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寄稿文の保存の第2弾、今回は2016年11月に行った燕温泉「樺太館」の巻き~。
さっそくいってみよー!
おー!
温泉野天風呂好きな人にお薦めの鄙びた秘湯の宿 燕温泉「樺太館」
妙高山の登山口でもある燕温泉。樺太館に到着するまでに登山と思しき人々何組ともすれ違いました。ロッジ風の樺太館は温泉街の入口にあり、すぐに見つかりました。
駐車場に車を停めて雪国を思い起こさせる玄関前の階段を数段上り、靴を脱いでフロントでのチェックインです。
最上階(とはいえ 3
階です)の「もみじ」の部屋に案内していただきました。階段のみなので足腰の弱い方には厳しいかもしれません。
2
階から 3
階への階段へ行く途中、共同の洗面所がありましたので 2
階のお部屋はトイレと洗面が部屋にはないと思われます。
「もみじ」の部屋はウォシュレットのトイレが付いています。窓側に洗面台の付いた縁側があり、テーブルと椅子が置かれています。座卓は炬燵になっていました。鍵は一部屋にひとつでした。
遅くなるかもしれないと伝えていたので部屋にはすでに布団が敷かれていました。
窓から見える景色は雄大です。まだ混み合う時間ではなかったせいかもしれませんが、山の名前などを細かく説明していただきました。
部屋でお茶を淹れていただきお茶菓子をいただきました。お茶菓子は笹の葉に包まれたゼリーのような和菓子です。
温泉街から少し離れたところに野天風呂がふたつあり無料で入浴できます。浴衣と丹前に着替えて宿から近い方の「黄金の湯」に向かいました。
こちらは男女別になっていて脱衣所もあるので女性でも入りやすい野天風呂です。
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月の少々寒い日でしたので登山の帰りに立ち寄る人はいらっしゃいましたが、浴衣に丹前姿で野天風呂に来ているのは自分たちだけでした。
かけ流しの白濁した湯が気持ちいいのですが、外気温が低いためか温度が低めでしばらく浸かって温まりました。温泉から妙高山が見え、反対側も落葉した樹が多かったのですが樹々の中の野天風呂の雰囲気は抜群です。
温泉を出てから少し先の惣滝(そうたき)の見えるところまで行ってみました。少し遠いのですが、正面に見えました。荒々しい岩から80メートルの落差のある滝は見ごたえがありました。
寄り道をした割りに温泉でじっくり温まったので帰りは宿までぽかぽかとしていました。
夕食の前に館内の温泉も利用しました。こちらは男女別の内湯で露天風呂はありません。着替えを置ける棚と脱衣籠、洗面台が2台、ドライヤー1台の簡素な造りです。浴槽もこぢんまりとしていますが白濁の源泉かけ流しのいい温泉です。
加温・加水・循環・消毒なしの表示があります。
食事は夕食・朝食とも食事処「むつはな」でいただきます。一枚板の丸いテーブルに4脚の椅子。ビールをお願いしたら、小さな丸テーブルを設えてくださいました。
食事は地元の山菜などの食材をふんだんに使われていて、旅行者には嬉しいメニューでした。盛り付けも美しく、秘湯の宿ではないような多彩な料理に感激しました。
お酒のメニューが豊富でお好きな方なら嬉しいラインナップかと思います。
デザートは手作りの甘い干し柿でした。
朝食は旅館の一般的な和朝食でした。卵料理が卵焼きではなく蒸し物風のポーチドエッグ、魚は焼き魚ではなく甘露煮でした。
初めて見たのですが、湯豆腐を取るのに便利な竹製の道具があり、崩さずに器に移すことができました。
食後にホットコーヒーをいただきました。最近は和朝食のみの旅館でも朝食のあとにコーヒーをいただける宿が増えている気がしますが秘湯の宿ではあまりないのでとても嬉しいサービスでした。
「日本秘湯の宿」のスタンプを集めているので「日本秘湯の宿」のホームページからの予約です。トイレ付の客室 2 名利用、夕朝食付きでひとり 17,430 円(消費税・入湯税込)でした。
館内に露天風呂がないので露天風呂を愉しむには好天に恵まれないと残念かもしれません。