雑 草 乃 如

雑 草 乃 如

September 28, 2006
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テーマ: 鬱病(2268)
カテゴリ: 鬱病


あくまでも「決意」であって「実行」とは限らないので(苦笑)



この頃、我が家の家庭について、何故か書いてますが・・・

実際はたいした家庭ではないです

まぁ、当然@こデブは今日でテスト終了~なので、また羽伸ばすか、部活に明け暮れるかになるでしょうし

@旦那も、もやは半分落ちてます(酔っ払いという話だけですが)





ただ、自分の家庭もそうですが、@実家でも何故か病気に理解がある

でも、理解があるというより、理解せざるを得なかった環境にあるかもしれません

勿論、父親の仕事の関係、@旦那の仕事の関係もありますが・・・



自分の亡くなった父親は、膵臓癌で亡くなりましたが、その前に結構デカイ手術なんぞしています

確か、胃を1/3摘出し、十二指腸と確か小腸も摘出し、胃と大腸を繋げる手術をしました

なので、膵臓に癌が見つかったときには、胃に転移した=大腸にも転移したわけで・・・リンパまでも転移し、癌とわかったときにはステージ4でした

余命3ヶ月・・・その医師の言葉とおりに、11月の寒い時期、病院で息をひきとりました

我が家は今の時代にふさわしくない、そんな育てられ方なんぞしました

兄=(たいした事ない)本家の跡取として、祖父からお念仏の如く、その言葉を繰り返し言い聞かされて育てられ、自分と弟はのほほんと生きてきたわけです

なもので、父の死後、兄は、兄であり、父であり、一家の長となった訳です

ある意味兄の言葉は「鶴の一声」状態で、何かの行事でも、兄が「行く」となれば、自分も弟も行く・・・しかし、兄が「行かない」になると、自分も弟も行かない

そんな感じで、兄弟なのに、何故か兄には一目おいてました

というより、全部兄に「任せた」もので、自分も弟も何かの行事があっても



「さっき、挨拶されたけど、あれって誰?」



状態でした(汗)

そんな中、兄貴は「急性骨髄性白血病」になり・・・父親と同じように「余命3ヶ月」の宣告を受けました

癌との父の戦いも壮絶でしたが、兄の白血病との戦いも壮絶なものでした

勿論「寛解」に至らないと、そのまま「死」という事に直結しますし、1回の「寛解」で移植が出来るわけでもなく

数回の「寛解」の後に、初めて移植という事になるのです

かといって、「移植」したからといって、そこで治るというわけではありません

「ドナー」の骨髄が患者に着床(癒着)し、そこから、新しい血液を自分の力で作り出すまでは「移植成功」にはらないのです

その間、兄はいつも思っていたそうです



「何故自分はこんな病気になったのだろう・・・

何故自分はこんなに苦しまないといけないのだろう?

自分が何をしたというんだ?何故毎日「死」という言葉に怯えなければいけないのだろう?」




「今はまだ死にたくない!生きたい!」



病床にいる間、「無菌室」の中で、ほとんど意識朦朧とする中、ずっとそう思っていたそうです

「生きたい・・・生きて病院から出たい」と・・・

白血病の「寛解」の目安は一応5年です

兄は今年1月、移植から5年を迎えました

でも、まだ色々な制約があります

最初は食べ物の制約(菌類・なま物等はダメ)日光に当たる事もダメ・土を触る事もダメ

今でも、長時間日光に当たる事も出来ないし、土に触る事もできません



弟も、一時・・・何も語らなかったのですが、欝っぽい時期がありました

今まで、何かあれば連絡をしてきたにも関わらず、こちらから、誰が連絡しても、音沙汰なし

最後には「親兄弟と縁を切りたい」そんな話までしてきました

理由をつけて、@旦那が我が家に呼び出し、その時に、色々と話をしたら・・・号泣しました

理由は書きませんが、男泣きというのは本当にこのことなんだろうか?

そう思うほど泣きました

それから暫くして、落ち着いたのか・・・というより、自分が兄に連絡をして、兄に全て任せたのですが(こういう時は男兄弟のほうが良いかと)

昔、小学校の時に、弟は軽い「癲癇」になりました

そう、引越しして、言葉は通じない、そして、担任による弟のみへの攻撃

その担任の間、弟は、一時神経を病んだようです

今まで弟のことには触れませんでしたが・・・



そして、@旦那も心に深い傷をおっています

妻子を亡くしたという事は、度々日記に書いていますが、書いていないこと

@旦那は妻子の死を目の前にしました

どうすることも出来なかった自分を、責めて・責めて・責め捲くったそう思います

自分、よく@旦那が欝とかにならなかった・・・喪が明けて、すぐに現場復帰したと思います

いや、逆にそうしないと壊れてしまいそうな自分が居たのかもですが・・・



自分も再婚当初から「欝病」でした

でも、我が家では実家を含め、本当は何事もなく、「絆」が強いのが一番なのでしょうが



家族の様々な病気により、絆が深い

そして、傷を背負った者の集まりだから、傷がわかる




だと思います

実家には2人の「知的障害」をもった人がいます

1人は先天性・・・もう1人は出産の時に、脳に酸素がいかなくなったための障害です

そして、亡くなった父も、今は兄も、そういう子供達に接する仕事をしています

また@旦那もそういう人たちと多く接しています



先日@こデブが雨のため、バスで帰宅する時に、近くの養護学校の生徒さんが同じバスに乗ってきたという話をしました

とりあえず、行き先のバスには乗れたようで、先にその子供達が乗っていたようなのですが、バスの中で、奇声ともつかない言葉と叫びを発したそうで

自分に聞いてきました



「そういう時にはどうしたらいいの?隣のおばさんは『うるさいから静かにして』って言ってたけれども、聞けないようだし、かといって『静かにしようね』といっていいものか?

もしかしたら、高校生のイジメというか、差別でそう発したととられる場合だってあるじゃない?」


正直回答に困りました・・・

@こデブに重度・中度・軽度といってもわかる訳もなく・・・幾ら子供の頃に父の仕事の関係で、そういう子供達と触れ合ってきたとはいえ、そこまでの知識などあるわけがないのですから

なので・・・

「う~ん・・・多分、その子はバスには乗る事ができて、いつもと同じところで降りる事は出来るんだと思うのね

ただ、そういうバスの中で静かにという事は学校でも教えているんだと思うけれども、そこまでまだ理解できない子なのかもしれない

だから、その場合は『静かにしなさい』じゃなくて『みんなが乗っているから、ちょっと静かにお姉ちゃんと話しをしようか?とか、どこまで行くの?もう少しで降りるところだと、忘れちゃうかもよ?』という感じで話したらどうかな?と


「あ~そうか・・・そういう言い方したらいいんだ」

いや、間違っているかもしれないけれども、@こデブの素朴な質問に、重度とか軽度という話をしても、こんがらがってしまうと思い、そう答えましたが

ただ・・・

「うるさいから静かにしなさい!」

確かにそうかもしれませんが・・・まだ色々な意味で、外見上病気の人はわかるけれども、内面的な病気、そして、そういう学校に通っている子供達への理解というものが、まだ出来ていないんだろうなぁ・・・と思ったりしました



ただ、昨日の夜は「今日のうちに寝れなかったけれども・・・」兄の言葉だけが頭の中をグルグルまわっていました



「何故自分はこんな病気になったのだろう・・・

何故自分はこんなに苦しまないといけないのだろう?

自分が何をしたというんだ?何故毎日「死」という言葉に怯えなければいけないのだろう?」




「今はまだ死にたくない!生きたい!」



「死」を目の前にした兄の言葉・・・昨日はベットの中で、重く自分の中にこだましていました

「死」を心の中で願っている自分(深層心理)そして、逆に「死」を見つめて「生」を願った兄・・・

「死」と「生」は両極端・・・でも、どちらも人生のうえで、必ず訪れるもの

「死」を選んで人生リタイヤするか・・・「生」を選んで、残りお迎えがくるまでラクあり、谷ありでも乗り越えていくか

それを決めるのは、誰でもない・・・自分だ



ただ、実家含め、今の自分の家族含め、我が家では誰かが体と心の病を抱えた

だから、誰も自分を責めない

「病気」に誰もならなかったら、わからなかったかもしれない・・・家族の様々な想い

我が家では、何故か病人が多い・・・失った者も居る・・・失いかけた者もいる

その代償といっては御幣があるかもしれないが、「家族の絆と理解」を得ているような気がする

自分を含めてだけれども・・・「死」という言葉が脳裏をよぎったら

自傷したくなったら・・・薬を飲み干すような行動に出たくなったら



「今はまだ死にたくない!生きたい!」



「死」を前にした、実兄の本当の心からの願い・叫びを思い出して欲しい・・・


そして、自分もだけれども、みんなにも「ブログを通してだけれども、理解してくれている仲間がいる

会った事もない、顔も知らない、直接話しをした事もない

でも、みんな自分のことのように心配してくれる・・・そんな仲間が大勢いる

誰もが決して一人ではないのだから・・・泣き言を言っても支えてくれる大勢の仲間

ブログの中にはそんな仲間の想いが沢山詰まっているのだから・・・」







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Last updated  September 28, 2006 10:42:50 PM
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通りすがり@ Re:多数の手の水ぶくれ?(謎の物体)(08/15) 私も今日いきなり水疱が手にできてなんか…
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たっちゃん@ これマジだった! 生マOコ気持ち良過ぎだぁぁぁぁぁぁぁぁ…
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