新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年04月26日
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AV女優はビデオの中で本当にレイプされているのか?
社会問題になった途端に消えた女優リナ。行方を追って、ミロは卑劣な罠にはまる。
ミロ・シリーズ第二作。



作者のコメント
前作の応募作が駄目でも、もう一作と思い、選考にかけられている段階から自分で取材を始めた作品です 。アダルトビデオに出演した女性の人権を守ろうという運動をしている人を知り、自分でアポを取って会いに行きました。編集者など付いていませんでしたから、その頃の取材は当然のことながら突撃取材でした。ずいぶん迷惑がられたり、呆れられたりしたと思います。恥ずかしい限りです。
 村野ミロ・シリーズの第二弾ですので、話は続いているのですが、トモさんという新たな登場人物を作ったことで、小説的展開としては楽になりました。ミロを複雑な気持ちにさせる同性愛者の隣人トモさんは、ミロを助けたり、突き放したり、友人でも恋人でもなく、思うようになりません。その辺の人間関係のねじれが私好みだったのでしょう。余談ですが、トモさんは女性読者を獲得したみたいで、ファンレターをいただくと「トモさんとミロの会話が好き」という内容のものが多かったです。
 そこへ乱歩賞受賞の報せがあり、受賞後の混乱も手伝って、結局、書き始めるのがずいぶんと遅れてしまいました。翌年、やっと書き上がったのですが、「ミロと矢代が寝るところを書き変えたらどうか」という意見がありました。「32歳の女性なのだから、立場というより、個人的興味の方がそれを超えるのでは」と反論しましたが、『顔に降りかかる雨』同様、女主人公であることの不自由さも感じました。私としては、『顔に降りかかる雨』よりも心のねじれの多い分、またミロの失策がある分、とても好きな作品です。
(インタビュー・構成 ミッシー鈴木)



映 画
  『天使に見捨てられた夜』
1999年(日活)
監 督:廣木隆一
出 演:かたせ梨乃、大杉漣、永澤俊矢、田口トモロヲ、真行寺君枝、パンタ




このあいだ、桐野夏生のことをこのブログで書いた日。

40年近くつきあっている友人から電話があった。
実は、恒例の「無駄ばなし」。電話で年に2度ぐらいのペースで深夜まで長話することになっている。気まぐれな野良猫同士が、生ゴミをあさりに彷徨しながらすれ違うみたいなものなのだ。


彼といつも交わす話題は、もうこの日記と同様で森羅万象なんでもありという世間話のバトルロイヤルになる。彼は、産婦人科医でこちらは正体の分からないベンチャー支援標榜コンサル。実は、支援した会社の数よりも毀しにかかった企業の数の方が多いかもしれないという、ハカイダーである。キツイ、キタナイ、キケンという意味では大差ないのかもしれない。


今回は、1月に死んだオヤジの事で盛り上がった。


彼には、なにも隠すことがないのでありていにオヤジの実相をありのままに電話で口述描写していく。彼は、ほとんど何も私に語らせない前に「うちの父親と同類だね」と、言い切った。彼の父親と、うちのオヤジとは偏差値レベルでは相当ギャップがあるかと思うが、人種というのか人間のお品については酷似していたらしい。


ここで、わがオヤジの事や彼の父親の病院長の事を赤裸々に描写してもどうせ誰も信じないだろう。だから、最初から虚構なんだよ。小説なんだよ、と前置きして事実を語った方が理解されやすいと思う。作家ではあるが、桐野夏生は、たぶんそういう意味でわれわれと同種の生涯を送っている人間のような気がしてならない。そんな嗅覚が働く。








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最終更新日  2007年04月26日 21時37分01秒
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