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製作中のアンプは自分用ではなく友人用の物だ。各スイッチ、端子類は機能表示の文字入れをする必要がある。入れないと使いづらいだろう。ネット情報を参考にして・インレタ・透明ラベルシートに印刷して貼り付ける方法・パネルとアクリル板の間に印刷したシートを挟み込むの方法を組み合わせる事にした。ラベルシートはツヤあり、なしの2種類を購入し試行。ツヤなしの方がアルミ板になじんで目立たない。印刷したラベルシートの文字を切り出すのではなく、アルミパネル全体に貼ってみた。今回は貼りつけたが、OHPシートに印刷したものを挟むだけでもいいかもしれない。下の画像は、楽天にも出店されている「はざい屋」さんにデータを送って加工して頂いた物。3mm厚アクリル板のガラス色。この程度の加工だと材料費、送料込でキャストだと¥8K台、押し出しで¥4K台。決済して4日で届いた。フロントパネル完成
2022.03.06
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新藤ラボラトリーのプリアンプCLARET KITのレストアが完了した。引っぱり出した測定器類をロッカーに片づける前に、常用機であるOTLアンプのACバランス調整をした。このアンプは宮崎良三郎氏の回路のデッドコピー。構成は差動2段(直結)+ SEPP OTL、宮崎氏式の帰還型打消し回路。完全なACバランスを、歪率計がなくてもとれる。この打消し回路の利点、注意点、調整方法は、宮崎氏の記事よりもMJ誌1993年4月号の森川氏の製作記事に判りやすく解説されている。宮崎氏のOTL研究シリーズは上級者向けで、製作面での記述が少なかった。見かねた? 森川氏が実践派の為に、久々に筆をとったのではないかと勝手に想像している。ありがたいことである。40KG6Aのヒーターは、MJ誌94年12月号で金田明彦氏が提示された方法での点火。家のAC電源では下の画像の数値になった。下の画像、中央の銀色がEPCOS/TDK製ポリプロピレン・コンデンサ(@\2,300-)。マイナス出力端子とケミコンは銅ブスバーで連結させている。
2021.07.04
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自作アンプの筐体は、もっぱらタカチ電機のOSシリーズとWOシリーズを使っている。各面、個別部品になっているので加工しやすい。代理店に注文しても必ずメーカーから直送してくる。このシリーズは部品点数が多くサイズ設定が細かい。注文内容によって在庫部品を組み合わせて梱包し、発送しているのだろう。 (写真:タカチ電機HPより)アンプを作製する場合、上図①②③の部品に加工することが多い。出来が悪かったり、あきてしまってリニューアルする場合、①②③を交換すれば他の部品の再利用が可能で経済的だ。このケースは高価である。だが、タカチ電機では、この部分の交換部品をカタログラインナップしていない。バラ売りなどしていたら各部品の在庫計画と生産計画のバランスが、おかしな事になるのかもしれない。アルマイトでヘアーライン加工されたA1050Pアルミ板は、タカチ電機のカタログにはある。これを購入してもシャーリングマシンなど所有していないし、所有する知人もいないので手に余る。楽天に「Shop O・S」さんという金属板専門のお店がある。自宅でパンを焼く趣味を持つ方々に人気がある様子。購入した金属板を無料カットしてくれるのがありがたい。サイズも豊富。シャーシの交換板はいつもここにお願いしている。購入履歴を見ると、この10年間で10回の履歴が残っている。サイズ指定はミリ単位の少数一位まで可能で、誤差±0.2mm。他にも同じような店はあるが、このお店ではヘアーライン加工されていないものの、アルマイト加工されたA1100Pアルミ板が販売されている。通販で売ってそうで、売ってない物だ。生地のアルミ板だと錆びるし汚れやすい。A1050Pより硬めでトランスを載せる真空管アンプにはこちらの方が具合が良い。このお店は、たまに改装中で店を閉じてしまうので注意が必要。楽天市場でこのパターンは店じまいの事が多いが、ここは後日、何事もなかった様に再開する。改装した気配がないので、本業が忙しいと閉めてしまうのかもしれない。アンプの製作を計画した場合、まずはこの店が営業しているかどうかを確認する。今回は開いてた。・・・OSシリーズとWOシリーズの難点として②③のパネルは、はめ込むだけの構造である点。放っておくとアースから浮きやすく、ノイズの原因になる事が多い。下画像の矢印部分にネジ穴等を開けるなどして、内部の固定部品と結合させる工作が必要。このアンプは並列給電SEPP、解体済み。(追記)送られてきたタカチのカタログを見ていたら、ヘアライン付アルミフリーサイズパネルのHLFシリーズが、いつの間にか簡単にオンライン見積が出来るようになっていた。以前は、引き合いフォーマットに記入してFAXでの見積注文だったので敬遠していたが次回はこれでオーダーしてみたいと思っている。
2021.07.15
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