無冠のハゲの王者のコメント

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2019年02月15日
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テーマ: 水泳
カテゴリ: 水中テクニック
皆様今日は。
前回の『魔法のタイム短縮テクニック』はお試しいただけましたでしょうか?
恐らく「上手くできた人」と、「イマイチよくわからないなと言う人」とが混在する状態なのでは無いでしょうか? なので種明かしが必要でしょうね。ではコレから一つずつ何回かに分けて、3つのマジックの種明かしをしてまいることにいたしましょう。

ところでイキナリ説明に入る前に、5年前に私が何を発見したのかを申し上げることにします。全てはあの時から始まったのですから...

2014年の夏、私はエアコンも壊れ、風呂も壊れ、蒸し暑い部屋の中で意識が朦朧としながら床にひっくり返って、手頃な大きさのノートを団扇がわりに使ってあおいでいました。しかしいくらあおいでも一向に涼しくなりません。動きの鈍い意識がこの時にふと「何でだろう」と思ったのです。
その原因はノートが起こす風が当たった場所が涼しくなる一方で、あおいでいる方の腕が、仕事をすることで熱くなってくるからのようでした。ここで「はてな?」と思いました。
と言いますのは、私達のように年中プールの中でドルフィンキックを打っている人間は、無意識のうちに「自分は前方からの水を後方に送り出している」と思い込んでしまっていたからなのです。
ですからノートであおぐ時にも、「ノートを握った手の側」から、うちわの羽に相当する「ノートの側」へと空気が流れているものだと勝手に思い込んでいたのです。
〈図-1〉



一旦何かに関心が向くと、私の性格としてはそれが明らかにならないと他のことが出来ません。そこでティッシュぺーを短冊のように細長く切ってその一端を片手で持ち、垂れさがらせるようにしながら、あおいでいるノートの周りに動かしてみて、空気がどう動いているのかを確かめたのです。それでビックリしたのです。

空気は「ノートを持った手の側」からではなく、反対の「ノート側」からノートが空気を送り出した空間に流れ込んでいました。そしてその空気を再びノートがあおぐと、今度はノートの裏側の空間に、やはり「ノート側」の空気が流れ込むという具合でした。
〈図-2〉

コレは言うなればピンポンでもしているかのように、空気の分子をノートの片側で弾き返すと同時に反対側に招き入れ、また今度は反対側の空気を弾き返すとともにこちら側に招き入れるということを繰り返していたわけです。決してノートを握った手の側からノートの側に空気を送り出していたのではなかったのです。

コレは大変な驚きでした。皆さんはこの図を見ても「そんなものかな?」と思うだけかもしれません。しかし『このうちわを持った手』を魚や、イルカの尾ビレだと思って見ていただきますと、皆さんの中にもとんでも無い事に気がつかれる方がいらっしゃるかもしれません。そうです!水の流れが反対になってしまうんです‼︎

私は今まで魚やイルカ達のあの美しい流線型の体の形から、てっきり彼らは自分の進もうとする方向からの水を後方に送り出しているものと勝手に信じ込んでいたのですが、これはもしかすると今まで教わってきたことは全部間違いだった可能性が出て参りました。
しかも一旦今までの前提を全て忘れて、仮に「イルカや魚は、自分の体の後方から自分の泳ぐ速度と同じスピードで追いかけてくる水を蹴ることで前に進んでいる」という仮説を立てて考えてみたら、何とも恐ろしいくらいにあらゆる現象が説明できたからです。
ところがこんな事は世界中の本には書いてないのです。
どうやら、えらいことをやってしまったと感じました。ブレークスルーのきっかけを掴んだ瞬間でした。
(続く)





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最終更新日  2019年02月15日 20時40分27秒
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