子宝兄妹&音楽を奏でて♪

子宝兄妹&音楽を奏でて♪

第2回クラリネット講習会♪

【マウスピースのくわえ方】

●弱い息でも、ノータンギングで(タンギングしないで)音が出る口の位置を探す。浅めにくわえてみたり、深めにくわえてみたりして、ノータンギングでスッと音が出る位置を探す。

●あごを下に引いて、「はにかみ笑い」の口で吹くのが良い♪

●楽器を支える右手親指で圧力をかけ、楽器を口にしっかり押しやる。楽器をふいに動かされて口から外れないように。

●リードミスは、口のくわえ方が狭すぎたり、肩が上がって余分な力が入っていると起こってしまう。


【ffで最低音のミを4拍、レジスターキーを押してシを4拍吹く】

●レジスターキーを押して上の音に移る時、上の音用の口・息の準備を瞬間的に行う。
下の音は「お」→上の音は「い」と発音するように口・息を高い音用に細めて準備する。

●「音の終わり」は重要!音がブチっと切れるのではなく、「余韻をもって、きんとうん(空飛ぶ雲)のしっぽのように、スッと」音をしまう。

●f(フォルテ)・ffは、遠くにあるロウソクの火をフッと吹き消すイメージで吹く。


【リガチャーの位置】

●リガチャーは、マウスピースに付いている2本の線の間で留める。マウスピースの上の線の少し下の位置で留めると良い。


【呼吸について】

●音に雑音が混じる時・・・吐いた息がすべて音になるイメージで吹くと良い。力まないでリラックスして吹く。口(マウスピースのくわえ方)が浅すぎないか深すぎないか、再確認する。(弱い息でノータンギングでスッと音が出る位置)

●息を吸った時、肩が上がっていると(肩で息をしていると)、きついアタックの音になってしまい、リードミスも起こりやすいのでダメ!
息は横隔膜(わき腹)で吸う腹式呼吸をする事!(腹式呼吸は、90度のおじぎをして呼吸する感覚。)肩の力を抜いて吹くこと!
両肩を一度上げて、ストンと下ろしてリラックスした状態が良い。


【ffで下のドを4拍→レジスターキーを押して上のソを4拍吹く】

●上のソの音の準備(口・息)を瞬時に行う。上のソの音に移る時、口の圧力が弱すぎると、上のソが弱々しい音になってしまう!口の圧力・歯の噛み具合・右手親指の支えの力加減・息のスピードを調節して、上の音にスッと移れるようにする。


【ffでファを4拍→レジスターキーを押して高いドを4拍吹く】

●ファの音の出だしに、変にアタックが付かないように!上のドは高い音なので高い音用の口の準備をして!(低音は「ホ」高音は「イ」さらに高音は「シ」と発音する感じで)

●腰骨を伸ばさないと息が入らない(腹式呼吸が出来ない)ので、背筋を伸ばして吹く。


【富士山ロングトーン】

●ノンタンギング(タンギングしない)で、出来るだけ小さい音から音を出し、ゆっくり4拍かけてクレッシェンドし(ppp→fff)、レジスターキーを押して12度上の音で、今度はゆっくり4拍かけてディクレッシェンド(fff→ppp)する。(最低音のミ→上のシ、というように。)

●息をゆっくりと吹き込み、雑音が入らずにスッと音が始まってクレッシェンド。終わりも音が消えていくようにスッと消えるように。これが上手く出来るリードはいいリード♪

●この、「タンギングしないで出来るだけ小さな音から出す」時に、「ジジ・・・」などと焼肉を焼いているような音(笑)・雑音が入るリードは、良くないリード。

●指は使っていない時でも、いつでも「最低音のミの位置(全てのキーを押さえた状態)」に待機しておくと、スラーにも細かい音符にも対応できる♪指が立ったり曲がったり隠れたりしてはダメ!

●ピッチ(音程)が高いが、これ以上指を押さえられないから音を下げられない時は、両ひざの間にベルを挟むと、少しピッチが下がる。


【リードについて】

●「富士山ロングトーン」がきれいに鳴るリードが、いいリード。

●薄めのリードだと、音が遠くまで響かない。かと言って、厚めのリードだとしんどくて息が切れるというのは、息がきちんと吸えていない・姿勢が悪い・口の中の圧力が弱い・息のスピードが弱いなど、いろんな原因がある。

●リード探しは永遠の課題!多々良さんもいろんなリードを試されているが、最後にはバンドレンに戻ってくることが多いそうです。

●その人その人によって、厚すぎず、薄すぎず、ちょうどの硬さのリードがあるはず。そこにたどり着くまでがなかなかで、薄いリードに行ったり、厚いリードに行ったりと何度も行き来して・・・。それは誰もが通る道。みんな、模索しているのだから、頑張って♪




1.腹式呼吸のマスター法!
2.クラリネットの調整法
3.正しいアンブシュアー(くわえ方)
4.太い豊かな音色を目指す練習法!
5.富士山ロングトーン(音の強弱)♪
6.中音域のスラー(ラ→シ)マスター法♪
7.クラリネットの指使い
8.リードの位置・マウスピースとの相性
9.短調・長調の雑学
10.第2回クラリネット講習会(2007年6月)
11.第3回クラリネット講習会(2007年9月)
12.第4回クラリネット講習会(2008年6月)





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