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我が家の二才魚、親魚の飼育管理
1. はじめに
我が家では毎年当才魚、二才魚、親魚を飼育しています。春に産卵
させた卵から稚魚~黒仔~当才魚として育て上げ、その秋には品評会
に出品できるのですから、そのスピード感と新鮮さは当歳魚ならでは
の味わいです。それに比べて、二才魚はその後更に1年余りをかけて
はじめて出品できるのですから、ゆったりとした気持ちで取り組まな
ければなりません。親魚になると更に1年以上の飼育期間が加わります。
しかしながら、魚齢を重ねて風貌風格が具わった魚の魅了は当歳魚と
また違った味わいがあります。飼育方法においても、その基本は大きく
変わりませんが、二才魚、親魚としての飼い方をして、はじめて、
それらの魚齢に見合った良さが出てくるのです。基本的な飼育方法に
ついては、「基礎編/四季の飼育管理」に纏めてある内容に準じたもの
ですので、そちらを参照してください。ここでは、我が家の飼育上の特徴
と留意している点について主に纏めてみます。
画像: 水替えのなかFRP池で泳ぐ親魚
2006春

2. 飼育上のポイント
(1) 二才魚、親魚は大きな池で飼育数を少なくしてゆったりと飼うように
しています。 1坪の池で5~6尾ぐらいが理想的だと思っています。
(2) 年間を通して、飼育水は青水にしています。夏場においても色は
薄めですが青水です。
(3) 二才魚、親魚を選ぶ際には次の点に留意しています。
1) 一般的には年を重ねるにつれ、頭の肉瘤は発達しますので、当才
の時に余り発達しすぎたものは避けます。勿論、上見で四角、更に
フンタンが出ておればベストです。
2) 体型はやや長めのものを選びます。年を重ねる毎に長さよりも
横幅が出てきますので、当才のときに長かった魚が丁度良い体型に
なることがしばしばあります。
3) 年を重ね体格が大きくなるにつれ、尾が負けてくる魚がいますので
尾張りのしっかりした魚を残すようにしています。
4) 当歳の時に、体の模様や色つきが少し悪くても、魚っぷりの良い魚
であれば2才.親になってから伸びる魚がいますので見逃さないよう
にしています。
3. 飼育池、飼育数
春から秋にかけて、180×180cmの池4~5面を使用し、品評会に
出品するための魚は1池当たり5~6尾、種魚として残すものは1池当たり
10尾ぐらいで飼育します。毎年、大体30尾前後を飼育しています。
4. 四季の飼育管理
1) 種魚の中にも産卵シーズン後、二才、親として飼育するものがいます
が種魚はほぼ4月一杯まで、産卵させることが主目的ですので、餌は
控え目に与え太りすぎないように注意して飼います。太りすぎると産卵
に支障をきたすからです。
2) 種魚以外の二歳、親は自然に任せ、3月中旬ごろまでは冬眠状態に
して何もしません。中旬以降は少しずつ餌を与え、4月一杯で少し体力
を回復すれば良しといった気持ちで飼育し急いで大きくしようとは考え
ない飼育方法を取っています。
3) 餌は冬起こし直後の数日間は赤虫をやりますが、その後は小粒の
ペレットが主体です。 種魚の水替えサイクルは3日に1度、二歳・親は
1週間に1度程度です。飼育水は薄めの青水です。
(2) 初夏5月~6月の飼育方法
1) 4月まで種魚と二歳・親は別々に飼っていますが、5月に入ると秋まで
残したい飼育数に絞込み同じ池で混ぜて飼育します。4月まで餌の量を
抑えていましたので魚体がそれほど大きくありません。したがって、この
時期は1池7~10尾ぐらいで飼育します。又、6月一杯までは産卵が
続きますので、雄と雌を別々の池で飼育するようにします。
2) 餌はペレットの他に赤虫も与えます。ペレットは色揚げ剤の入った
ものです。青水で飼いますので自然に色は揚がりますが、色揚げ剤を
与えたほうがより効果が出ます。
3) この時期の水替えサイクルは4~5日に1度ぐらいです。
4) この6月まで産卵が続きますので毎朝のチェックが必要です。この
時期は黒仔の世話に追われて2才・親は後回しになることが多いの
ですが、産卵に気付かずにいると水質が急激に悪化します。
(3) 夏場7~9月の飼育方法
1) この時期になりますと産卵シーズンも終わり、姿も2才・親の体型、
風貌になっていますがまだ迫力が足りません。したがって、これから
本格的な飼い込みを行います。2才、親は1池5~6尾づつにし、種魚
は1池約10尾にして飼育していきます。
2) 餌は引き続き、色揚げ剤入りのペレットと赤虫を交互に与えます。
但し、与える餌の量は多めにしています。ここで大切なのは餌を与える
回数を多くすることです。一度にどかっと与えると腹ばかりが出っ張った
いも金(いも姉ではありません)になってしまうからです。
尚、種魚は余り大きくする必要はありませんので、餌の量は2才、親に
比べて少なめにしています。
3) この時期の飼い方で2才・親は見違えるように立派になってくれます。
(4) 秋10~11月の飼育方法
1) この時期は品評会のシーズンなので、大きくすることよりも体のバラ
ンスを整えることと色揚げに主体をおいた飼育方法を取ります。
2) 餌は色揚げ剤入りのペレットが主体です。気温水温が低くなって
きますので与える回数を少なくし、午後4時以降は与えないように
します。9月の下旬以降、青水の濃度を上げて飼育すると色艶が見違
えるように良くなります。12月以降は冬眠させますので11月一杯まで
餌を与えますが朝の水温が12℃を割るよう日には与えません。
3) 出品した魚を持ち帰った後は他の魚と行き成り一緒にせずに飼い、
発病するようであれば、治療してから元いた池に戻すかどうか考える
ようにしています。 (完)
2才魚の飼育管理 2008.10.23
二才魚、親魚の楽しみ方(その3) 2007.12.14
二才魚、親魚の楽しみ方(その2) 2007.12.13