Brog Of Ropesu

Brog Of Ropesu

2011年10月11日
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カテゴリ: 些末な日常




個人的な妖怪観として、トップに君臨するのが”空亡”

その下に”玉藻前””山本五郎左衛門”

更にワンランク下の幹部クラスに”塵塚怪王””酒呑童子””大嶽丸””崇徳院”

な設定で世界観を構築しておりまする。



他のメジャーどころで実力派な”八岐大蛇””天狐””だいだらぼっち””天逆毎”は何れも神格で見ています。



===







「シャルメロン!右舷に展開!そこから4時の方向へ15歩で跳ねろ!」








「了解よん♪」









「イシュトーは右翼をシャルメロンへと誘導!ヨーヘイは二人の周りの酸素濃度を上げて、身体能力を底上げだ!」











          「了解!」              「あいあいっさー」










「いいぞ……そのままだ!3、2、1!跳べ!」









(一体どういうつもりなのかしら……?)







タッ!





ぴょいん!







将校「右翼!着地点に槍衾用意!」





兵「「「「はっ!」」」」








カチッ










「はいど~ん!」







ズガァ!!









将校「撤退!右舷!総員退避!!地雷原を確認!」






















「ありゃ多分、数年前に共和国軍と殺り合ったときに残ってたヤツだわ。この辺ボーダー近いし相当埋めてた筈だろうよ」










「良く位置を知ってたわねぇ?もしかして彼、ものすごい記憶力とか待ってるタイプゥ?」









「いえ、記憶なんかしなくてもデュラスさんには”見えて”いるんです。

”共感覚”……という概念を御存知ですか?」









「あの、音とか匂いとかが”色”で”見える”アレでしょぉ?」













爆発物やブービートラップのプロフェッショナル……傭兵時代の通り名は”草原の狼”」










「……ふぅん。案外やるのねぇ」









「へへ。即席パーティーがこうも上手くハマるとは良い意味で裏切ってくれたぜ。

前衛二人に後衛二人。最高のバランスだ

よし! このままシャルが前線で翻弄し、イシュトーが確実に仕留める。
俺が場面場面で罠に誘い込み、全体を見ながら指示を出す。
ヨーヘイは味方の基礎能力向上と敵の身体能力ダウンの補助に回ってくれ」










じー……







「どうした? 嬢ちゃん? 何か不服でもあるのか?」










「ねぇ、もう一回言って?」









「あぁ? わりぃわりぃ、上手く伝わってなかったか。

このままシャルが前線で翻弄――」










「そこ。もう一回」












「前線で――」








「違う。名前」








「……シャル?」












パァアアアア……!

「うん!うんうん!もう一回もう一回!」









「シャル」








「もう一回!」








「シャル……って、おい。一体なんだっつーんだ?」











「えへへへへー」











「……何かめっちゃ懐いてる様に見えません?」








将校「国境から離れる左舷には地雷原は無いはずだ!左翼部隊!全軍突撃!」











「だぁー! もう! 押してきちまったじゃねーか! 遊んでる場合じゃねぇっつーの!

ヨーヘイ! 指揮を頼むぞ! 俺もオフェンスにシフトする!」











「このアホに指揮出来るのぉ?」












「おい! 待てコラァ! 俺様は奇策師の個性を奪ったら何も残らねぇ程の天才軍師様だぞ! こんちくしょー!」











「……確かに信頼してるが、自分でそういうこと言うのはどうよ?」











「……え? 色々残るわよぉ? ほら、人間の負債的なものとか」












「わーお、マジかよー。泣くぞ? いい歳こいた男がわんわん泣くぞ? このやろー」











「コントはそこまでだ。……あんまりつっこみばっかやってるとあほの子みたいに見えちまうしな。こっから先はマジだぜ。

こう見えても元・東欧最大の傭兵部隊のリーダーだった頃の矜持もある。

俺を止めたきゃ、猫の足音、女の髭、岩の根、熊の腱、魚の息と、そんでもって鳥の唾液でも持ってくるんだな。

かつての賢狼! 忠義を誓い! 主に徒名す全てをその鋭い牙で噛み砕いた!

人間では辿り着けない領域をとくと見せてやるよ! 行くぜ! オセー!」









クチャクチャ……





ゴキュ









「おぇええええ……まっず! きもちわるぃ……」













「……! デュラス様の姿が……!」











(……さま?)

「”オセー”は食べた生き物に変身する能力。今のデュラスさんは人間の知能を持ちながら狼の運動能力を誇る……いわば”獣の王”です」












「変身する度、生肉食わなきゃいけないとか、俺は御免だなー」











――デュラス=ルーピの誕生は祝福されたものでは無かった。









「ゥウワォオオオオーン!!」





ザッ!







――彼の母は優れた遺伝子を求める余り、金の力で子供を創る事を選んだ。













「イシュトーとおっぱいメロンちゃんは旦那の軌跡を覚えてくれ! あの通りに走れば地雷は避けられる!」







――試験管で産まれ、売られた子種で出来た少年。










「ちょっとどうなのそういうの?」






――少年。デュラス=ルーピの父親は、名も顔も亡い……単なる白濁液だった。










「だぁー!デカメロンだかパンデミックだか知りませんが、こんな所で揉めないで下さい! とにかく落ち着いて!」







――優秀な遺伝子を売買する商業施設で産まれた少年は











「シャル! イシュトー! 左右に展開しろ! 俺を中心にして50mには火薬源はねぇ!」







――その金額に対し、決して母の期待に沿える出来では無かった。









「はぁい♪」      「了解!」









――当然、母は自身の望んだ理想を叶え様と、何度も何度も少年に”優秀である事”を強要した。









続く










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最終更新日  2011年10月12日 00時59分46秒
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