2004年11月21日
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カテゴリ: 日記
昨日取材してきた科学館には、もう10年位前に、幼稚園に上がる前の子ども持ったお母さん達といっしょに
運営していた育児サークルで、遠足と称して遠出をしたときに行ったことがある場所だった。

当時娘は4歳、息子2歳だった。

科学館という名前から、「難しくて無理かな?」と思っていたが、
行った事のあるお母さんが、「すごく面白いから行こうよ!目からうろこが落ちるから!」といわれて門をくぐった。

宇宙がテーマの科学館なのだが、宇宙に関連する、電波や重力という、普段目には見えないと思っているものを
あっさりと、わかりやすい形で見せてくれる展示方法で
小さな子ども達は、意味がわからないなりにも、喜んで大騒ぎだった。
別料金になってしまうが、プラネタリウムもあった。


そう、ココはこどものための科学館ということをきちんと意識して展示がされていたのだ。

ここでは、隕石や南極の石など、普通ならガラスケースのなかに収まって展示してありそうなものまでもが、
子どもが安全に触って、重さやにおいや質感を自分の手や目で確認できるように展示がしてあった。


恐竜の人形も、そのコンセプトにきちんと沿っての展示だったので、子ども達は自由に、恐竜の人形に触り、
乗ってみることで大きさなどを体感していた。

さすがに10年も経ってしまうと、展示物が変わってしまい、もう恐竜にあうことはできなかった。
しかし、前回は「これはちょっと難しいよね」と飛ばしてしまった、
宇宙や電波に関しての展示物も、今回はくまなく見学してきた。

一般常識として、月は地球の衛星で、地球の遥か上空にあるということは知っている。
平面図で、地球や月や太陽などの大きさ比べを目にして、「へえ~こんなに大きさが違うのか」と思った方もいると思う。
実は私は昔、天文学者になりたいと思うほどの天文少女で、お小遣いをためて自分で購入した天体望遠鏡を

つまり、宇宙のことに関しては、他のお母さん達よりはちょっと詳しいと自負があった。

しかし、今回科学館に行って。私の頭の中にあったのは、机上の理論だけだったのだ、
ということが実感された。
その一番の展示物が、地球と月の比較だった。
壁展示された地球の模型をみていると、スタッフの方が声を掛けてきた

と指差す先を見ると・・・。
建物の対角線上の角の方に、月の模型が吊り下げてあった。
「え?あんなに遠くて、小さいんですか・・・。」
そう、地球の大きさが、直径60cmくらいだとしたら、月までの距離は20mちょっとになり、
月は、バレーボールより少し小さいくらいの大きさしかなった。

その瞬間、私は、自分が壮大な宇宙の真ん中にポツンと投げ出され、右手に青い地球。
左手に灰色に輝く月を見ているような気になった。

私は、一番初めに見たその展示物のおかげで、科学という壮大でロマンチックな魔法のとりこになってしまった。

どんな現象でも、出来るだけ子ども理解しやすいよう見せ、実際に触ったり体感したりさせることで納得させる。

まずは、「子ども達に、これってなんで?とか。面白いと思ってもらうことなんです」と、
説明してくださったスタッフの方は笑顔で仰った。

知識のどこかで、わかったように思っていたこと。
でも、それをマジックの種明かしでもするように、するするとキレイに解いて見せられることで、
大人でも、思わずうなってしまうほど、感心し納得してしまう。

体感するとはこういうことを言うのだろう。
そして、心の底から納得できたときの快感!これが、学習意欲という言葉に
自然と繋がっていくキーワードなのかもしれない。

一つ一つの展示物の周りで遊ぶ子ども達の顔は、ただ遊園地で遊んで楽しい、という楽しさだけではなく。
なにかに熱心に取り組む時の面白さや、興味を持って物を見るときの瞳の輝きがあった。

「説明を聞いている、親御さんの方が熱心になって。興味をもたれる場合が多いんですよ」とスタッフの方は言葉を重ねた。

私に限らず、そう感じる人は多いだろうと思う。

それは、大人になって理解力が増したから良くわかるということではないだろう。
もし、同じ内容のことを、学校の授業として行われたとしたら。
大人になって、もう一度同じ授業を聞いたからといって、果たしてこれだけの理解ができるかどうか?それは疑問だ。

しかしココの展示は、「理解をするということはどういう事なのか?」という部分に対して細かい配慮がされ、
それをよりわかりやすく見せるための工夫がされているので、きちんと理解することができるからだろうと感じた。

百聞は一見にしかずとは、まさにこのことだろう。

これだけすぐれた教育方法のノウハウを、もっと学校教育にも活かしてもらうことができたら、
子ども達の学力低下という問題も、簡単に解消されるのではないだろうか?
そんふうに思えてしまう施設だった。







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最終更新日  2004年11月22日 14時15分58秒
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