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2557
ガガーリン/世界を変えた 108
分
※
ジャケット(オモテ面)
【 スタッフ 】
監 督 パヴェル・パルホメンコ
製 作 オレグ・カペネツ
脚 本 オレグ・カペネツ
アンドレイ・ドミトリエフ
撮 影 アントン・アントノフ『ダークワールド』
音 楽 ジョージ・カリス『ハイランダー ネク
スト』
【 キャスト 】
ヤロスラフ・ジャルニン『メトロ
42
』
ミハイル・フィリポフ
オルガ・イワノワ
ヴィクトール・プロスクリン
ナジェジダ・マルキナ『エレナの惑い』
ウラジミール・ステクロフ『ミッション:アルティメ
ット』
※ジャケット(ウラ面)
【 仕 様 】
型 番
MPF-12111
製作年度
2013
年度
製作国等 ロシア
原 題 Гагарин
.
Первый в космосе
発 売 ミッドシップ
販 売 元 ミッドシップ
配 給 ミッドシップ
価 格
----
字幕翻訳
----
吹替翻訳
----
吹替演出
----
日本公開
2014
年
12
月
20
日 全国劇場公開作品
リリース
2015.09.02
収 録 本編
113
分
サイズ他
16: 9 LB
ビスタサイズ
音 声 1.オリジナル
5.1ch [
ロシア語
]
2.日本語吹替
2.0ch
字 幕 1.日本語字幕
2.吹替用字幕
そ の 他 片面1層、
MPEG-2
、
COLOR
、複製不能、
DOLBY DIGITAL
、
2 NTSC
日本国内向、
DVD
、レンタル専用
映像特典 劇場予告編
※ディスク
【 ジャケット 】
オモテ面:
[ユーリー・ガガーリン生誕
80
周年記念]
想像してほしい。
前人未踏の宇宙飛行に挑んだ男の
本当の恐怖。そして、本当の勇気。
あなたの見たこの地球は、今も青く澄んだ
光に包まれていますか。
ウラ面 :
一人の青年が成し遂げた
108
分の偉業が、
世界を変えた――
全世界が歓喜に沸いた
新しい時代の幕開けの瞬間が蘇る!
漆黒の宇宙。太陽が顔をのぞかせた地球に、ヘルメットをかぶったガガーリンの顔に重なる。いい雰囲気だ。
でも、そこに記された惹句ほどには、本編には「本当の恐怖」も「本当の勇気」も描かれてはいない。だから、鑑賞後だとちょっと虚しい。いわゆる伝記映画だから劇的な描かれ方はしないから、まぁ当然と言えば当然か。そういう意味では、このフレーズは適切でないような気がする。(←オマエの感性が鈍いだけじゃないのか?)
【 感 想 】
「地球は青かった」
1961
年 4
月 12
日、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)は人類初の有人宇宙飛行に成功する。飛行士の名前は、ユーリー・ガガーリン。いまから 63
年前のことである。
そう、わずか
63
年前。そう遠くない昔だ。この間、ソ連は激動の時代だった。特に
1986
年のチェルノブイリ原発事故は、影響が大きかった。ゴルバチョフは冷戦終結に乗り出し、グラスノスチ政策やペレストロイカ政策をとった。これは東欧民主化を促し、リトアニアの武力衝突もあって
1991
年のクーデターを誘発することになる。クーデターは失敗に終わったが、ロシアとウクライナが独立を宣言してソ連は崩壊。その年末には全ての共和国が独立することになる。
そして、
20
年が経った
2022
年
2
月、ロシア連邦はウクライナに宣戦布告。いまも戦火は続いている。本作品の中で、ガガーリンの偉業を「
100
年先まで忘れられることはない」とフルシチョフ書記長が評価したが、そんなに長くないのかも知れない。ソ連が解体されたのと同じように。歴史とは残酷で移り気だ。
(
溜息
)
本作品は、ボストーク1号の打ち上げの朝から始まる。随所にユーリーの回想やボストーク計画の裏話が描かれる。登場人物は多いが、主にガガーリンと家族の姿、そして設計技師長の思いと決断が描かれる。観る前はもっと退屈かも知れないと思っていたけど、どのエピソードも深く踏み込んでいない。性格描写にとどめている。だから、鑑賞後の印象は「あっさり」である。
ただ一つ、強烈な印象を残したガガーリンの台詞がある。医師のカウンセリングを受けている時、「恐怖」という言葉にガガーリンが連想したのは「飢え」だった。ガガーリンが育ったのは貧しい時代、貧しい地域、貧しい階級なのは頭では分かってはいても、これはショックだった。彼の身長が
160cm
に満たなかったのは、そんな生い立ちに起因していたのかも知れない。(私自身、貧しい時代があったので、この言葉が刺さったのかも知れない)
ちなみに、有名な「地球は青かった」と言うセリフは登場しない。カプセルの中でガガーリンが地球を見た時に発した言葉かと思っていた。でも、違った。どうやらマスコミに向けたコメントだったらしい。ことほど左様に事実は正しく伝わらない。
(
苦笑
)
悪い作品ではないけれど、カタルシスも得られなかったので、ちょっとだけオススメってことで。
(
溜息
)
【 ロシア映画 】
『0149 ゾンビ・フィーバー』
『0757 72M』
『1373 ザ・コレクター』
『1689 ナイト・ガーディアンズ』
【 「ロシア映画」カテゴリー 】
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