ヨレヨレお散歩日記

2004年06月16日
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昨日からのバカつながりで。

養老さんの「バカの壁」は100万部を突破したとか。
新潮社が遅ればせながら始めた新書シリーズで、
これだけのヒットを飛ばしたのだから、
新潮社びいきのアテクシとしては、まあ、よかった…と思うものの、
実際にこの本を読んだら、死ぬほどつまらなかったわけで。

私はまだあの本が「ベストセラー」と騒がれる前に買ったので、
さして期待もしていなかったのだが、
予想をはるかに下回るヒドイ出来で、口アングリ。


私は小学生の頃からの本好き、活字好きで、
雑文から駄文までなんでも目を通し、
一度読み始めた本は(多少つまらなくても)
最後まで読み通す習性なのだが、
『バカの壁』は読み続けるのが「苦痛」でした。
ここまでひどい本に遭遇したのは何年ぶりだろう。

まず話がつまらない。
「バカなやつには、いくら説明してもわからない」。
「それをわからせようと必死に説明する人がバカなのだ」。

(゚Д゚)ハァ?

…全編、こんなレベルの、斜に構えたオチャラケ話が続く。

ほとんど夢遊病者の寝言みたい、なのだ。

で、全部読まないうちにサッサとアマゾンで売り飛ばした(笑)。
あっという間に売れたので助かりましたが。

聞けば、この本は養老さんの講演記録をもとに、
ゴーストライターが書き上げたものだとか。

当然、養老さんも目を通しているんだろうし、
別にゴーストライターだから悪いとは言わないが、
内容があまりにもひどすぎて、軽く読み流すことすらできない。
なのに、100万部突破ねぇ。
養老さんはもちろんのこと、ゴーストライターも儲かっただろうなぁ(^^;)

本好きの知人におそるおそる「あれ、面白かった?」と聞いたら
「つまんない本だねー」と答えが返ってきたので、
私がバカすぎてあの本の面白さがわからない、というわけではないと思うのだが。

しかし、もっとバカだと思うのは、『バカの壁』が売れたからって、
本のタイトルに『バカ……』や『……の壁』といった言葉を入れて
恥ずかしげもなく二匹目のドジョウを狙っている著者と出版社。
そもそも“一番搾り”の『バカの壁』が、
出がらし番茶を水で薄めたみたいなスカスカ風味なのに、
さらにその二番煎じを狙おうという、まさにバカ全開。
そんなタイトルの本が書店に並んでいるのを見ると、
もうこっちの方が恥ずかしくなってくる。

名物にうまいものなし、というが、ベストセラーに名作なし、なんだろうか。
『バカの壁』があれだけ売れたのは「自分は(本当はバカなのかもしれないけど)バカだと思われたくない」という、普通の人なら普通に抱いているコンプレックスと、「あの本、何が言いたいのかさっぱりわからない」とおおっぴらには言いづらい(バカだから本の内容が理解できないんだろうと思われたくない)という心理に、うまくつけこんだからではないだろうか。もちろん養老さんのネームバリューもあったと思うけど、私はこの本を読んだおかけで、養老さんの他の本や文章を読む気はゼロになり、テレビ出演していても話を聞く気がなくなりました。もちろん、金出して講演聴きに行こうなんて絶対に思わないですね。

新潮社はなかなか商売上手ってわけですが、インテリというか学者で売ってるはずの養老さんは、これでホントにいいのかしらん?





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最終更新日  2004年06月16日 22時42分18秒
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