新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年02月25日
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おやおや、桜井淳が叩き出されたみたい。

WEB上で、aquarianと称する人物が桜井淳氏の旧知だったらしい。知人として当事者同士の内側から桜井淳の急所めがけて干戈を交えた様子。その集約が以下の「言い過ぎだよ、桜井淳」というログに求められるようだ。おお、ついに知人側から撃墜されちまったのか。

sakrai-kiyoshi-image111.jpg

2006/12/31
言い過ぎだよ、桜井淳


第3パラグラフについて、多少経緯を耳にしている。明かしてもいいだろう。
電力界、原子力産業界は、当時原発安全問題について、いわゆる反原発派の論客に悩まされていた。広瀬隆、高木仁三郎などである。原研などにいる安全問題専門家が対応したが、しょせん原発推進派とのレッテルを貼られていて、旗色が悪い。反原発でもなく、推進の色も付いていない、いうなれば中立の評論家を育てて、毒の強い反原発派の論客に対抗させよう。森一久はそのように考え、すでに頭角を現しつつあった桜井を使おうとしたようだ。 マスコミも、反原発論者のあまりに旗色のはっきりしたコメントよりましと、桜井を便利に使いはじめた。彼もその流れにうまく乗って、原子力界にとって比較的無難な役割を演じてきた。そんな流れで今日まで来ている。

 彼自身から聞いた話だが、電力会社は事故・トラブルがあると、幹部クラスが技術の
専門家を連れて、いち早く彼の自宅に直行してくるそうだ。マスコミが彼のコメントを求めに来る前に、電力側の言い分を彼の耳に入れておこうというわけだ。あるいは彼を事故現場に招き、現場を見せる。こんな関係が、電力会社と彼との間にあるようだ。それをどう判断するか、読者におまかせしよう。

 私がここで特に問題としたいのは、引用した彼の文面の第1パラグラフである。私は、彼が組織の中で、どのような立場にあったかをかなり知っている。その私の目からすれば、
「日本でも代表的な巨大科学を推進する日本原子力研究所に就職し、10年弱、研究
論文を書く過程を通し、組織のメカニズムだけでなく、監督官庁・大学・主要企業との相互
作用メカニズム、さらに、欧米の政府機関・大学・研究機関・企業とのメカニズムも把握
いたしました。」とは、いくら何でも書きすぎだろう、といいたい。私は彼の直接の上司だったことはなかったと記憶するが、ある程度の事情は知っている。私がその組織にいた時期に、彼は「研究員」だったことはない(その後、そのようになったのかもしれない。それが彼の書く「10年弱」だろうか)。
研究所だから、研究員という職能的な身分は明確である。彼は別の職種で雇用されていた。そのような職種を、研究員と差別し、見下していっているのではない。それはそれで重要な役目を担っている。ただ職能は明らかに違うのだ。したがって、彼が研究グループのリーダーであったり、上位の責任ある立場にあったこともない。彼が組織内で重要な企画を提案したり、決定に関与したことはないだろう。また組織の立場で、監督官庁や主要企業と対したことも、おそらく一度もないだろう。



ここで、書かれていることは87年頃にダイヤモンド社主宰で対談を実行した際に撮影されたビデオを見ながら当時、印象したことと重なる。これほど懇切丁寧に開示されなくても市井の市民だって、それほど間抜けというわけではないので桜井淳の発言には相当彼固有のと言って良いのか、御多分に漏れずというのかコンプレックス臭が濃厚だったのは見逃してはいない。

当然、彼が当時の講演の席でぶつけられた広瀬隆らが相当強敵だったのは間違いない。原子力界が「桜井を便利に使いはじめた」のだろうという件も、「彼もその流れにうまく乗って、原子力界にとって比較的無難な役割を演じてきた」というのも、ダイアモンド社のVHS一巻をみているだけでも、ほぼ何人にも見抜けるところだったと思う。

ただ、世間的には桜井淳はあのJR尼崎の列車転覆事故でふたたび妙に御座敷が増えてしまった。彼は、期せずして浮上した出番につい80年代の御座敷芸を多用し過ぎたのだろう。なにせ市民的無関心は、あの時代よりも一層深化している。警鐘を乱打したぐらいで世の中が、動くような事態には既になくなってきているようだ。






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最終更新日  2007年02月25日 22時52分18秒
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Re:桜井淳消える。(02/25)  
あの星野芳郎の一番弟子みたいなのを売り物にして
いた桜井淳に、ここまでコテンパンに叩きのめす
のは、ちょっと後ろから弾撃つみたいな雰囲気が
しないでもないけれど、、、


なにか逆鱗にふれたのでしょうか?


--引用------------------------
 最後にひとこと付言しよう。星野に類比するなら、桜井は彼の考えに信従する弟子の一人でも育てつつあるか。高木仁三郎のごとく同志を育て、没後にも影響を残すほどの技術運動を創出できているか。彼が大言壮語すればするほどに、彼の人柄が透けて見えて、せっかくの彼の正論(私はそれは評価している)すら、重みを失っていかないか。 (2007年02月25日 22時58分06秒)

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