ヒメカブトStyle

ヒメカブトStyle

フィリピン共和国

・Luzon島(Xylotrupes philippinensis philippinensis)
Luzon島上
Luzon島横
Luzon島拡大
Luzon島♀上
Luzon島♀横♀横
 ♂52mm(2004.12.6購入) F1♀(2006.羽化) Quezon州

 ルソン島のフィリピンヒメカブト。以前はgideonの亜種でしたが、体の特徴とゲニタリアの差からめでたく種に昇格しました。
 島嶼の亜種なのに体は大きくならず、頭角は胸角と同じぐらい長く伸び、頭角の突起は尖らずに緩やかです。
 ゲニタリアはX.gideonに比べ細く、X.inarmatusに似ていますが、先端部はやや開きます。
 ルソン島にはX.lumawigiも生息していますが、どのように住み分けているかは不明です。標高でしょうか?

 写真の♂は野外品、♀はF1になります。


・Luzon島(Xylotrupes lumawigi)
ルソン島Nueva Vizcaya州1
ルソン島Nueva Vizcaya州2
ルソン島Nueva Vizcaya州3
 Jun.2007 ♂60.5mm Nueva Vizcaya州 (2008.6.3購入)

 2002年に記載された種。
 特徴はX. philippinensisと異なり、体は大きく、横幅もあります。
また、頭角は伸びず、突起もありません。頭角の先端は大きく開き、ルソン島のハビロヒメと言った感じです。
体の太さの割りに胸角が細いのも変わっています。
上羽の艶は同島のギデオンより弱く、日本産のカブトムシと同じ程度です。

 Panay島、Negros島、Cebu島、Samar島にも似たようなヒメカブトが居ますが、あちらの方がX.gideonに近い特徴をしています。
しかし、その個体群がX.pubescens beaudetiだった場合、体型の似ているX.lumawigiは亜種降格されてしまう可能性があります。


・Mindoro島(Xylotrupes philippinensis philippinensis)
♂1
♂2
G-4
 May.2007 ♂53mm Mt.Halcon (2008年3月26日購入)

 ルソン島の南、ミンドロ島産です。Mt.Halconとなっているので、北部ですね。
 頭角、胸角とも伸び、完全にフィリピンヒメカブトの特徴を持っています。
 ゲニタリアは小さく、細めで真っ直ぐ伸び、先端部中央は内側にカーブします。


・Camiguin島(Xylotrupes philippinensis philippinensis)
Camiguin島上
Camiguin島横
Camiguin島拡大
 May.2005 ♂35.5mm (2006.9.24購入)

 ミンダナオ島の北に位置するCamiguin島の個体。
 目立った特徴はありません。
 マイナー産地にも関わらず、大型個体です。


・Samar島(Xylotrupes pubescens beaudeti)
♂1
♂2
G-4
 Nov.2007 ♂43.5mm Mt.Mag say-say (2008年6月3日購入)

 フィリピン北中部、サマール島の個体。
 2006年にSilvestre様により記載されました、ケブカヒメカブトの亜種になります。
 特徴はX.philippinensisとは異なり、頭角は伸びず頭楯もありません。頭角先端部も大きく開きます。
また、原名亜種の様に毛深くありません。
 Panay島、Negros島、Cebu島産も同系統と思われます。
 体色は♂♀とも褐色で、ゲニタリアの先端部は、側部、中央とも真っ直ぐに伸びます。


・Cebu島(Xylotrupes pubescens beaudeti)
Cebu島上
Cebu島横
Cebu島拡大
Cebu島♀上♀ 
Cebu島♀横♀横 
 10.Dec.1993 ♂55.5mm ♀32.5mm Argao (2006年9月24日購入)

 フィリピンの中部にある、セブ島の個体。日本人の採集品のようです。
 Samar島産と同じくX.philippinensisとは異なり、頭角は伸びず頭楯もありません。頭角先端部も大きく開きます。


・Mindanao島(Xylotrupes pubescens pubescens)
Xylotrupes pubescens上
Xylotrupes pubescens横
Xylotrupes pubescens拡大
Xylotrupes pubescens♀上
Xylotrupes pubescens♀横♀横
 Mar.2002 ♂56.4mm ♀35mm Davao・Monkeyo

 X.pubescensの基産地、ミンダナオ島の個体。和名はケブカヒメカブトです。
 和名の通り♂♀とも毛深く、♂の頭角は伸びず先端部は大きく開き、突起はありません。


・Bohol島(Xylotrupes pubescens pubescens)
♂1
♂2
 Jul-Aug.1989 ♂46.5mm (2008年12月29日購入)

 ミンダナオ島北のボホール島の個体。
 1匹しか持っていないため亜種の判別が出来ませんが、一応ミンダナオ産と同亜種ということにしておきます。

 ゲニタリアの摘出はいつになるやら・・・


・Sibuyan島(Xylotrupes pubescens sibuyanensis)
シブヤン島ケブカヒメ上
シブヤン島ケブカヒメ横
シブヤン島ケブカヒメ拡大
 1980 ♂44.6mm

 ケブカヒメカブトのロンブロン州亜種?名前からしてシブヤン島のX.pubescensはこれに該当するはずです。
 ミンダナオ島の基亜種の次に多く流通していますが殆どが♂で、生き虫は無いのではないでしょうか。
 サンプルが少ないのではっきりとは言えませんが、ミンダナオ産よりも体が四角いような気がします。

 採集データが年号だけというのが寂しいです。


最終更新2012.10.5

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