ら組三番町大安売屋碧眼の魔術士

2004年01月08日
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現実逃避の日記なのか、もしくは廃人修行の記録であるのか。


大陸をフィールドワークの場として捉えている仲間がいる。


仮想現実世界ならではの活動に、
かねてから関心を持っていた冒険者がいる。


いつも魔術士の友人と2人で、ある啓発活動を続けている聖騎士だ。


暮らす世界は違うものの、彼らの活動にかける志に感銘を受けて、
ある約束を交わし、折々につれて交流を続けてきていた。


そして、この日。

新しい同業組合をつくるとの報せがもたらされた。
いよいよ、約束の時が来たのだ


音読みすると恥ずかしい名前のギルドなので、恥ずかしく決めてみました♪


もうひとつの世界へと赴き、偉大なる魔術士である双子の兄に、
魔道を貫くものを示す旗をしばらく下ろしたいと、暇乞いをした。

『魔術士の叛乱』を再び起さんと画策している兄のもとから、
10日程度離れることに不安がないと言えば嘘になる。

しかし、どこにいても魔術士魂は不変だ。
必ず帰ってくる…

魔術士の仲間達にそう誓うと、
自分は脱退の扉に手をかけた。 


自分にとって、同業組合とは、
ある旗の下に生きることとは、とても重いことだ。
簡単に出入りしていいものと思っていない。


それでも、あえて出向をしても、設立にかかわりたいと思っていた。

歯車の動きが大きく反転する瞬間を見てみたかったのだ。


いつのまにこれだけの面子をナンパしていたのだ!すごいっ



もともと科学の分野で『科学革命』として提唱された概念だが、
社会学の分野でもよく使われる、『パラダイム変換』という言葉がある。


「暴走族を珍走団とお呼び!」


この日、新しい同業組合を興した聖騎士と魔術士が続けている運動、
社会学的、言語論的パラダイム変換と言える。


暴走族という名前を聞いたとき、
誰もが思い浮かべるイメージがあるだろう。
そして、それはかなり普遍的で、個々に大きな違いはないはずだ。

名前の持つイメージから得られる論理的な枠組み、
これが「暴走族」と言う語彙の「パラダイム」だ。


ああ、デボさんは手だけではなく口にも神が宿ってますなぁ


しかし、このパラダイムには、
社会的に迷惑を与えるものでありながら、
その形態や生き方に憧憬をもたらすようなイメージも含まれている。

既存のパラダイムと対立する直接的にも恥ずかしいイメージを持つ名前、
「珍走団」と言う名前を広めていくことにより、
暴走族を恥ずかしいこととして認知させたい。


既存のパラダイムが放棄され、
新しいものに置き換わるというプロセス。

これが、パラダイム変換である。


落ちているお金は浮気の口止め料らしい・・・マテマテ


新たなパラダイムとしての経験的な証拠の蓄積、
彼らはそれを目論もうとしている。


既に固定した名前やイメージが普遍化しているものや、
名前や普遍的イメージを持たないものに対して、
新たな名前とイメージを作り出す。

それによって得られるであろう劇的な効果を模索する。
そんな革命的運動と言えばわかりやすいだろうか。


電脳社会において、こつこつと試行を重ねてきた二人は、
大陸を新たなパラダイム布教の地として選んだのだ。


これに協力しないとあっては、言葉の力を信ずるものとして、
言霊遣いとしての沽券にすらかかわる。


いあ、決してそんなことはありませぬ。ええ、絶対に。天地天命に誓って。


新しい旗を見届けてから再び魔道の旗を背負うつもりだ。

しかし、いくばくかの不安も拭い去れていないのも事実である。


ギルド【Team珍呼】

どうか、恥ずかしくて背負えないような旗ではないことを祈るだけだ。


けれど、新たなパラダイムを提示したものは誰しも、
人から笑いものとされるのが宿命だ。


ガリレオ然り、ニュートン然り・・・


まぁ、今を楽しむ他にないわけだ。






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最終更新日  2004年01月17日 12時12分48秒
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