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5月29日10時15分配信 時事通信
大相撲時津風部屋の序ノ口力士だった斉藤俊さん=当時(17)=が暴行を受け死亡した事件で、傷害致死罪に問われた元親方山本順一被告(59)の判決公判が29日、名古屋地裁であった。芦沢政治裁判長は、同被告の暴行指示を認定した上で、「犯行を主導しており、ぶつかりげいこは制裁目的と推認され違法」として、懲役6年(求刑懲役7年)の実刑を言い渡した。
弁護側は即日控訴するとともに、再保釈の申請をした。
芦沢裁判長は、斉藤さんの死因を同被告らの暴行によるものと認め、「山本被告が率先して、ビール瓶で殴った。新入り力士に対し保護者的立場に立つことが期待される親方が、このような犯行に及ぶのは言語道断だ」と指摘した。
その上で、「親方として弟子らに絶大な支配力を持つ山本被告が犯行を指示した影響力は極めて大きい」と、執行猶予付き有罪判決とした兄弟子3人との量刑の違いを述べた。
弁護側は公判で、「暴行は兄弟子らが自らの判断で行い、山本被告の指示はなかった。ぶつかりげいこは暴行には当たらず、死因ではない」と反論。起訴事実を否認した上で、監督責任による業務上過失致死罪が適用されるにすぎないなどと主張し、執行猶予を求めていた。
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