
 再度取り組み、安定性を高めていかなくてはならない。
 その作業が不十分ゆえに、本番で切れのある答案が残せない。
 できた気になっていて、実は深く定着していないのである。


 走り高跳びで1.2メートルが跳べた。
 ならば次も跳べるかといえば、その保障はない。
 クリア出来ることをより安定させるためには、
 もう一度跳び、さらにもう一度跳び、
 跳べるという感覚を体に刻んでいかなくてはならない。

 一回ではなく、三回の試技がすべて跳べるまで挑んでいく。
 そういった回数の積み重ねにしか得られない部分に、
 本物の実力や安定性というものは潜んでいる。

 努力したのに点が取れないのなら、
 定着させるための回数という 「負荷」 を与えてみよう。
 同一問題を、類題を、幾度も反復していく。
 そして 「できた」 という感覚の一つ一つを連結し、
 「必ずできる」 という自信の累積に変えてみよう。


 一回の小さな成功を300種集めるのなら、
 三回の強い成功を100種集めてみる。
 あやふやな300より、使える100の方に得点のきっかけがある。

 回数を意識している者は、
 使える状態に仕上げる過程を常に意識しているものだ。

 どんな 「負荷」 を与えるか。
 浅く拾い上げるのではなく、
 深く、深く、楔を打ち込んでいく。

 そういう作業に、本物の得点力のヒントがある。





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最終更新日  2016.03.22 10:00:10
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