一枚ずつして見ました。
①.舞台仕込みでタテもうまく、若様にはうってつけだと所内でも評判、御当人は映画の速いテンポに、うまく合わせるのに一苦労の態
(画像・・加工分1)
②京都の借り住まいは、さる旅館の2階の6畳、なにしろ1年の大半はここで暮らすので、何かと荷物がふえて足の踏み場もないという
③ひともし頃の京の祇園は、実にすばらしいと、やたらにパチパチ、ゆくゆくは、どうしてもカラーで傑作をものす決心だそうだ
④寺島家の法事には、わざわざ京都からかけつけた、当日、雑司ヶ谷の墓地は、参詣人で大賑わい、
本人の左は菊五郎夫人寺島千代さん
⑤ケイコ熱心 東映京都撮影所の同好者が組織する、「剣友会」というタテの研究会で、一刻も早く映画の速いタテを見につけたいという
⑥東京の家は芝公園にある、六代目の遺品を飾った応接間、六代目はやさしい人だった由だ
⑦東京の自室、4畳余の洋間はベッド、洋服ダンス、本箱、トランクなどでギッウギッウ
⑧京都の宿で、長唄、常磐津、清元、義太夫など一通りの心得がある、そのオサライが大変
⑨身の回りの品は自分で選ぶ主義だが、下手するとファンに囲まれて身動きができなくなる
⑩宿での暇つぶしは、つき添い氏を相手に、もっぱら将棋、勝つと無邪気にカン声をあげる
⑪自宅の本箱、中はブロマイドの箱がギッシリ、書物は最上段に、ほんの申し訳ばかりに
⑫見学のファンが、恥ずかしそうにおみやげを差し出す、「ありがとう、これからはこんな心配しないで、またいらしてくださいね」
⑬東京の家は、祖母、尾上九朗右衛門とその家族、ばあや、じいや、女中さん2人に本人という大家族、500坪の敷地に140坪余の家
(5)●この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています(平凡1957年11月号)
➡ 橋蔵さん・・素顔の日記
◇京の散策
「つけ髭をしたらどうなるかな?」
なかなかお茶目なところもある橋蔵さんは、ファン除けの扮装をして京の街へブラリと散策にでかけました。ごらんの通り、誰にも気づかれず心ゆくまで京ブラ(?)をしましたとさ。
◇休日の憩い
今日はお天気はよし、撮影はなしとばかり、今日の宿の前にある学校のグラウンドに散歩に出かけました。お供は宿のワンちゃんです。近所の子供と語る橋蔵さんは、学生のような気安さ。
◇ロケ日和
ロケーションには、撮影所から扮装したままで出かけます。仕事熱心な端蔵さんは、車の中でも台本を手から離しません。撮影の合間にもこうして寸暇をさき、せりふの下練習をするのです。
(4)●1957年夏号 雑誌からのピック・アップになります。
この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています
➡ ごひいきスター読本から・・(2)
E◇茶室のひととき
着物のゆかしさはモダンボーイ橋蔵さんの魅力のひとつなのです
背広姿の橋蔵さんからは近代青年らしいモダンな若さが感じられるのですが、また、シックな着物姿に落ち着いた彼からは、歌舞伎の名門に育った格式の立派さと、気品がうかがえます。
香の匂いも奥ゆかしい和室と、よく手入れの行き届いた庭に憩う橋蔵さんの横顔には、また別の魅力が感じられるのです。
打ち水もすがすがしい庭に降り立てばかけいの音も爽やかです。
習い覚えた茶道も精神修業の役目を果たしてくれるのです。
(3)◇ゆかたの季節 (1957年平凡・夏の増刊号より)
この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています➡ 1957年平凡・夏の増刊号から
爽やかな初夏の訪れに、浴衣でくつろぐ橋蔵さんの江戸前の魅力が十分に発揮されます
生まれも育ちも東京の江戸っ子橋蔵さんはゆかたが大好き。
爽やかな初夏の夕、ゆかた姿でくつろぐ橋蔵さんは、「夕涼みよくぞ男と生まれける」と大ご満悦。
スクリーンで見る鯔背な江戸前の若々しい姿体と爽やかな口調は、こんな生活の雰囲気から生まれると言えるかもしれません。
(2)◇詰将棋 (1957年平凡・夏の増刊号より)
この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています➡ 1957年平凡・夏の増刊号から
夕食をすませ、お部屋つづきの縁にでて、詰将棋に余念のない ひとりもの・・・橋蔵さんの夏の宵のひとときです。
(1) ● 今日はお休み・・(画像は、1956年7月号平凡別冊スタア・グラフ”大川橋蔵集”より)
この画像は、livedoorのブログ"心の軌跡"のほうの掲載記事とリンクさせています➡ 大川橋蔵集・ある休日と過ぎ去り日・・・1956年7月号より(11)
大川橋蔵集・ある休日と過ぎ去り日・・・1956年7月号より(11)
橋蔵さんが京都でこの当時生活していたのは、麩屋町六角下ルにある吉乃旅館です。
このやどの二階にある六畳と部屋続きのベランダが橋蔵さんの部屋。毎日撮影がい
そがしいためなかなか自分の部屋でくつろぐ時間がありません。
でも、今日のようにお休みになると、橋蔵さんは自分の思うように一日を楽しく過
ごします。
A-1 うれしい休日は、まず宿のペットであるジョン嬢に挨拶をしてからはじまり
ます。「おはようジョン」
A-2 近所の子たちと仲良くブランコで遊びます。
A-3 宿の前の小学校の校庭で坊やたちの野球に仲間入り。こうして沢山いる近所の
弟たちと一緒に遊ぶのは、橋蔵さんの楽しいひと時です。
A
B 朝のお食事。橋蔵さんは亡き父六代目の教えを守り、食事中に膝を崩すことはありません。今日のおかずは、橋蔵さんの大好きなハムエッグです。
B
C-1 半分眠りながら歯を磨いているところです。
C-2 夕食後、明日の撮影の下調べです。明日のセリフは難しいけれど、テープレコ
ーダーで反復練習をして・・・大丈夫!
C-3 橋蔵さんのところには、毎日相当な数のファンレターがくるので、目を通すの
は大変ですが、橋蔵さんにとって有難いお便りばかりです。
C-4 橋蔵さんはお風呂が大好き。朝夕必ず入ります。
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D 今日一日の終りは、夕新聞に目を通し、うれしい眠りにつきます。
D