GOAL通信

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2021.11.25
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カテゴリ: 未分類
リズムを本番に合わせる
 この時期になると塾では連日たくさんの受験生が自習に来ていると思うが、
 よく観察してみると、
 イヤホンやヘッドホンを愛用している者がかなりいるはずだ。
 音は何を流しているのだろう。
 よく、集中できる音楽とかで、
 クラシックや癒しのインストゥルメンタルなどが売られているが、
 たぶんその手ではなく、最近の流行曲だろうと思う。

 入試まで80数日。

 徐々に学習環境を本番に合わせていく時期になった。
 試験のときに集中し、能力をフルに発揮するには、
 その前から計画的に同じシチュエーションで練習を繰り返し、
 リズムを把握しておかなければならない。

 以前ある生徒に訊いたことがある。
 「何で聴きながらやってるの?」
 「その方が集中できるから・・・」
 予測された返答だったが、
 何か聴いていないと落ち着かないようでは、
 試験のときに困るのではないだろうか。
 入試が近づいたなら、

 しっかり身体に染み込ませておく必要があるだろう。

 以前に書いた記事だが、再度載せておきたい。
 そろそろ意識してみても損はない。
 そんなタイミングだ。
 なお人物のみ今に合わせて書き換えている。





 入試が迫ってきたら、本番に合わせることが大切だ。
 本番の空気や状況を想定し、
 自分も身の周りも、本番に照準を合わせ、
 解くタイミングの 「型」 を感覚的に体験しておかなくてはならない。

 普段、斜に構え解いている者は、
 入試に合わせ姿勢を矯正しなくてはならない。

 普段、足を組んだり、片足を椅子に乗せて解いている者は、
 足を揃え、正しい体勢で向き合う習慣を体得しておかなくてはならない。

 普段、考えるとペン回しをしてしまう者は、
 ペン回しをせずに考えるくせを身に付けなくてはならない。

 普段、ゆっくり丁寧に解く習慣が身についている者は、
 解く速さを意識し、速く処理する手順を練習しておかなくてはならない。

 普段、何か菓子や飲み物を口にしながら解いている者は、
 何も口にしないでも集中できる経験を積んでおかなくてはならない。

 普段、コンパスや消しゴムを忘れ、友達に借りている者は、
 常に筆入れに確保する準備を進めなくてはならない。

 普段、イヤホンで音を聴きながら解いている者は、
 音がない沈黙の中で、手際よく解くリズムを知っておかなくてはならない。

 入試では、足を組み、ふんぞり返って解くことは出来ない。
 入試では、ペン回しをしペンを落としても、足でたぐり寄せ勝手に拾うことは出来ない。
 入試では、スナックをつまみ、カルピスウォーターを飲みながら解くことは出来ない。
 入試では、書き間違えるたびに消しゴムを隣から借りることは出来ない。
 入試では、「yoasobi」「ヒゲダン」「ワンオク」「back number」「あいみょん」などを聴きながら解くことは出来ない。

 心当たりはないだろうか。
 実力の発揮は、体が覚えている普段の延長から生まれるもの。
 問題を解くことに夢中になり、意外と軽視されがちだが、
 これらはとても大事なことである。

・・・・・・

 そろそろ仕上げに入っていくという意識が必要な時期になりました。
 「本番ではちゃんよやるよ」と言いますが、仮にできたとしても、
 普段の延長でないと必ずリズムに歪みが生じるものなのです。
 今からどうしたらいいか、考えてみましょう。

 試験会場で普段と違いかしこまって受けているからなのかも知れません。

 今後の模試や自習などでは、
 本番の練習としてどうあるべきかを意識してみるといいでしょう。





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最終更新日  2021.11.25 07:00:07


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