ちびコギハーレーの日々是日記

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2005/02/22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この日あたりから、落ち込むことが多くなってきていた。
ハーレーの気持ちが分からないのだ。



どうやって遊んだら喜んでくれるのか分からない。
じっと目を見つめてくるけど、何を考えてるのか分からない。
遊んでほしいのか、おなかを空かせているのか、怒っているのか。
しっぽがないから、感情を読むすべがなかった。

  コギは、しっぽがないぶんお尻を振って感情表現する、なんて本には書いてあったけど、
  そんなの、今でも分からない。
  しっぽつきコギはお尻もしっぽも振るの?


褒めようとしても、撫でられるのをいやがって手を噛みにくる。
「よーしよし、いいコやね~」 に、プイッ or ガブッ。
・・・まるで一人芝居。

ゴハンを持っていったら笑顔で迎えてくれるけど、
「じゃあ私はなに? メシ炊き女?」 などと、仔犬相手に本気で怒りを覚える。

この子が何をしたら喜ぶのか、
何をされたらイヤなのか(ほとんどイヤだったんだろうけど)、
さっぱり分からなかった。



一日中、ひとり悶々とトイレの始末に明け暮れる。
本人に喜んでもらえない “お遊びタイム” のあげくに噛まれて、叱って、また嫌われる。
「あたし何やってんだ?」 とふと考えたりする。



この頃は、ハーレーのことを 「かわいい」 なんて全然思えなかった。
「憎い」 とさえ思ったことも。
「あー、幼児虐待って、こういう気持ちから始まるのか・・・」 と、初めて変な共感を覚えた。

犬が癒し? 冗談じゃない。
完全にノイローゼ状態だった。




叱ることばかりに重きをおいて、愛情をかけてあげてなかった。

生後2ヶ月なんて、人間でいえばまだ3歳。
幼いときに母犬から離されて、見知らぬ人間(私たち)のもとにやってきてまだ10日、
信頼関係さえ築けてないのに、叱って言うことを聞くはずがない。
それなのに、マズルコントロールだの、組み伏せてみるだの、反抗して当然。



でもこの頃は、本やネットでの “しつけの基本のき” を調べて暗記するばかりで、
そんなことに気付くはずもなかった。
日記をつけるのもつらかったなぁ。
「わ~い、書こう♪」 と思えるような項目がほとんどなかったから。



   《 この日の体重 : 2.0kg (前日と変わらず) 》





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最終更新日  2005/03/27 06:14:12 PM
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