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今日はまたまたいろいろとやってみた。
まずは、結婚式用に羽織袴を作りたいのだが、フルに作ると、50万はかかる。
こうした男の着物など滅多に売れることはないので、安いものはない。そのかわり高いものもない。50万しかない。
中学時代の友人の 中禅寺淳一
が、着物屋の店長をやっているというので、いろいろと相談してみた。いわく、反物から着物を作るのであるが、これには男の布と女の布がある。男の布はあまり出回らないのでどうしても高くつく。一方で女の布で作ったところでわかりゃしない。女の布でなら多少安くはできる、というのである。
そういう話をここ一月ほどしていたが、まぁとにかく会って話そうというので、彼の店に彼女と行ってみた。
いろいろと着物を見せてくれた。やはり欲しい。淳一は、すでに着物を十数着購入し、数百万を費やしているという。この淳一なる男。怪しの世界にも頗る興味を持ち、水木しげる、日野日出志、京極夏彦などが大層好きだ。博覧強記なので話していて飽きることがない。
結局、黒い羽織と黒い袴を作ったところで着る機会なぞない。ここは羽織だけ女の反物で作り、着物はあらためて違う色で普段着用を作ったらどうか。さすれば、正月などに着ることもできる。ともに正月着物で着飾って酒なぞ酌み交わしながら、妖怪談義でもしようではないか、ということになった。
そこで、羽織だけ作ることにし、裏地などをどうするか話していた。一方で、彼女は店のおばはんたちにいろいろと着せられ、着せ替え人形同然の扱いを受けていた。
さらに、羽織だから紋が必要だ。家の家紋はずっと何なのか気になっていたが、いまだわからぬ。これから実家に帰るので聞いてみる、ということになって、店を去って、実家に行った。
実家にかえるとハスキー犬のワーニャや猫のこほろぎが出迎えてくれる。皆、一様に元気だ。母はかしましい。
父が帰ってきて、夕食となった。結納の次第について4人でいろいろと話す。結納の品はどうするだの、口上はどうするだのといったことだ。
俺は俺でネットでいろいろと検索してみた。不空羂索観音だ。
父は「思い出した、違い鷹の羽だ」と言い出した。
こんなやつだ。
ネットで見ると、 丸に違い鷹の羽
は熊本の阿蘇神社にさかのぼるという、なるほど父は熊本の出身だ。合点がいった。
一方で違い鷹の羽は、日本でもっとも普及している家紋だ。一説によると9%もの家紋が鷹の羽系の家紋で占められているらしい。
まぁ、しかし熊本の菊池家もこの家紋だし、鷹というのがかっこういいし、ありふれた家紋だが、悪くはないと思った。
しかし、まったく違った。
父は勘違いしていたようだった。母の実家の家紋を探していると思ったらしいのだ。しかも父はこの時点で激しく酔っていて支離滅裂なことを言い出し始めた。家紋なんか忘れちゃった、好きなものをつけろ、大石蔵之介の家紋なんかどうだ、などと。
そうはいっても、代々つけた家紋を俺もつけたいからきちんと調べておいてくれといっておいた。
まぁもっとも日本の先祖なんぞ90%くらいは百姓だし、苗字や家紋は明治時代に創作されたものだろう。しかし、それでも一応は100年くらいは続いた伝統だ。大事にしたい。
果たして我が家の家紋はわかるのだろうか。
六輝=赤口、九星=九紫火星、中段十二直=成、二十八宿=星、旧暦八月十七日
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