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October 7, 2005
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カテゴリ: 生き方を学ぶ:本
華岡青洲の妻

Gママ さんが紹介されていたので面白そうだなと思い読みました。有吉佐和子の作品です。

曼陀羅華と鳥頭を主成分としている睡眠薬を実験に飲むお話。華岡雲平(青洲)は世界で始めて全身麻酔で手術をした人。
青洲は妻(加恵)と母(於継)の両方に実験台になってもらうと約束したが、結局は妻にだけ薬を飲ませることになる。母にはちょっとだけ薬を入れる。

私には青洲がなぜ、妻のほうを選んだのか、その決断過程を知りたかったのですが、この本は妻を主人公として心の動きがわかるようになっているのだから、青洲の心の動きはわかりません。
母は実験台に選ばれなかったことで戦いに負けた自分をどう思ったのか。コレも興味を持っていました。

始めは、加恵が母の於継の美人で利発なところにあこがれて、お互いに実の母と子以上の気持ちになっている、という前半のシーンですので、後半、青洲が京都から帰ってからの於継と加恵の心変わりがいっそう目立ちます。

妻と母が怒鳴りあって自分を実験に使って欲しいと訴えるシーンがクライマックスと思っていましたが、長女小弁が亡くなってからの加恵の生き方にジーンときました。

妻と母の戦いの話ですが、当時の男の生き方と女の生き方の違いが非常によくわかりました。
読み終えたときにすがすがしさはありませでした。当時の時代背景を考えるとこれは当然のことかも知れません。有吉佐和子さん、切ない本を書きますね。



私の周りでも、たくさんの人が読んでいたのですが、不思議なことに、この本は女性の方が読まれた方が多いようでした。

<主な登場人物>

華岡雲平(青洲)
加恵(かえ):青洲の妻
於継(おつぎ):青洲の母

華岡直道:青洲の父
於勝:青洲の妹、加恵と同い年、乳癌で死亡
小陸:青洲の妹、血瘤で死亡
良平:青洲の弟

小弁:青洲と加恵の長女、子供の時に死亡
雲平:青洲と加恵の長男(青洲が自分の通り名を与えた)


民(たみ):加恵の乳母
妹尾佐次兵衛:加恵の父

華岡青洲の妻
世界で初めて全身麻酔に挑み、乳がんの摘出手術に成功した江戸後期、紀州の名医、華岡青洲。その成功に不可欠だった麻酔薬の人体実験に、妻と母は進んで身を捧げた。だが、美しい献体の裏には、青洲の愛を争う二人の女の敵意と嫉妬とが渦巻いていた…。



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Last updated  October 7, 2005 08:40:51 PM
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