GOAL通信

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2021.06.09
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カテゴリ: 未分類
生徒が授業を受けに来たときに学習塾がすべきことは、

 明るい演出、声掛け、イベントの張り紙、励ましの言葉の掲示・・
 色々なことが塾長の裁量の中にある。
 機械的ないつもと同じ空気で、どこまで生徒がやる気になるか。
 我々は考えてみる価値がある。

 私は以前教室の入口近くに「落書きボード」を設置したことがあった。
 少し遊び感覚で設けたものだったが、子どもたちの本音や面白い発想がどんどん書き込まれ、
 気が付けば教室の人気コーナーになっていた。

 ピリピリした空気はメガホンを叩いてからだ。
 授業前の導入はできるだけ遊ばせ、笑顔を引き出したい。

 「何これ、超ヤバイんだけど、マジ受けるぅ!」
 「あっこれ知ってる~、こないだテレビでやってた」
 友との会話、できるだけ塾と異なる言葉を引き出す。
 掲示や演出などで、そういう仕掛けを私はたくさんやってきた。
 そして表情を崩しながら着席し授業に集中していく。
 この落差が自らメリハリを作ることになり、いいのである。

 生徒たちが頑張ろうという気持ちになるためには、
 頑張るに値する不思議ななノリと、
 何だか引きずり込まれてしまう “光” のようなものが必要だ。

 幾らでも作れる。

 もうじき七夕だが、短冊を書いて飾る塾は何割だろう。
 私の教室では毎年生徒に書かせ笹に飾ってきた。
 中学生ともなると今は学校でも家でも短冊を書く機会がない。
 小学低学年のときにしたためた「〇〇できますように・・」。

 そんな素敵な光景を私は毎年見て来た。

 学習塾は勉強をするところだが、その勉強のための心のアイドリングは必要だろう。
 私は長いこと教室にワクワクする空気を求め、様々な試みをしてきた。
 生徒がその仕掛けを覗き込み、笑みを浮かべる。
 その空気を大事にしたいと思う。
 塾にやって来てから授業を受けるまでに、何が発見できるか。
 塾と生徒との勝負が過熱するほど、塾はどんどん面白くなる。





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最終更新日  2021.06.09 23:36:48


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