刹那と永遠 - Moment and eternity -

刹那と永遠 - Moment and eternity -

2005.05.09
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堤真一さんが「好きな映画(印象に残る映画、かな?)」として
「誰がために鐘はなる」とイングリッド・バーグマンの名を挙げていました。

「誰がために鐘はなる」・・・
残念ながら見たことありません。

バーグマンはhakapyonも好きな女優さんです。
知的で、意思が強そうで、計算高そうに見えて実は・・・本能のままに生きているような潔さを感じます。

「カサブランカ」でのボガードとのやりとり・・・
同性のhakapyonですら、


「オリエント急行殺人事件」での年老いた姿には
驚きました・・・(誰か、わからなかったよー^^;^^;)

でも、理知的な瞳の強い光は健在でした。

「トロイ」のピーター・オトゥールの
澄みきった青い瞳が、「ロレンス」そのままだったように。


***


バーグマンといって思い出す人物が一人います。
報道カメラマンのロバート・キャパです。

hakapyonはこのキャパという人が好きです。
作品ももちろんですが、ひたむきで激しい生き方に惹かれます。

はじめて彼の写真集を見た時、涙が流れて仕方ありませんでした。



無名当時にはパリにおいて知人からの借り物のライカで
「サンデー毎日」の記事の写真を撮っていたキャパでしたが、スペイン内戦取材中に撮影した「崩れ落ちる兵士」という作品で一躍有名になりました。

その後もコンタックスで「ノルマンディー上陸作品」などの名作を次々と発表しますが、1954年のベトナム戦争取材中に地雷を踏んで亡くなります。
41歳でした。

ちなみに亡くなった時に手にしていたのは日本製のニコンのカメラです。


日本とは不思議な縁のあったカメラマンです。


***


キャパはバーグマンと恋仲になったことがあります。

戦争の前線が職場、常に危険と隣り合わせの報道カメラマンとハリウッド女優の恋は、短くも美しく燃えた、刹那の恋でした。

キャパが撮影したバーグマンの写真が印象に残っています。

そこには、カメラを意識したハリウッド女優ではなく
ひとりの、女がいます。

ちなみに。

「誰がために鐘はなる」は
ヘミングウェイ原作のスペイン内戦を描いた作品(らしい)です。

キャパが名をあげた「崩れおちる兵士」も
スペイン内戦での写真なんですよね。

へミングウェイはキャパの友人。
そのヘミングウェイ原作の作品に出演したバーグマン。
縁を感じます。

おまけにヘミングウェイは、キャパをこの映画に出演させようとしていたらしい・・・

スクリーンのキャパ。
観てみたかったなあ。


もひとつ、ちなみに。

ハリウッドでバーグマンはキャパとの恋愛の相談をかの巨匠・ヒッチコック監督にしていたのだそうです。

もしかしたら、その時のエピソードが・・・

戦争カメラマン(ジェームス・スチュアート)とクールビューティ(グレース・ケリー)の恋とサスペンスを描いた作品「裏窓」のモチーフになっているのかもしれません^^


***


今年は、キャパ没後50周年です。

キャパの命日・5月25日が近づいたら
「誰がために鐘はなる」を観て
「ちょっとピンぼけ」(R・キャパ著)を読んでみようかな。






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最終更新日  2005.05.09 12:21:35 コメントを書く


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