GOAL通信

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2016.04.13
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カテゴリ: 生徒たち
 昨日、中2生とそのお母さんにお越しいただき、

 色々と話をしましたが、本人に成績を上げたいという意欲があり、
 塾を上手に活用すれば伸びそうな感じを受けました。
 お母さんとも色々話をしました。
 上のお子さん2人がこの教室の生徒だったこともあり、
 その後の様子なども伺いながらの面談になりました。
 上のお兄ちゃんのときからもう7年が経ちますが、
 最初に面談したときに書いた記事が残っていました。

 (不要な表記は一部カットしています)

・・・・・・・

『君はいま、大切なものを手に一歩を踏み出すときだ』

 先日ある親子と面談した。
 生徒は春から受験学年に進級する男子。
 中3になり、何かを考え動かなくてはという、
 小さな危機感を抱えたままでの面談になった。

 親御さん(お母さん)は心の広い大きな方だった。
 今ひとつ勉強に煮え切らない息子を、強制するでもなく、放任するでもなく、
 本人の気持ちの在り方や、意欲の湧き上がるのを常に見守っている、


 会話の中で、私は生徒本人にかなり厳しいことを言った。
 「君自身が本気になってやろうと思わなければ、塾に通う意味は無いよ」
 「塾でいくら学んでも、家で頑張らなければ結果なんか出やしない」
 「どうだ、君は自分のために真剣になれるのかい」
 彼は最後に小さな声とともに頷いたが、


 その間も親御さんは本人の意思を確かめるように黙っていた。
 よくある母親の言葉。
 「どうなのよ」
 「はっきりしなさいよ」
 「あんたのことでしょ」
 こういった誘導は一切なかった。

 英語が本当に苦手な彼。
 結局、まず春期講習を受け、どうするかはそのあと考えるということになった。

 春期講習期間は、彼なりによく頑張っていた。
 強いコンプレックスを持っている英語も、
 講師と共に奮闘し、何か光るものを掴んだようだった。

 最終日に呼んで話をしようかと思ったが、思い留まった。
 お母さんの彼に対する大きな心が、ふと過ぎったからだ。
 対峙し、受験の話をし、危機感を煽ることがすべてではない。
 彼は数日間という初めての塾を経験し、今までにない何かを感じている。
 それを彼なりに温め、結論づけていけばいい。
 塾も受験も、すべては君自身が感じていくもの。
 君自身が主役になり、感じ、笑顔へと導いていくもの。

 そんなことを考えながら送り出し、数日が過ぎた。

 彼のお母さんからメールが届いた。
 初の経験となった講習会は、意外と順調にできたということ。
 どうするかは本人に任せていること。
 そんな内容を頂いた。
 初めてお会いしたときと同じく、広く強い魂を感じた。

 彼は幸せだと思う。
 色んな意味で自分を見守られ、歩んで行くことを許されている。
 どんな悪さをしても、どんな失敗をしても、
 強い絆で繋がれている大きな人がいる。

 反抗期に差し掛かり、勉強が嫌だとか仲間と好きなことをしたいだとか、
 みんなが経験する「はしか」のようなことに夢中になっている君。
 でもその脇には理解してくれるお母さんがいる。

 私が君に言いたいことはただ一つだ。
 「母さんを泣かすなよ」
 もうこれ以外にないような気がする。
 体験を受け入れている塾人が言うのも変な話だが、
 塾に入る入らないを超えた部分で、その言葉を君に贈りたい。
 親を大事にし、そこから感じてくる次の行為を見つめて欲しい。

 何をすべきかは君がじっくり考えればいい。
 本当に真剣に考えるのだ。
 受験も進学も、支えてくれる人が居なければできない。
 合格して喜ぶのは君だけではないのだ。
 君の笑顔は周囲の笑顔なのである。

 どうしたらいいか真剣に考え、その選択肢に塾があるのなら、
 いつでも声を掛けて欲しい。
 私は厳しいが、自分のために頑張れる者は徹底してサポートする。
 本気があるなら、この塾長に挑んできなさい。

 目標を定め、一歩を踏み出そう。
 そして最後には、君らしい最高の笑顔を咲かせよう。
 この教室にはそんな君らしさを発揮できる空気が、いつもあると思う。

 頑張れよ。
 ハードルを越えるために悩んでいる仲間は、
 君だけではない。

・・・・・・・

 彼はその後すぐに教室の仲間となり、苦手な科目もグングン伸ばしていきました。
 最後は学年30位までいったらしいです。
 志望する高校にも合格し、さらに大学にも進み、現在は就職活動の最中だそうです。
 来年の今頃はもう社会人。
 初任給でお母さんに何かしてあげられるね。
 勉強が嫌いで塾を訪ねてから、8年越しの親孝行だね。
 何だか分からないが嬉しく感じます。


 今回の弟さんは、当面は受験に向けて頑張るとき。
 私が語りたいことは、兄のときと同じです。
 状況も似ています。
 周囲の人や物が支えてくれていることに感謝し、自分を大事にすることですね。
 せっかく塾通いを考え始めたのなら、
 今だからできることに挑み、自分を高めていって欲しいと思います。
 そして自分の目指した高校に合格できれば、
 それが最高の親孝行でしょう。
 一緒に頑張っていけるといいですね。





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最終更新日  2016.04.14 00:57:10
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