ハピサプ!~鷹好きな大学生日記~

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January 31, 2006
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<第4話までのあらすじ>
イットの世界からやってきたロボット・ホリえもんは野球界のあとに目をつけたのはメディア買収だった。
ラジオ局のジャパン放送を通じて、エイト・テレビを買収することをもくろんだ。
ホリえもんには強力なパートナーがいるということが分かり、危機を感じた
両社はホリえもんに史上最大の「逆襲」をしかけようとしていた・・・

<第5話>~史上最大の攻防戦~

ヒエーダ会長とカメブッチ社長は記者会見を開いた。
「まず、もともと行っていたTOBを50%から25%までにします。これならすぐにジャパン放送株も集まるでしょう。」とヒエーダ会長。
そして、何よりも度肝を抜かれたのはカメブッチ社長の一言だった。


新株予約権。つまりは新たに株券を発行し、その株券をある会社に与える権利のことだが、
今回の場合、その発行される株券の量が半端ではない。現在出回っているジャパン放送全株の2倍近くを発行するのである。
これにより、ジャパン放送はエイト・テレビに守られることになり、ホリえもんは単なる一株主に追いやられてしまうのである。
ただ、このような新株予約権の発行は法に触れる可能性も高く、裁判所に訴えられてもおかしくなかった。
それでもヒエーダ会長は「訴えられても受けて立つ。ホリえもんと全面戦争だ。」と言い放った。

ホリえもんはロッポンギ・タワーズのオフィスでエイト・テレビとジャパン放送の合同記者会見をテレビ越しで見ていた。
特に慌てた様子もなく焦った様子もなく、ただ無表情でテレビの画面を見つめていた。
すると脇にあった電話が鳴った。電話の相手はふる太だった。
「もしもし、ホリえもん?なんかヒエーダさんとかがホリえもんに対して、対決姿勢を見せているけど大丈夫なの?」と心配されると、
「ふふふ。ふる太君、こういう動きで買収を阻止するなんて「想定の範囲内」だよ。」
「いや、今回のことに関してあんまり言えないけど、ホリえもんは何をしたいの?」

ふる太の質問にひとつひとつ丁寧に答えるホリえもん。ふる太との電話を終えたあと、ホリえもんは深くため息をついた。
かと思うと、ふいににやつきだすホリえもん。そして、ロッポンギ・タワーズのオフィスを出て、あるところへ向かった。

再びニュース速報が流れた。
「ホリえもん、ジャパン放送を訴える。新株予約権の発行差し止めを要求か」
ヒエーダ会長が言った通り、ホリえもんは裁判所に訴えたのである。


訴えられたジャパン放送。そのジャパン放送では急速に「No!ホリえもん」の動きが見えてきた。
これまでジャパン放送には労働組合がなかったが、開局以来はじめての社員会議を開き、
ホリえもんの買収を反対する声明が出され、最悪の場合「ストライキ」も辞さないという強行姿勢を見せた。
さらにジャパン放送で番組を担当するパーソナリティからも、「ホリえもんに買収されたらパーソナリティを辞める」という声も出てきた。
お笑いコンビ、有名コメディアン、シンガーソングライターなどなど・・・数にするとジャパン放送のパーソナリティの3分の1にもなった。

エイト・テレビの方もTOBが成立した。
エイト・テレビがジャパン放送株を買い取る値段よりも、普通に市場で売った方が高くつくのにも関わらず・・・
つまり、大企業はエイト・テレビにビビって味方につくことになったのである。

しかし、司法の判断はジャパン放送とエイト・テレビにとって最悪の結果になってしまった。
ホリえもんの「新株予約権の発行を差し止めろ」という言い分が通ってしまったのである。
ジャパン放送は即時、控訴したが棄却させられた。ジャパン放送はついに追い詰められた。

そして、ホリえもんはテレビでこう話した。
「ジャパン放送の株を半分手に入れた。これでジャパン放送を買収した。」
革命が起こってしまった。訳分かんないロボットが大きなメディアを手に入れてしまったのである。

それでもジャパン放送とエイト・テレビは最後の悪あがきに出た。
ジャパン放送は子会社であるレコード会社「ボビー・カニオン」の売却を検討した。
「ボビー・カニオン」はジャパン放送にとって優良な資産である。
その優良資産をホリえもんに渡したくなかったのである。買収を防ぐ「焦土作戦」だ。

そして、エイト・テレビはジャパン放送株を預かってくれる救世主を探した。ホワイト・ナイト、白馬の騎士である。
そのホワイト・ナイトを買って出たところがホリえもんにとって、やっかいだった。
イットの世界では超巨大権力であるハードハンクの系列会社だった。キタオ社長はホリえもんに対して、挑発的な行動をとった。

ホリえもんも焦りが見えてくるようになった。ウーマン・シスターズから受けた融資も、もうすぐ底をつく。
もし、ウーマンからの融資を返せなかったら・・・それはホリえもんの「死」に繋がってしまう。
はたして、ジャパン放送だけでやっていけるのだろうか・・・
ホリえもんの優秀な右腕・ミヤウチはここまでホリえもんを支えつづけた。しかし、ミヤウチは働かせすぎた・・・
そして、ホリえもんは苦渋の決断をせざる状況になった。

ふる太は翌日の朝刊を見て、目がテンになった。
なんと、ホリえもんとヒエーダ会長とカメブッチ社長が握手をしているではないか。
そう、両者は和解にいたったのである。
ホリえもんが買収したジャパン放送はエイト・テレビへ渡す。その代わり、エイト・テレビは莫大な量の融資をすることになった。
その量はリーマンからの融資を返しても、まだまだおつりが戻ってくる金額だった。
形的には、エイト・テレビがホリえもんからジャパン放送を買い戻したということになる。

ホリえもんのメディア参入作戦は失敗に終わった。
しかし、野球参入の時と同様、再び問題提起をしてくれたのはホリえもんだ。
この事件がきっかけであちこちの企業で買収対策を真剣に考えるようになった。

ホリえもんはロッポンギ・タワーズにある自宅で、何かを考えるように眠っていた。
それは再び嵐を起こそうと待ち構えたように・・・

そして、夏。再びホリえもんは驚くべき行動を起こすことになる---。


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これで、メディア参入編はおしまいです。
このあとは政界参入編と逮捕編を残すのみになりました。

随分と日にちが空いてしまいましたが、大丈夫でしょうか?
とりあえず、ホリエモン関連のニュースが報じられなくても、この小説はなんとか完成させますので。
お暇な方はお付き合いください。






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Last updated  January 31, 2006 11:39:14 PM
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