3度の飯より音楽好き♪

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その13

sonnyrollinsvol2


Sonny Rollins Vol2(blue note 1558)

1 WHY DON’T I
2 WAIL MARCH
3 MISTERIOSO
4 REFLECTIONS
5 YOU STEPPED OUT OF A DREAM
6 POOR BUTTERFLY

JAY JAY JOHNSON(tb)
SONNY ROLLINS(ts)
HORACE SILVER(p) 1,2,3,5,6
THELONIOUS MONK(p) 3,4
PAUL CHAMBERS(b)
ART BLAKEY(ds) 1957.4.14

おなじみ、BNの2枚目。
これでもか、という豪華なメンバーです。
久々に聴き直して、興奮中です。
ジャケットも、いつかアナログを買って、
部屋に飾っておきたいと思うほど好きです。

1,2曲目は、ロリンズオリジナル。

WHY DON’T I 軽快かつ、力強い音から始まるロリンズのオリジナルです。
この音に、これからどんな展開になるのかと
はじめの音を聴いた瞬間からワクワクしてしまいます。
ロリンズのソロに続く JJジョンソンも印象的です。
トロンボーンの音色って、どこか軽やかさを感じます。
続く、シルヴァーのピアノも踊っていますし、
そのあとに続くブレイキーと面々の掛け合いも絶妙。
・・・テーマを2回繰り返し、終了です。

WAIL MARCH 訳すと「嘆きの行進曲」となるそうです。
そんなイメージとは裏腹に、やはり軽快で力強い演奏が続きます。
JJジョンソンの駆け抜けるような演奏がいいですね。
「行進」というよりは、思わず走りたくなってしまいそうです。
ロリンズも負けじと、駆け抜けるような速さで吹きまくっています。
ピアノもまた・・・然り。
ホレス・シルヴァーのピアノの音は、リーダー作のそれとはまた
違った雰囲気を感じられますね。
ここでは、疾走感にあふれています。
チェンバース、ブレイキーはいうまでもありません。

3,4曲目は、モンクオリジナル。

MISTERIOSO は、モンクが同タイトルのアルバムを出していますが、
私はこのヴァージョンが断然好きです。
モンクのテーマから始まるこの曲、いつ聴いても不思議なメロディーです。
「この音はモンクにしか出せない」という前半。不思議な浮遊感があります。
・・・で、今日ライナーを読んで初めて気づいたのですが、
JJのソロのところでは、ピアニストがシルヴァーに交代していて
そのままシルヴァーのソロへと。
モンクと比べるとやはり音が流暢に聞こえます。
この対比がなんとも印象的です。
ロリンズの後半の力強い音も印象的ですが、最後のピアノの1音で終わるところ
なんともユニークでした。

REFLECTIONS こちらはミステリオーソとは変わってバラードナンバーです。
ロリンズとモンクのこの雰囲気は、
他では出せない何ともいえない味わいになっています。
二つの強烈な個性がぶつかり生まれる一体感・・・
今のような季節の雰囲気にも合いますね。
夜にもう一度聴き直してみたいです。

YOU STEPPED OUT OF A DREAM
アップ・テンポのナンバーです。
チェンバースの「弓弾く」ソロと、ロリンズとJJの掛け合いが印象的です。

POOR BUTTERFLY
ラストにふさわしい、ゆったりしたナンバーです。
このアルバムに流れる緊張感をそぎ落としてくれるような雰囲気を持っています。
最後まで聴ききると、また1曲目に戻りたくなるような・・・
ずっと聴き続けていたいような・・・そんな余韻があります。

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