ぎょう乃介雑記

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2006年05月30日
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カテゴリ: 雑記


  若山牧水(「みなかみ」より)

牧水は啄木の最後を次のように書き遺しています。

「細君たちは口うつしに薬を注ぐやら、唇を濡らすやら、名を呼ぶ
やらしてゐたが、私はふとその場に彼の長女の(六才だつたと思ふ)
居ないのに気がついてそれを探しに戸外に出た。
そして門口で桜の落花を拾つて遊んでゐた彼女を抱いて引返した時
には、老父と細君とが前後から石川君を抱きかかへて、低いながら
声を立てゝ泣いてゐた。

す」といつた。
そして側に在つた置時計を手にとつて「九時半か」と咳く様に云つ
たがまさしく九時三十分であつた。」






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最終更新日  2006年05月31日 00時41分43秒 コメント(17) | コメントを書く


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