鳥取県出身の世界的に有名な中川和郎氏(国立がんセンターの初代所長)
実は「世界の蝶・原色図鑑を著するなど、有数の昆虫学者でもありました。
10代半ばから日本やアメリカなどの国際誌に英文で昆虫の論文を
次々発表しています。
日本の蝶の中には2種類だけ西洋系の人命がついたものがあります。
ルーミスシジミとシルビアシジミです。ルーミスはこの蝶の発見者ですが
シルビアはなか中原和郎氏の令嬢です。
大正4年に渡米した中原氏は同7年ドロシー夫人と結婚し、翌年に
シルビアを授かりました。しかしかしその娘は、生後7か月半で
天折します。この直後中原氏は2種類の蝶を発表し、
1種はドロシー夫人の名前にちなんだ学名を、もう1種類には
Zizerasylviaという学名を与えています。この学名はその後の研究で
無効となりますが、和名「シルビアシジミ」は今も使われ続けています。
世界的癌研究者、中川和郎氏は、永遠の昆虫少年だったのかもしれません。
現在、シルビアシジミは鳥取県でも見られますが、絶滅が危惧されています。
全国的にも「絶滅危惧1類」です。
シルビアシジミがいつまでも舞い続けることを願って
日本海新聞の記事を、お借りしました。
☆ 今日の写真は ☆
● A 2007年7月22日に撮った「シルビアシジミ」
それ以降出会ったことがありません。
● B ダイミョウセセリ(関西型)を先日載せましたが
羽根の痛んでいないものを再度載せます。
以前に作成した、当町の自然海岸「鳴り石の浜」の動画をしばらくの間載せます。
クリックして動画がスタートしたら右下の □ 印をクリックして全画面にして見て下さい。
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