❹--⑤雑誌撮影でご一緒に・・(E) (画像 8 枚)


あらこの人ととも・・と意外な人との出会いもあったようです。
何回も企画で会う女の人とは、噂がたったり、橋蔵さんも何人かこの人は・・と思った方もいたような・・・。

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🔶【❹雑誌撮影でご一緒に・・(A)(B)(C)(D)からの続きとなります。】



(47)・・・●初顔合わせ対談 : ピンク・ムードにヨワイ  大川橋蔵 / 朝丘雪路
(1962年10月28日号週刊明星から)
livedoorのブログ"心の軌跡"掲載記事とリンクさせています➡ 初顔合わせ対談 : ピンク・ムードにヨワイ 



“生きているうちは、ぜったい楽しく暮らさなきゃ損”-----ということに、ふたりの意見が、ぴったり一致しました。

☘️「ワー、すいたすいた、おなかがペコペコ。もう目がまわってんの、みんなの顔が二人に見えるよ」
坐るなり橋蔵さんが、こういえば、
「ほんとよ、雪会も、前の皮とうしろの皮がくっつきそう」
と、朝丘さんが受ける。
東映『血煙り笠』で初共演したふたりだが、撮影中はほとんど話し合うヒマもなかったので、クランク・アップを機に、はじめて夕食を共にしたというわけである。
「せっかくの京都だから、何がいい?」
「そうね、天ぷらがいいわ」
で、早速、京都ホテルの一室が設けられた。
「しかし、タフだね」
「丈夫で安い朝丘雪路-----だもの。(笑)お兄さんだって、そうでしょ」
「多あな原因は何だろう?」
「ゲラゲラ笑って、よく食べるからよ」
ざっと、こんな調子で、ポンポンと話がはずむ。息が合うのも道理、二人は東京っ子。いわば東男に東女が、京の秋に出会ったから・・・・であろうか。
それにしても、京の秋は暮れるにも早く、夜はしずかに更けていった。

※若いうちになんでも経験
橋蔵 秋になって、よく眠れる?
雪路 雪会(朝丘さんの本名)おふとん見ると眠くなっちゃうの。(笑)ドスン、グーよ。(笑)
橋蔵 幸せだね。ぼくなんか、寝つきがよくないからな。
雪路 眠らなきゃダメよ。
橋蔵 なかなか眠れないね。いろいろ社会情勢なんか考えると。(笑)
雪路  (打つマネをして)そんなこといって・・・。(笑)グーグー眠るあたしは、まるでバカみたいにきこえるわ。雪会だって、いろ
いろ考えるわよ。あしたは、何を食べようか・・・なんて。(笑)
橋蔵 まあ、そんなとこだろう。
雪路 でも、眠れなくて悩んだこともあったわ。時蔵お兄さんが亡くなったときは眠れなくてつらかったわ。三月も。
橋蔵 三月! それは長いね。
雪路 ごはんは食べられないし、ぜんぜん眠れないし、雪会ダメになっちゃうんじゃないかと思ったら、四月目の一日から、パッと
直 っちゃった。
橋蔵 シーチョーだねえ。(笑)
雪路 雪会はシーチョーじゃないわ。
(というところへ、グラスが運ばれたのを、たがいに手にして)
雪路 じゃあ乾盃!なんに乾盃かしら。安くて丈夫な・・・・・
橋蔵 ふたりのスタミナのために乾盃!
雪路  (顔をしかめて)ワ、にがい。
橋蔵 しかたがないな。これ、オトナの飲みものだから。(笑)
雪路 でも、楽しかったわ、こんどの撮影。雪会、本格的な時代劇は、はじめてでしょ。なんにもわかんないのに、お兄さんに、す
っかの教えていただいて。お化粧から何から、全部ですもの。それに、お兄さんのチャンバラを見るのが、すごく楽しみだっ
た。
橋蔵  (ニヤニヤ笑いながら、グラスをなめている)
雪路 すてきだわ。それこそ、雪会、キャーっていっちゃうもの。テープ投げたかったけど、叱られるから止めちゃった。(笑)
橋蔵 ぼくも、楽しかったよ。
雪路 雪会、小さいときから、お兄さんの大ファンだったのよ。お兄さんが歌舞伎にいらしたときから。
橋蔵 やっぱりシーチョーだねえ。(笑)
雪路  (力をこめて)ホント! お兄さんの踊り、ほとんど全部見てるもの。日本舞踊大好きだから。雪会、死ぬまでにぜひ一度、お兄さ
んと、踊りの舞台をやりたいわ。
橋蔵 オーバーだなあ。
雪路 (急にオセンチな調子で)でもね、雪会、早死にしたいの。
橋蔵 えっ? どうして、若くてきれいなうちに死に体の?
雪路 あまり長く行きたくない。でも、そのまえに、好きなことぜんぶしちゃうの。若いうちにぜんぶ経験して・・・・・
橋蔵 それで? それで? (と、たたみかけて)それで死ぬつもり? しかし、これが死ねないんだよ、なかなか死ねないもんでねエ、きっ
と。(笑)

※ワー、ピンク・ムードだ
雪路 だけど「早く死んじゃうから、なんでもしていい?」ってパパに聞いたら「おまえが責任をもってやることなら、パパは怒んない
よ」「そう。じゃあ、私いろんなこと経験して、三十ぐらいで死ぬから」「バカ言え、おまえは、百何歳になって表彰される
よ」ですって。(笑)ああ、もうダメだわ。(笑)
橋蔵 “安くて丈夫な雪路さん”だから、死ねない。(笑)
雪路 (ツンとすねて)そうよ、どうせあたしは。(笑)でも、ほんとに、若いうちになんでもしなくちゃ損だと思いません?
橋蔵 思いますよ。ぼくだって、思いますけど、なかなかできませんねえ、教養と知性が邪魔をして。(笑)
雪路 あ、そう。(笑) 教養と知性が邪魔をして、朝ごはんも三ぜんしか食べられないのね。
橋蔵 そうそう、食欲がなくて三ぜん。
雪路 食欲があれば六ぜん。あーあ、私酔っぱらったみたい。おヘソのあたりがジンとしてきちゃったわ。(笑)赤い?
橋蔵 ぜんぜん、大丈夫だよ。しかし、でんぐり返っちゃダメだよ。(笑)
雪路 私、お酒飲んだことない、カマトトじゃなくて。でも、お酒の雰囲気って好きだわ。ほんと? 赤くない? (としきりに気にする)
橋蔵 ちょっとホンワカしてるかな、色が白いから。
雪路 (テレて)色の白い朝丘雪路、お酒にヨワイ朝丘雪路か。(笑)だれど、はじめ撮影に入ったときは、あんまり楽しくなかった。
橋蔵 どうして?
雪路 だって、東京で「雪会ちゃん、京都へ行ったらおとなしくするんだよ」って言われたから、猫かぶっちゃって、(気取った調子で)「ハァ、いいえ、あたくし・・・」なんてやってたから。(笑)
橋蔵 あんまりおとなしいから、人ちがいかと思った者。(笑)
雪路 ワー、ひどい。(頬に手をやって)ああ、雪会、酔っちゃった。
橋蔵 ピンク・ムードだな。(笑)
雪路 そのピンク・ムードにヨワイの。
橋蔵 まったく、ムードの世の中だからね。最近『恋愛専科』って映画を見たけど、すごいムードだったね。
雪路 そう、ストーリーなんか単純なんだけど。
橋蔵 ムード、ムード、ムード、エンド、ムードだよ。
雪路 私も、ムードにヨワイわ。
橋蔵 ぼくもヨワイからね。しかし、ムードのある俳優になりたいな。
雪路 あってよ、お兄さん。
橋蔵 ムードある?
雪路 ええ、ときどき、こわれるけれどね。(笑)ムードにヨワイ大川橋蔵。(笑)でもね、時代劇のラブ・シーンって、つまらないわ。お
兄さんの胸に顔をうずめて、ただなくだけでしょ。だから、私のカンザシがお兄さんの鼻の穴の入っちゃうのよ。(笑)
橋蔵 ぼくが抱くと、どうしてもカンザシが鼻の頭へきちゃう。これがじゃまになってね。笑っちゃったな、とうとうN?Gだしちゃっ
たね。
雪路 あんなラブ・シーンより、もっとすごいのがいいわ。(笑)テレビでは、映倫だかテレ倫だか知らないけど、そんなのにひっかかり
そうなのをやったわ。橋蔵さんも現代ものを、おやりになるといいのにね。
橋蔵 そのうち、『恋愛専科』みたいなのをやりたいね。
雪路 いいわ、ピッタリだわ。(といって頬に手をやり)あ、さめてきた、少し。
橋蔵 (アキれた顔で)早いねえ。(笑)

※安くて丈夫なら・・・
雪路 いつか、外国旅行をするとき、向こうでお逢いしません?
橋蔵 いいね、ハワイとか香港・・・・・。
雪路 雪会はね、向こうへ行くと、すごくモテるの。
橋蔵 いいね、それは。
雪路 日本でもモテるけれど。(笑)ウフン、こんなこと言っちゃってさ。MMZKの会員になろうかしら。モテてモテて、こまるの会員。
(笑)お兄さんも入るでしょ/
橋蔵 ぼくはモテないからね。
雪路 そんなこと言って! キザよ。(笑)でも、外国へ行って、デート申し込んでくるのは15、6の坊やばかり。(笑)雪会が小さく見える
のね。NBC放送の仕事でいくときは、向こうの女の人がすへうっとつきっきりなの。男だったら、ちょっとスリルがあって、お
もしろいんだけど。(笑)スリルにヨワイ朝丘雪路か。
橋蔵 ボーイフレンドでいた/
雪路 向こうで、ボーイフレンドっていうとねえ・・・・・
橋蔵 ボーフラみたいな方でしょ。(笑)
雪路 日本じゃろ、ただの男友だちっていみだけれど、向こうじゃ、恋人のことなのよ。ただのボーフラは、ジャスト・フレンドって
いうの。
橋蔵 じゃあ、ガールフレンドは、ガーフラか。ハッハッハ・・・・・。
雪路 でもね、私は、ぜったい日本の男性がいいわ。自分が外人離れしているせいか、日本人離れした人はダメ。(笑)健康で、安くて丈
夫な人なら・・・・・そして清潔でね。顔は、ついていればいい。(笑)そしてユーモアのわかる人。
橋蔵 フーン
雪路 わかる?
橋蔵 わかる。
雪路 じゃゃあ、お兄さんは、どんなひとがいい?
橋蔵 やっぱり、安くて丈夫な人。(笑)
雪路 顔は? お兄さん美人にヨワイんでしょ。
橋蔵 (あわてて)そんなことない。
雪路 はっきり言ってごらんなさいよ。
橋蔵 顔は、あればいい。(笑)そして、清潔でユーモアのわかる人。
雪路 じゃ雪会とおなじしゃない。マネされると困っちゃうな。(笑)
(というところへ、お茶がでたのを、橋蔵さんがついであげると)
雪路 すみません。(といってすかさず)そして親切な男性!(笑)私の選んだ人をみてくださいだわ。(笑)
橋蔵 ウフッ。
雪路 一度、お見合いしてみたいとおもいません?
橋蔵 ああ、一ぺんしてみようか。(笑)お見合いの席へ行ったら、雪会ちゃんがでてきたりして・・・・・ね。滑稽だろうな。(笑)
雪路 どうせ、滑稽よッ。(笑)
橋蔵 しかし、雪会ちゃんは、最初ぼくのことを、「橋蔵さんって、不思議な方ね」といってたんだが、だんだん変って「奇妙な方」
になり、おしまいは「チンケな方」っていいやがんの。(笑)
雪路 だって、ほんとにおかしな方なんだもの。
橋蔵 でも、雪会ちゃんの言いかたは、ハラが立たないね。
雪路 私、人を傷つけるの大きらい。ハッピーが好きなの。しあわせが・・・・。だから、なんでもいいほうにものごとを解釈するこ
とにしてるの。それが私の長所。(笑)オールウェイズ・ハッピー。(いつもしあわせ)だって、生きてる間は楽しくいきなくちゃ
ね。そして、好きなことを、いろいろして・・・サ。
橋蔵 ほんとにそうだよ。人生なんて短いんだから。せいぜい長生きしても、八十いだろう。
雪路 あら、そんなことを言って、大川橋蔵百二十歳のお祝い・・・なんて表彰されるんじゃない。(笑)
橋蔵 百二十歳のピンク・ムードってわけか。(笑)

(3ページ右下に二人の紹介が簡単に描かれていますが、ここは省略します)






(46)・・・●若様と若大将 対談:子供のころは近所同士 大川橋蔵 ・ 加山雄三 (1962年10月号明星から)
livedoorのブログ"心の軌跡"掲載記事とリンクさせています➡ 若様と若大将


🍀初の東映歌舞伎のために、たっぷり一ヵ月以上も東京で暮らす橋蔵さん・・・・・
「うごきがあって、シャープで東京はいいですよ」と言いながら、グッと、加山クンと握手しました!
もちろん、初対面です。が、話は、はずみました。加山クンが言いました。
「オレ、調子いいからな」ところで、ふたりは、4月生まれ、橋蔵さんが9日で、加山クンは11日。だから
「ぼくが、2日兄貴だね」
橋蔵さんが笑って言いました。

※ヅラをつけたら頭がうすく・・・・・
大川 このごろ、ニキビが出ちゃってね。ハハハ・・・
加山 だって若さの象徴ですよ、それは・・・。ぼくより若いんかなあ。(笑)
大川 そうは言っても、ニキビって、やはりこまっちゃう。
加山 もう何年ですか、映画界は・・・?
大川 かれこれ7年になるけど、あっという間だね。
加山 ぼく、学生時分には東映しか見なかった。
大川 お父さんの映画は?
加山 見たことないですね。ぜんぜん・・・。(笑)そもそも、映画俳優になろうなんて、考えてもいなかったですよ。
大川 人間の運命って、わからないね。ぼくも、芝居だけやるつもりだった。
加山 それなのに、こんど、『忠臣蔵』で、浅野内匠頭の役をやらされるでしょ。ぼくと殿様なんた、カンケイないからね。
大川 ぼくも、一昨年かな、内匠頭をやったけど、実はあの人物って好きじゃないんだ。役をやりながらそう思ったんだから、ひどいけ
   ど。(笑)
加山 されは愉快。
大川 殿中の刃傷のとき、思いきって吉良の息の根を止めておけば、四十七人の家来が仇討ちで死ななくてもよかった。
加山 ああ・・・なるほど。
大川 斬る気がないのに斬りつけるなんて大人物じょない。
加山 ぼくは『椿三十郎』で、はじめて時代劇をやりましたが、とにかくむずかしいですね。時代劇としての、いろんなきまりがあるで
   しょう。それを守ることだけでたいへんなんだから。
大川 ひとつは、慣れですよ。
加山 セリフのテンポだって、時代劇は違うでしょ。ゆっくりしゃべらなくちゃいけないのに、ぼくは早口ときてる。稲垣先生によく言
   われるんです。「ヤクザが仁義きってンじゃない、早く殿様になってくれよ」だって。(笑)
大川 でも、あの役あなたにぴったりだな。
加山 よわっちゃうな、そう言われると。(笑)しかし、東映のひとはえらいですね。毎日毎日、黙ってヅラつけて・・・(笑)
大川 アハハハ・・・
加山 あれ、すごくいやだなァ。だいたい、メーキャップすること自体がいやなのに、ヅラかぶせられるでしょ。だんだん生え際がうす
   くなっちゃう。(笑)今となっちゃしょうがないけど。(笑)
大川 そうだね。ぼくも(と生え際をなでながら)ずいぶんうすくなっちゃったな。(笑)

※きっと会っていたね
加山 こう忙しくちゃ、泳ぎにも行けないでしょう。
大川 芝居が終わったら、ぜひ遊ばせてもらおうと思ってるんだけど・・・ね。
加山 ぼくは休みの日は、必ず海の上にいますよ。前の日からボートのことで頭がいっぱいで、ガソリン階に行ったり、食糧階に行った
   りして、朝5時半ごろ起きる。ふだんは、眠くて目なんかあかないのにね。まる一日遊んで、クッタクタになって帰るから、翌日
   仕事に行くと眠くてしょうがない。(笑)
大川 海が恋人・・・だね。
加山 ほんとなんです。だって小学校4年ごろから、一年の半分は泳いでいたでしょう。だから、海の心もわかりますよ。いますごくゴ
   キゲンわるい。(笑)
大川 荒れてるの?
加山 ええ。だけど、海の上っていいですね。それに比べて東京の空気はひどい。だから映画見に行くのも、茅ケ崎で見るんです。3本
   立て50円ぐらいのとき・・・。(笑)
大川 安いナ、それは。
加山 下駄履いて行けるしね。ただ、蚊がいるんでね。(笑)パチンパチンたたきながら・・・
大川 風情があるな。(笑)茅ヶ崎はぼくも小さいとき、よく行った。海岸で泳いだり・・・。
加山 じゅあ近所同士ですね。どっかで会ったかもしれない。
大川 きっと会ってるね。いまはもう三角波が危ないころだね。
加山 くわしいなァ。
大川 土地っ子だもの、アハハ・・・。終戦の日には、鎌倉の七里ガ浜の家にいてね。朝見ると七里ガ浜から沖にかけて、アメリカの軍
   艦が30隻もいるから、びっくりしちゃった。
加山 釣りなんかやりますか?
大川 やりますよ。いつか『海賊八幡船』のロケで青島へ行ったとき、すごくでかいのを何匹も釣った。あのとき、おどろいたのは、潜
   ると、イルカの泳いでるのにぶつかるんだ。
加山 「橋蔵さん、いるか・・・」って捜してたんでしょう。(笑)うまくないシャレだな。(笑)

※ヨットにのって世界の旅を
加山 『海賊八幡船』は、ぼくも見ましたよ。なかなか泳ぎは達者ですね。
大川 それが、今年はぜんぜん泳げない。小さいとき毎年、あの辺で泳いでいたから、漁師の友達が多いんだけけど・・・ね。
加山 へーえ、そうですか。
大川 茅ヶ崎なんて、静かで、いい海だった。
加山 ええ。あんまり人がいなくて・・・。それが、いまは、ゴチャゴチャいる。(笑)もっともぼくは沖のほうが専門だから、すいてま
   すがね。(笑)とにかくボートにのってりゃゴキゲン・・・
大川 京都にいると、せいぜい琵琶湖でモーター・ボートぐらいだから、面白くないんだ。この間、逗子のヨット・ハーバーへ行った
   ら、いいヨットがいっぱい。石原(裕次郎)さんの兄さんは、いいのもってますね。
加山 そうですか。ぼくはまだ見ないけど。
記者 日活でも、裕ちゃん、旭さんたち、すごい流行り方ですよ。旭さんの舟の名は、”スカイラーク”=海のヒバリって名なんだそうで
   す。
加山 (手をうって)あ、そうか、海のヒバリか、そうかァ、いいナ、いいナ。(笑)
大川 いいナ、いいナ・・・ってのはいいね。(笑)みんな景気がよくっていいな。あなたのボートには何て名をつけた?
加山 まだついてないんです。ボートの名につけるような相手がいねえんだもの。(笑)
大川 すばらしいヨットで外国旅行に行ければ素敵だろうな。
加山 機械船はすごくガソリン食いますね。香港までで、千五百ガロンいるっていうから、30万円でしょう。そのほか食糧やなんかで
   40万。その点、ヨットのほうは、風まかせだから・・・ね。いま、エロール・フリンの本を読んでいますが、98フィートのでっ
   かいヨットで航海する話、うらやましいですよ。
大川 日本じゃ、まだ、なかなかだからね。
加山 エロール・フリンあたりで、1本のギャラが一億何千万もとるんでしょう。
大川 ケタがちがうね。向こうの人に、「ぼくは、年間何本の映画を撮る」って言ったら、びっくりしてる。アメリカで、これぐらい働
   いたら、とっくに億万長者だって。(笑)こっちは、これぐらい働かなければ食えないのにね。
加山 想像以上の差ですね。ぼくの知ってるガイジンは、家も持たずに、豪華なヨットで、千移住を行ったり来たりしている。逗子のヨ
   ット・ハーバーに停泊して電話をひいたり、電気冷蔵庫を備えて、ゆうゆうたる暮らし。休みになると、それをはずして愛敬ラン
   ドあたりへ出かけていく・・・。いいですよね。

※ふたりは相性がいい
大川 いつか鉄砲撃ってる写真見たけど、やってるの?
加山 ぼく、やらない。ボートだけです。それに、1発50円かかるかと思うと・・・
大川 1発50円はいいね。生き物撃つのは好き?
加山 それが、イヤなんです。
大川 やさしいんだね。
加山 鳥でもなんでも、生きてるものは、ぜったい撃てませんよ。ぼくは、そういう星に生まれてるんだって・・・。
大川 へえ。「星」って、だれがみるの?
加山 おふくろ。一度、専門家に見てもらったんです。すると、ぼくには学者の星があるって。学者の星が三つもあるけど、それを打ち
   こわしてる星があるために、学者になれないというんです。本を読んでいて、すぐめんどくさくなるのは、その星のせいらしい。
   (笑)
大川 なるほど。
加山 おかしな話になっちゃったなァ。(笑)
いま、いくつ?
加山 25です。
大川 何歳。
加山 丑です。
大川 (二ヤリとして)ああ。ぼくと相性がいいんだ。ぼくは巳だもの。
加山 うちの妹が巳です。
大川 若くていいなァ。
加山 こっちは、ウシだから薄の呂・・・。(笑)
記者 橋蔵さんは、25のとき、何してました。
大川 舞台にいましたが、遊んでるようなものでね。しかし、加山君は、スポーツマンらしくて、じつに清潔な感じだね。それに、思っ
   たことを率直に言うところも、純粋でいいよ。
加山 (ぐっとテレて)なんだかおれ、はじめから、ほめられっぱなしで・・・(と言いながら料理を食べて)ほんとにうまいですよ、きょ
   うは。(笑)

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