Brog Of Ropesu

Brog Of Ropesu

2011年09月25日
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カテゴリ: 些末な日常





この曲、実話を元に作られているのですが、ずっと戦死したパイロットの曲だと思っていたら、パイロットは無事生還している模様。

どうやら、ナイトホークを擬人化した歌詞らしく、内容通り帰還出来なかったのはこちらだとか。



BGM



===








――諸君らはマリーアントワネットを御存知だろうか?

――私は彼女の様な人生を歩みたい。







ゴォオオオオオ……!







衛兵A「どうしたんだ……お前!魚みたいな顔に……!」




衛兵B「顔の無い化物がこっちに……うわぁああああ!くるなくるなくるなぁああ!!!!」





















「これが……姫様の能力ですかの」











――彼女はこの様な言を後世に残したことで知られている。










「大丈夫よ。”理解”しなければ、影響は無いわ。けれど”理解”すると死ぬよりも酷い目にあう。過ぎたる英知は時に……毒となる。私も同じ……皮肉よね?

”楽園の扉は常に銀の鍵によって開かれる”……これが私のデカラビアの能力よ。

さっち あず びけいむ とぅ でぃてぃくてぃぶ ふぉー ざ くーりとるりとる

ふぇいむ あざとぅ こーりんぐ ふぉー……」








「Old ones」









――しかし、当時のケーキとは小麦で焼いた白パンのこと。
農民は小麦を領主のところに納めていたが、領主は飢饉の時にその小麦で民衆を賄わなければならなかった。












「ほら、怪異はすぐ傍に……。未知なる存在に出会ったらあなたはどうする?私の答えは物陰に隠れて銃のリロード。



ウルタールの様にこの世には決して触れてはいけないルールがある。だからこそ理想郷は理想郷足りえる。

……Cat & dogs.気性の荒い獣は出会うことで嵐になる!

そう……だから今日も!いつ如何なるときでも!私に風は吹く!」











――だから、彼女は”領主の備蓄食料を食わせてもらえ”と至極当たり前のことを言っただけ。







衛兵C「ひぃいいい!!な、ななな何だあの扉は中から!ぁあああ!!!!」











ぶしゅっ……!








「ふむ……効果に差はあるが随分と強力でおぞましい能力じゃ。ちらほらと人間の象をやめた者もおるのぅ……。

名目通りの外なる神の召還術かの?悪夢を見せる幻覚の類か?」








――でも世間は彼女を許さなかった。










「幻覚なんかじゃあないわよ。眼前の惨状は紛れも無い現実。

範囲内の人間の集中力を極限まで高める。ただ、それだけの力。それが……私のデカラビア。

スティグマやプラセボと同じ。人の思い込みの力は案外凄いのよ?
夢の中で自身が死ぬ夢を見ると、脳が勘違いしてショック死する事もあるんだから。

慌てふためいている連中は私のワードに連想した異形がさも事実であるかのように具現化して襲い掛かってきているのでしょうね。

彼らは思い込みの力だけで自身を変化させ……死に至るのよ」









――真相なぞどうでも良く。ただセンセーショナルなプロパガンダが欲しかっただけなのだ。











「……しかし。そう都合良く皆が皆同じ連想をするものかの?」







――或いは他人を手にかける己を正当化したかっただけかも知れない。










「出来るわよ。帝国にいる人間には数十年に渡って演説、公共の電波、ありとあらゆる手を尽くして全員にサブリミナルを施しているわ。
だから、この国に来て日の浅い異邦人である貴方は無事で居られるってワケ。

誰にも話してないけど、ね?
幼少の頃、私たち三馬鹿がルーシー様から貰ったアーティファクトは実は3つあるの。

――フランのバアル、アーサのムルムル……そして私のデカラビア」









――彼女が誰よりも国民を憂いていた事実なぞ露知らず……民衆は自身を正当化するために彼女の生涯を……在り方を”騙り”、”創り”……悪とした。










「ほっほっ……幼少の頃から国民を洗脳しておったとは恐ろしい姫様じゃのぅ」








――畜生と罵られても










「時には覇道を行く事も為政者には必要なの。

……そして、今も我を通す為に手を血に染めている。どう転んだとしても地獄逝きは確実ね」







――売女と呼ばれ全ての汚名を被せられようとも。例え、阿鼻地獄へと向かう事となろうととも










「ひょっひょっひょっ!……ならば!」








ザクッ!





衛兵「ギャァアアアア!!」










「地獄までお供しましょうぞ」








――例え、全てに裏切られても。例え、守りたい子供たちから恨まれる事になっても







衛兵「ぐぐ……ぐぐうぇえ……」







「苦しいか?そりゃ苦しかろう。

ワシのナイフにはのぅ……と~~~~~っても辛い唐辛子が塗ってあるんじゃ。
触っただけで皮膚が爛れる……サソリの名を冠する強烈なヤツがのぅ……。

毒じゃないから死にはせんが、激痛のあまりうずくまる形になるんじゃて。


……まるで、わしに首を差し出すかのようにのぅ……ほっほっほっ」








ブシュッ!











「元々ワシも天国に逝ける様な大層な人間じゃない。連れが出来て嬉しいくらいじゃて!」








――私の拓いた道の向こうに、子供たちが笑って暮らせる未来があるのだったら。私は喜んで










「うん。……共に、逝きましょう」







――”悪”となろう。







~~~

~~~~~~










――我々が使用するアーティファクト。

そのほとんどがソロモンの製作者であるショー=ミカワの仲間の特異体質を模した能力であると聞いていた。

我々が得た様々な不思議な能力……果たして、こんな事が出来る人間が本当にいたのか、甚だ疑問ではあるが、私は感謝している。









「さぁ!死ぬまで噛み付いてやるわよ!」




――無力なだけの少女だった私に、こうして戦えるだけの力を与えてくれた。







デカラビアのモデルとなったのは亡者の姫。

……幾つもの屍を、号令一つで築きあげてきた死神にはピッタリだ。










「のぅ、姫様?フランちゃんは姫様の能力に巻き込まれるから逃がすのは解るんじゃが、どうしてワシにも逃げろと言ったんじゃ?」



――戦うのは正直言って怖い。相手の悪意や敵意が自身に突き刺さるのを肌で感じるとここから逃げ出したくなる。









「言っても良いけど……恥ずかしいわね」








――だが、信念を貫き通して、見据えた一つの……

……そう、たった一つの真実を。己を偽らずに済む。それだけでとても気分が良い。








「はて?」






――今なら解る。散って逝った仲間達もきっとこんな気持だったのだろう。










「……私も女だからね。愛する人に、嬲り殺される惨めな姿は晒したくなかったのよ。

軍の中には外国人もいる。輩には私の能力は集中力を増加させる分、パワーアップさせてしまうだけの諸刃でしかない。

どう楽観的に見立ててもこの死線はきっと越えられない。

……フランには嘘を吐く形になっちゃったから、謝りたかったなぁ。それだけが心残り」







――だから、もう。怖くない。

おぞましい現実が鎌首をもたげて自身に食いつこうとしているのは肌でビリビリと感じる。
けれども、不思議と心は穏やかなのだ。








~~

~~~

~~~~~














「遺体の回収と照合が終わった。

ミルファレーナ=シュレスタレッテ=ルン=ガルハウトス
マギー・ザ・”サン=ジェルマン”

……両名の死亡を確認した」













「……そう。この人数をたった二人で……壮絶な最期だったのね。

さようなら。東洋の龍のごとく強く尊く……そして気高い……ドラゴン・プリンセス」














続く……






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最終更新日  2011年09月25日 22時31分22秒 コメントを書く


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