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涙のような雨が降り注ぎ始めると、
彼女の待つ場所に着いた。
遅れてくるのはいつものことで、
俺はいつもこの店の中から聞こえる、カナリヤの鳴く声を聞くのが好きなんだ。
案の定、30分以上も待たされたが、別に気にはしないさ。
女の魔性ってヤツだな。
ほら、君の笑顔でもう許してる。
彼女は、美人で、賢くて、気が強い。
悪魔であるが故のAngel
助手席に乗る君は、眩しいくらい海によく似合っていて、
君の鼻歌をBGMに、ポンコツの愛車もゴキゲンみたいだ。
彼女の頬を風が撫でて、木々の葉の擦れ合う音が時を数える。
長い髪をなびかせながら、波をさらう荒い風。
風はどこから来て、どこへ行くのだろう。
風が止む不動点は見つかるかい?
それともトーラスのように巡り続けるかい?
どっちにしろ俺は、風になりたいって思ったんだ。
風のように強く自由に生きてみたいって。
時に荒々しく、時に穏やかに。
君がこの広い海ならば、俺は風の流れになって、
その波の煌めきを、増してみせようじゃないか。
この道で俺は、生きる意味を追い越したい。

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