色んなチェーンメールが飛び交っているようです。
私の所に来たのは、
■お願い■
「関西電力で働いている友達からのお願いなのですが、本日18時以降関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしいです。
一人が少しの節電をするだけで、関東の方の携帯が充電を出来て情報を得たり、病院にいる方が医療機器を使えるようになり救われます!
こんなことくらいしか関西に住む私たちには、祈る以外の行動として出来ないです!このメールをできるだけ多くの方に送信をお願い致します!」
というもの。
「節電」なら悪い事もないかと思い、何人かに転送してしまった。
考えれば、関東と関西では周波数が50と60サイクルの違いがあるので、それは出来ない相談なのだ。
まあ、これを機に、電気の無駄な使い方に目を向けてくれるようになればいいという思いがあってのこと。
この他にも、「コスモ石油での爆発火災で、爆発による有害物質が雨などといっしょに降る」というものや「自衛隊が支援物資を受け付けている」というのも流れているらしい。
福岡市・天神では、投資顧問会社社長のブログでの呼びかけに応じ、救援物資を持った大勢の人が殺到。路上や店舗前をふさいで混乱したため、13日で受け付けを終えた。だが、14日も物資を持って同社を訪れる人が後を絶たないという。
皆、良かれと思ってやっていること。日本人の「相互扶助」精神がこんな処にも溢れている。
★
粛々と事態を受け入れ、パニックもなく、泰然として端然と行動する様は、世界に驚嘆と賛辞で報道されているらしい。これらの行動は、私のブログのタイトルにもありますが、「達観」と「諦観」をもって始めて為せる技でしょう。
極東にあって、文化の掃き溜まりとしてあらゆるものを受け入れ、咀嚼して取り込んできた日本人。地震・津波を筆頭に、台風や風水害、雷、豪雪や冷害、異常気象のもたらす飢饉や疫病などなど、様々な天変地異と戦って来た。それらは怒りをぶつける対象でもなく、ただただ受け入れるしかないもの。
「もののあわれ」を美意識とする根底には、無常観とともに諦観なくしては到達できない崇高な理念が内包されているように思う。
儒教離れしてすでに長い今、無宗教と言われながらも、無自覚の中にこんな高いレベルの理念を持っている日本人は、確かに驚嘆すべき存在でしょう。
終戦直後の日本人にまともな英語を教えないようにと、「読み・書き」を重点に英語教育を指導したアメリカ。文盲率が驚くほど低かった当時の日本人に英語をマスターされてはたまらないと、日本人への脅威が相当あったと聞きます。
勤勉と礼儀正しさ、謙虚さと相互扶助。何と素晴らしい民族なのでしょう!
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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