誤と魔のおまけ

誤と魔のおまけ

2018.09.24
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先週の土曜日に、蜂を駆除した。
 ガレージのシャッターを下ろして、娘を学校へ送ろうと、車へ乗り込む際、娘は、シャッター上部を指差し(しかしながら、その上部は、運転席側のドア附近からでは、死角となっている)「蜂だ!!」と叫んだ。時間に追われて「え、蜂か。じゃあ、やっつけとくよ。早く乗って」と急かした。
 車で、一廻り。
 さて、一旦ガレージ横に車をつけ、娘が見上げたあたりに目を凝らす。たしかに、蜂の巣だ。「恐らくは、足長蜂だよ」車の中娘は染み出すように言った。娘は、一回、頭頂部を刺されているので、蜂には容赦がないし、僕も許すつもりはない。
 たとえ、それが、娘とは何の関係もない蜂だったとしても……。
 その時の蜂ではなくても、蜂は蜂。特に、足長蜂は良く出る。これが、雀蜂だったとしても、同じく処理するだろうし、蜜蜂だって、多分すると思う。蜜蜂を飼うのは昔、面白そうだとは思ったことがあるのだけれども、今の僕にとり、蜂は、一緒くたに蜂であり、まだしも蜘蛛の方が蜂じゃないだけ増しなくらいだ。よくみると可愛いし。
 巣は、直径10cm程か。周りには、わりかしびっしりと蜂がいるようで、何匹か警戒するように飛び立つ。
 また、それとは関係がないのだけれども、玄関前の芝生に大量の茸が生えていた。これも、今まさに、相乗効果で僕の気にするところを刺激している。「なんだ、あのキノコは……」
 ともかく、僕が毎週行くホームセンターに向かう。まだしも、天気は悪くも無い。家から、5分もかからず、ペットショップがあるホームセンターに到着。

 曰く、「家がボロボロになる」確かにそうだ、家はボロボロになる。匂いだって、あるだろう。
「昔、お母さんが飼っていたカナリアを猫が飛びついて、食べてしまったのよ」猫は、小鳥を食べるものだ。この猫達は、その猫とは何の繋がりもないし、縁故関係などもまったくないマンチカンだ。
 妻の母が子どものころの話しだろうし、相手は三毛猫。これはマンチカン。北アメリカを起源とするのと、メイドインジャパンな猫は、それはまったくしがらみなど、無い。
 だが、猫は一括りにして猫だ。猫は、だめだ。
 目の前で、お値段大特価のマンチカン9万円也が、ハンモックに飛び乗る。チラッと、こっちを見る。「でも、駄目なんだよ……」。ディスプレイされている右端には、柴犬。
 犬は、理由不明ながらも飼ってはいけないリストにはいっている。
 犬は、猫ですらないのに、理由なく飼えないのだった。柴犬も可愛いのに。

 さて、蜂駆除用の、スプレーを購入。なんちゃらバズーカとかいう、でかいやつ。なんでも、3回分だそうだ。きっと、このスプレーを使い尽くすことは無いだろう。
 次いでに、羽蟻を見掛けるようになったので、蟻用のコロリ材を設置。虫の忌避材というのも散布しよう。購入。
 帰宅。ガレージから少し離して車を降りる。まずは、購入物を自宅へ。
 作業用のツナギに着替える。

 ブシューーーーーーーーー!!
 これは、ゴジラの吐き出す放射熱線だ!
 液体液体している放射熱線だ。
 見る間にボロボロバラバラと蜂が降って来る。まだ、スプレーをずらしては駄目だし、放射熱線は吐き出し続ける。
 すっかり、巣がウエッティな感じになったころ、周りは数十匹の蜂がピクピクと痙攣中。

 太陽も出ていることだし、少し待っていれば、殺虫剤も乾くだろう。
 そして、問題は、茸へと移る。
「シバフタケか……そうか、食べられるのか」
 しかし、そんなものを食べるというのも、しかも良くわからないまま食べるというのも、ナンセンスだ。引き抜く、抜く。近くのスーパーのビニール袋に入れる。なんか、良い匂いがする。ダメだ、茸といっても、僕は今まで、茸狩りなんてしたことがない。いわば、これが初めての茸狩りだ。
 そんな初心者が、自宅の芝生に生えている茸を食べようなんて、経験値が足りないだろう。
 あるいは、これが、僕ですらはっきりと区別がつくアミガサタケのようなものだったら、違うだろう。それは毒茸ではないし、見れば大抵区別がつく。
 しかし、芝生に生えている茸が芝生茸であるとは、限らない。しかし、なんだか、見ればみるほど食べられそうな外観だ。だが、それが、茸であるがゆえに、経験が無いゆえに、茸は駆除されるのであった。

 暫く後、洗車用の足場を設置して、手にはトング。蜂の巣を除去する。その前に、箒でもって、蜂の死体はゴミブクロした。手を伸ばす。結構がっちり接着されている。こんな接着材はなかなかだよな。金属とか木とかとこんなにもべったりと付いて、火バサミでこじる。パカッと剥がれたそれを、ゴミブクロして、まだ少し残っている部分をこそぎ落とす。
 こんなことでも、実際のところ、大量虐殺にへんな居心地の悪さ。
 でも、蜂はどこまでも蜂で、猫は猫、茸は茸なのだから、仕方が無い。





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最終更新日  2018.09.24 15:03:04
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