熊本 ひかりゼミナールのブログ

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2024/04/21
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カテゴリ: 小中学生の勉強
中3、15歳くらいになると
色々なことについて自分なりの考えを持つようになる。
いや、持ってほしい。
自分自身が中学生当時に教えてほしかったこと、
知っておけばよかったことを伝えようとしている。

土曜日中3は国理社の授業。
今日の社会は日清・日露・第一次の戦争シリーズ。
テストの点数だけならばゴリゴリ暗記させればいい。
でも、ここらへんは日本人として知っておくべきことも多い。


「韓国併合」
中学生に用語だけ覚えさせたら、その重要性が伝わらない。
韓国という国が1910年から35年間、世界地図から消えたということ。

恐らく全ての韓国人が知っていること。
日本が韓国を植民地化して、日本の一部にしたということ。

歴史上の出来事に対して、若い世代がいつまでも自虐史観を持つ必要はない。
しかし、相手は知っている、自分は知らないでは今のイジメと同じ構図。
そのような歴史を知ったうえでこれから大人になればいい。


エルトゥールル号事件」
これは知らない人がいるかもしれないので、詳しくは​ こちら ​(Wikipediaより)
​​ 自分自身がこの話は塾屋を始める前は知らなかった。 ​​

30年ほど前、海外生活中にトルコ人と飲む機会があった。
日本・イングランド・イスラエル・トルコと、
宗教的にも民族的にカオスなメンバー。
そのときに、トルコ人がやけにフレンドリーだった。
​(このメンツだったらトルコにとって日本がNo.1になるのかな)​
色々と話してきた中に、今思えばエルトゥールル号の話があった気がする。
当時はトルコの学校の教科書にも掲載されていたらしい。

今のようにネットですぐに調べられる環境がなかった時代。
図書館で調べるようなマメな性格は持っていない。
数年経って、この仕事をするようになってエルトゥールル号の話を知った。
今の中学校の歴史の教科書にも載っている。
でも、学校では全く触れないだろう。

しかもこの話には続きがある。
イラン・イラク戦争中にトルコが日本を助けてくれた話。
当時の駐日トルコ大使の
「エルトゥールル号の借りを返しただけ」というコメントは痺れる。
こんな話こそ、中学生に知っておいてほしい。


「親日国・台湾」
これまた過去に日本が植民地としている。
植民地化しているが、「台湾=親日」のイメージがある。
韓国同様にインフラの整備や教育など、国が発展する手助けをした一面もある。
しかしそれ以上に重要なのは、
「中華民国」と「中華人民共和国」の成立の歴史だろう。

TSMCの件もあり、今後は熊本で台湾との交流を持つ可能性がある。
日本にとって政治的にも重要な国になる。
台湾の根底にある歴史観も知っておいてほしい。


たかが塾の授業で今すぐに何かが変わるとは思っていない。
頭の片隅にでも残っていれば上出来。
過去の卒業生では、成績に関係なく意外な生徒が海外生活をしていたりする。
今後の成長過程で、何かのきっかけで海外に出ることもあるだろう。

今の中高生が大人になるころには、昭和や平成以上に国際化が進む。
自国の歴史、他国の歴史、日本との関係性を理解して、
自分なりの意見を持って国際社会に出るように!


【今日のワンコ】

雨の中 ボールをはやく 投げてほしい
散歩が仕事ならば、ボール遊びは部活。
どっちもそう簡単には休めない。​

コーギー、正式名称はウェルッシュ・コーギー・ペンブローク。
ウェルッシュ=Welsh(ウェールズの)
ウェールズはイギリスを構成する4つの国の1つ。
アングロサクソン人のイングランドのエリザベス女王がコーギー飼ってたのは、
ケルト人のウェールズ・スコットランド・北アイルランドを懐柔する目的、ってのは考えすぎか。​ ​​





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Last updated  2024/04/21 02:42:56 AM
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