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2024.11.24
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カテゴリ: ロシア映画

2557  ガガーリン/世界を変えた 108

ジャケット(オモテ面)

【 スタッフ 】
監  督  パヴェル・パルホメンコ
製  作  オレグ・カペネツ
脚  本  オレグ・カペネツ
      アンドレイ・ドミトリエフ
撮  影  アントン・アントノフ『ダークワールド』
音  楽  ジョージ・カリス『ハイランダー ネク
      スト』
【 キャスト 】
ヤロスラフ・ジャルニン『メトロ 42
ミハイル・フィリポフ
オルガ・イワノワ
ヴィクトール・プロスクリン
ナジェジダ・マルキナ『エレナの惑い』
ウラジミール・ステクロフ『ミッション:アルティメ
      ット』


※ジャケット(ウラ面)

【 仕  様 】
型  番   MPF-12111
製作年度   2013 年度
製作国等  ロシア
原  題  Гагарин .
Первый в космосе
発  売  ミッドシップ
販 売 元  ミッドシップ
配  給  ミッドシップ
価  格   ----
字幕翻訳   ----
吹替翻訳   ----
吹替演出   ----
日本公開   2014 12 20 日 全国劇場公開作品
リリース   2015.09.02
収  録  本編 113
サイズ他   16: 9 LB ビスタサイズ
音  声  1.オリジナル 5.1ch [ ロシア語 ]
      2.日本語吹替 2.0ch
字  幕  1.日本語字幕
      2.吹替用字幕
そ の 他  片面1層、 MPEG-2 COLOR 、複製不能、
DOLBY DIGITAL 2 NTSC 日本国内向、
DVD 、レンタル専用
映像特典  劇場予告編


※ディスク

【 ジャケット 】
オモテ面: [ユーリー・ガガーリン生誕​ 80 周年記念]
       想像してほしい。
       前人未踏の宇宙飛行に挑んだ男の
       本当の恐怖。そして、本当の勇気。
あなたの見たこの地球は、今も青く澄んだ
     光に包まれていますか。
ウラ面 : 一人の青年が成し遂げた 108 分の偉業が、
     世界を変えた――
       全世界が歓喜に沸いた
       新しい時代の幕開けの瞬間が蘇る!

漆黒の宇宙。太陽が顔をのぞかせた地球に、ヘルメットをかぶったガガーリンの顔に重なる。いい雰囲気だ。
でも、そこに記された惹句ほどには、本編には「本当の恐怖」も「本当の勇気」も描かれてはいない。だから、鑑賞後だとちょっと虚しい。いわゆる伝記映画だから劇的な描かれ方はしないから、まぁ当然と言えば当然か。そういう意味では、このフレーズは適切でないような気がする。(←オマエの感性が鈍いだけじゃないのか?)

【 感  想 】
「地球は青かった」

1961 4 12 日、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)は人類初の有人宇宙飛行に成功する。飛行士の名前は、ユーリー・ガガーリン。いまから 63 年前のことである。

そう、わずか 63 年前。そう遠くない昔だ。この間、ソ連は激動の時代だった。特に 1986 年のチェルノブイリ原発事故は、影響が大きかった。ゴルバチョフは冷戦終結に乗り出し、グラスノスチ政策やペレストロイカ政策をとった。これは東欧民主化を促し、リトアニアの武力衝突もあって 1991 年のクーデターを誘発することになる。クーデターは失敗に終わったが、ロシアとウクライナが独立を宣言してソ連は崩壊。その年末には全ての共和国が独立することになる。

そして、 20 年が経った 2022 2 月、ロシア連邦はウクライナに宣戦布告。いまも戦火は続いている。本作品の中で、ガガーリンの偉業を「 100 年先まで忘れられることはない」とフルシチョフ書記長が評価したが、そんなに長くないのかも知れない。ソ連が解体されたのと同じように。歴史とは残酷で移り気だ。 ( 溜息 )

本作品は、ボストーク1号の打ち上げの朝から始まる。随所にユーリーの回想やボストーク計画の裏話が描かれる。登場人物は多いが、主にガガーリンと家族の姿、そして設計技師長の思いと決断が描かれる。観る前はもっと退屈かも知れないと思っていたけど、どのエピソードも深く踏み込んでいない。性格描写にとどめている。だから、鑑賞後の印象は「あっさり」である。

ただ一つ、強烈な印象を残したガガーリンの台詞がある。医師のカウンセリングを受けている時、「恐怖」という言葉にガガーリンが連想したのは「飢え」だった。ガガーリンが育ったのは貧しい時代、貧しい地域、貧しい階級なのは頭では分かってはいても、これはショックだった。彼の身長が 160cm に満たなかったのは、そんな生い立ちに起因していたのかも知れない。(私自身、貧しい時代があったので、この言葉が刺さったのかも知れない)

ちなみに、有名な「地球は青かった」と言うセリフは登場しない。カプセルの中でガガーリンが地球を見た時に発した言葉かと思っていた。でも、違った。どうやらマスコミに向けたコメントだったらしい。ことほど左様に事実は正しく伝わらない。 ( 苦笑 )

悪い作品ではないけれど、カタルシスも得られなかったので、ちょっとだけオススメってことで。 ( 溜息 ​)

【 ロシア映画 】
『0149 ゾンビ・フィーバー』
『0757 72M』
​​​ 『1373 ザ・コレクター』
『1689 ナイト・ガーディアンズ』
​​
【 「ロシア映画」カテゴリー 】






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Last updated  2024.11.24 10:49:33
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