たぶん続かないだろうなぁw
日々の雑記帳 85
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先日のF1日本GPではシューがリタイヤして8度目の王座はほぼ絶望になったけど。ってことで今日はF1の思い出などを。いつも通り興味を持つ事は唐突にやってくるwF-1もそうだね。時は1976年に遡る。そう、初めてF-1が日本にやってきた年。何気なく友達と家でTVを見ていた時スポーツニュースで明日初めて日本に来たF-1の決勝だと伝えていた。「面白そうだなぁ。」「見てみてぇなぁ~」てな雑談をしてるうちに「じゃぁ行ってみようぜ」って話になった。もちろんチケットなんぞ持ってるわけは無い。山の中にある富士スピードウェイ。「山越えればタダで入れるじゃん。」今思うとすげぇ発想だwまさにバカさゆえ、いや、若さゆえだねwとりあえず御殿場の駅まで行って、そこでチャリンコかっぱらって富士スピードウェイまで行こうって事になり日も暮れる前に電車に乗った。駅に着くと小雨が降っていた。やべぇなぁと思いながらもとりあえず安物のカッパを買って地図でルート検索。すると何気に所在なさそうな2人組の女の子が目に入った。。ナンパ気分でもなかったけどw声をかけて話してみるとコイツらもオレ達と同じで、チケット無いけど何とかなるだろう組だった。フツーのマジメそうな女子大生でとりあえずどこかに泊ってダフ屋からチケットでも買おうと思ってたらしいけどオレたちの話を聞いて、一緒に行こうって事になった。今だったらひと気の無いところに連れ込んでヤっちまうトコロだけどw当時は純な?w小僧。頭の中は「F-1見たい!」しかなかった。さすがにチャリンコじゃキツイだろうと言うのでラッキーな事に彼女たちがタクシー代を出してくれて富士スピードウェイの裏側の道まで行った。見渡すと高台に金網が張り巡らしてある。有刺鉄線にジャンバーをかけて乗り越えかすかに車の音がする方向へ歩き出した。レース後の富士スピードウェイ、メインスタンド裏。一緒にタダ見した女の子達と。しかし今見ると貧乏くさいレース場だねぇ。w小雨は相変わらずで季節は10月。寒さを堪えながら雑木を掻き分けながら、なだらかな高台を登っていった。来た事を後悔しつつも1時間ほどするとやっとサーキットが見えてきた。もちろんサーキットには車は走っていないけれどメインスタンド裏は煌々と灯りがともりやかましい車の音が聞こえる。既に深夜。とにかく仮眠を取らなければと場所探し。メインスタンド下にちょうどいいスペースがあったのでそこを寝床にした。ただ、雨に塗れてメチャ寒い。傍に新聞紙があったのでそれを洋服の中に入れ、暖を取れるよう、4人固まるように眠りに付いた。爆音とカストロール・オイルの燃焼した甘い香りで目が覚めた。係員がいなかったのでメインスタンドに上がってみると、まだ前座のクラシックカーレースだった。始まるまで記念グッズなどを見ながら時間をつぶしているといままでの爆音とは異質な音が聞こえてきた。再びスタンドに上がるとF1マシーンのエンジン音が鳴り響き練習走行が始まった。目の前を駆け抜けるF1マシーンの音はジェット機のような爆音で雨が降り続く路面はタイヤの回転でカーテンのようにマシンを包んでいた。感動だったのか、身震いした記憶がある。 このレースは76年の最終戦。ラウダとハントが最終戦までもつれ合うポイント争いをしていた。6週間前に大事故にあいながらも強行出場したラウダは大雨の中早々に危険と判断してリタイアしたがハントは粘り強く走り1ポイント差でワールドチャンピオンになった。今でも語り継がれてる過去の名レースの一つ。レースが始まっても係員はいなかったので堂々と空いた席でレースを観戦できた(今じゃ考えられないねw)場内で経過を知らせる実況アナウンスもあったけれど雨や風で聞こえない事が多かったのでレースの経過はあまり覚えてない。こう、思い出してみるとF1観戦っていうより冒険記だったねwでも、これをきっかけに例のごとくF1への過去の旅をすることによっていろいろなドラマを知りのめり込んでいった。翌年も日本で開催されたけど、その時はちゃんとお金を払っていきましたw。。ん?女の子たち?そのままレース場で別れてそれっきりですw
2006.10.18
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